スタート地点
こんにちわ、作者の璢夷と申します。
また完結していないのに新しいのを出してしまいました…(笑)
これはとある人生ゲームのお話。どこぞの曲と似てなくもないですが、パクりではありませんよ←
だって11人も居ないし、
一回目の人生が退屈なんて思ってないですし!
ロリ○ン教師も盲目のピアニストも居ませんよ~
(何だか分かった方はいらっしゃるのか…?)
てな訳で!
今回もファンタジーです多分。
魔法とか使う話が作りたかったんですが、中々上手くいかなくてですねぇ…こんな形に。
でわでわスタートしますよ!((えっ
きっと、俺はあの時死んだ。
車に轢かれるまでの記憶はしっかりある。
なら今いる俺は何なんだ?
ちゃんと足もある。
幽霊になってる訳ではないみたいだな。
ならここは何処だ?
真っ暗だぞ?もしかして俺、何処かに閉じ込められてんのか?
?Ⅰ「こいつの処分っつーか、行き先はどうすんだ?」
?Ⅱ「少なくても君が決めることじゃないでショ!」
会話が聞こえる。
全く聞き覚えのない声だ。
?Ⅲ「あのさ~俺んとこいれちゃ駄目~?」
?Ⅳ「それはあやつが決める事だ。私達が決める事ではない。」
悪戯心満載の声、ふわふわした声、陽気な声、威厳のある声…
揃いに揃って一体何の話をしてんだ?
?Ⅰ「てかさぁ?それ決めんのってお前の兄弟な訳だろ?それってお前んとこ有利じゃんかよぉ!」
?Ⅳ「いや、あやつはちゃんとした公正な判断をいつもしている。」
?Ⅱ「そうでショ。言いがかりは駄目でショ。」
?Ⅲ「ならさぁ、試してみない?(笑)あの世界で。」
?Ⅳ「私は構わんが?」
?Ⅰ「おっ、久々にやりますかぁ!!」
どんっ!!
机の上に何かが置かれる音がした。
…それにしてもこの暗い空間はどれぐらいの範囲まであるんだ?
とりあえず動き回ってみる。
…意外と広そうだ。
ドッ…
ん?何かにぶつかった。
壁か?
?①「痛いっ…」
声…人か?
俺「ごめんな。踏んじまったか?」
?①「…いえ、いいです。気にしないで下さいっ。」
俺「?」
?②「そこ…誰かいんの?」
?③「たっ、助かったぁ…ボク…暗いの…苦手で…」
?④「ここが何処だか知ってる人は居ないのかしら?」
こんなに人が居たのか…!
この暗い空間に、五人も…。
?③「ボク達これからどうなるのぉ…?」
?②「さぁね。」
?①「とりあえず自己紹介しませんかっ…?」
俺「俺は構わないぜ?こんな状況だし、助け合わなきゃな。俺の名前は神谷 東真だ。」
?①「私は立原 禀。」
?②「俺は霧切 叉玖埜」
?③「ボクは相澤 夜弥」
?④「鞠上 来美よ。」
東真「何で俺たちがここにいるかわ分からない。けどよ。何かしら共通点くらいあんじゃねぇの?」
禀「私、何でここにいるか分からない。薬を大量に飲んで自殺した筈なのに…」
叉玖埜「ふぅん。お前もか」
来美「どういう事かしら。」
叉玖埜「俺も死んでる。」
夜弥「ボクも…多分。」
来美「…思い当たる点が無いわけでも無いわね…。」
禀「貴女も…?」
来美「えぇ。陶器のようなもので頭を殴られた記憶があるわ。」
東真「俺は車に轢かれた。」
叉玖埜「マンションから飛び降りた。」
夜弥「首を絞められて…」
東真「つまり、俺達の共通点は死んでるって事だけか。」
禀「同じ日に死んだ…とか…?」
叉玖埜「…っていうか、何でここ暗いの?訳分かんない。」
その時だった。
急にがさがさいっていた外…が静まり、俺達に光が射したー…
叉玖埜「何これっ…!?」
禀「大きい人が四人も…!?」
?Ⅰ「俺達の事言ってんの、それ?」
?Ⅱ「大きいだけじゃないでショ。」
夜弥「翼生えてる…」
俺達の前に突如現れた謎の人物四名は、それぞれ違う姿をしているが、どうもただの人間ではないらしい。
翼が生えてたり、角が生えてたりしている。
一体何なんだ!?
?Ⅳ「さぁ、ゲームを始めようではないか。」
来美「どういう事よ!ゲームって…!」
そうだ、ゲームって何なんだ…?
俺達の立っている場所は、でっかい奴等の立ち位置からして…(いや、座ってんな。)
机、か?
目の前にあるおっきな板には、山のような部分や橋が見える。
あれ、どっかでこんなやつ見てるよな…。
必死に頭の中で記憶を絞り出す。
しかし思い出せない。
?Ⅲ「これからお前達…駒になんだよ(笑)俺達がゲームする為のな。」
笑いながらそういう奴には、頭の中央に角が見える。
?Ⅱ「とりあえず、ゲームやるでショ!」
こいつには羽と輪っか…?
?Ⅳ「君達にこれをあげよう。」
差し出したのは賽子。綺麗な色をしている。
?Ⅰ「困った時はそいつを投げる事だな。」
こいつにも角が…
こっちは二本あるみたいだな。
尻尾も見える。
夜弥「ゲームって…どういう事ぉ…?」
叉玖埜「人生ゲームをやれっていうの?この誕生石で出来たサイコロで。」
?Ⅳ「左様。」
?Ⅲ「良く分かったじゃねぇか!(笑)」
人生、ゲーム…!
そうだ。こいつは人生ゲームだったのか。
通りで見覚えがある筈だぜ。
禀「人生ゲームをやったら…どうなるんですか?」
?Ⅱ「良い質問でショ。あなた達は知っての通りもう死んでるでショ。これからあなた達の進む“道”を決める為にゲームをするでショ。」
?Ⅰ「まぁ、ゲームは単なる俺達の暇つぶs…」
一本角の奴が二本角の奴の口を塞いだ。
?Ⅲ「おーっと!悪い悪い。」
?Ⅳ「これは見ての通り、人生ゲームだ。この中で好きにして欲しい。お前達が望んだ世界にしてやろう。」
叉玖埜「へぇ…」
来美「なら…」
夜弥「ファンタジーの世界がいいなぁ…」
?Ⅰ「よっしゃ!ファンタジーな!任せろや!」
?Ⅲ「おぅ!期待してろよ?(笑)」
何か勝手に話が進んでないか?
すると二本角の奴が紙を持ってきて板に重ねた。
?Ⅰ「こっちはオッケーだぜ。」
?Ⅱ「これで完了でショ。」
何にも書かれていない紙みたいだな。
?Ⅰ「後はスタート地点にお前らが集まればスタートだぜ。」
?Ⅲ「ほら、これも持っていって!」
……車?
あぁ、あの人生ゲームに使うやつか。
?Ⅱ「それは勝手に動くでショ。あなた達がピンでショ。」
俺達がピン…まぁ、当たり前か。
?Ⅳ「金は一人3000フルだな。」
東真「フル?」
?Ⅰ「そっちの世界の金に決まってんだろぉ?」
?Ⅱ「円にするとつまらないでショ!」
?Ⅲ「ゲームはゲームらしく、ってな!」
?Ⅳ「スタート地点につくがいい。」
とりあえず俺達は、車に乗ってスタート地点に着く。
免許もないのに運転して平気なのかと思ったが、移動は自動でやってくれるみたいだ。
叉玖埜「何これ。勝手に動くんだけど。」
来美「意外と乗り心地もいいわね。」
禀「免許持ってないのに…」
夜弥「こ…怖いよぉ…っ」
?Ⅲ「じゃあ順番を決めなきゃな。」
?Ⅰ「どの車を操作すべきか…」
何やら四人が話をしている。
俺達が聞こえないようにしながら。
?Ⅱ「じゃあ位置についた所でスタートでショ!」
そう言った瞬間、俺達は車と共に白紙の中に落ちていった。
?Ⅳ「せいぜい頑張れ、人間よ。」
?Ⅰ「楽しませてもらうぜぇっ」
?Ⅱ「楽しみでショ。」
?Ⅲ「あいつらも楽しめるといいけどな。」
第一話は人生ゲームがスタートするまでの話ですね。
主人公の東真…一体これからどうなるんでしょうね?
同じ空間にいた四人も気になりますねぇ…
ところで、皆の持って行ったサイコロですが、皆それぞれ違う石…又は宝石で出来ています。
東真→ガーネット
禀→トパーズ
叉玖埜→アクアマリン
夜弥→パール
来美→ダイヤモンド
これで誰が何月に生まれたか一発で分かりますね♪
叉玖埜「分かって何になるのやら。」
東真「てか俺達何処に行くんだ?」
それは次の話のお楽しみ♪
でわでわっ