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異世界迷宮の追従を  作者: えぁりん
♯第四章 資金
50/394

§049 出費

朝、目覚めるとナズに絡み付いていた。


髪は洗ったばかりなのでサラサラで、

小さくて弾力があって抱き心地が良かった。

お楽しみは無かったので服は着たままだが。


可愛さについ髪を撫でたが、それで起こしてしまった。

いやまあ、主人が起きたのだからこれでいいのだが。


目が覚めたナズは起き上がらずに首だけを上げ、

そのままのキスをしてきた。


「ん・・・んっ・・・ん・・・」


寝たままの体勢が辛いのか、

いつものような激しさは無いが口の中の動きは力強く朝から元気一杯だ。

こちらの元気も絶好調になってしまった。


「おはようございます、ご主人様」


「おはよう、今日もナズは元気だな」

「おはようございます、ご主人様」


後ろからそう声がするとナズは唇を放し、その場所をアナに譲った。

覆い被されて両手で頬を押さえられ、固定された口を奪われる。

逃げ場はない。


「んむ・・・んふっ・・・ちゅっ・・・ちゅっ・・・」


朝からこんなに味わい深い口づけをされたら1発で目が覚めてしまう。

目覚ましには最適だった。

煩悩で悶々としそうだが・・・。


アナに装備の手入れをして貰っている間に、

ナズは朝食を取りに出て行った。

今が何時かは判らないが、

目覚めてからしばらく戯れていたのでいつもよりは少し遅いと思う。


ナズとアナを迎えた事で、我々が泊まる旅亭の部屋は3階となっている。

2階はソロまたはペアの泊まる個室階であり、

朝は皆食堂に集まってからの出発となる。


ここ3階、或いはその上の4階は4人部屋以上の団体客のフロアである。

時間に余裕のある冒険者たちが寝泊まりする訳だ。

個室階では無いため朝の雑踏は殆ど聞こえない。


パーティで宿泊する客は付き合いが長いため、

それだけ錬磨の者たちが中心で冒険者がいる事が多いのだろう。

それならば歩かなくていいし、待ち合わせも必要ない。


彼らは自分がそうしたように部屋で食事を取り、

時間をずらして旅亭の裏の木から迷宮へと旅立ってゆく。


「お待たせ致しました」


ナズが朝食を持って帰ってきた。


やはり朝一の集中する時間帯ではないので配膳が早い。

どうせギルドの買い取りカウンターが開くまでは、何もする事がない。

ゆっくり食事をした。


「ナズ、ホドワで木工職人はいるか?タライを買いたい」

タライですか・・・?雑貨店で売っていると思いますが」


「そういうのでは無くて特注で作らせたいのだが」

「ええと、そしたらウッツさんのお店でしょうか」


「知っているのか、後で案内してくれ」

「かしこまりました」


「それから、家の内装などを工事してくれる者も」

「それもウッツさんですね。

 建て付けの家具や家の補修などをやって頂ける家大工さんです」


なるほど、1人でいろいろ頼めるのはありがたい。

職人だから商人ではないだろう。

割引は期待できないが、方々回るよりは楽だ。


「後は、金物屋だ。鍋なんかを買いたい」

「はい、あの・・・」


「何だ?」

「料理をなさるのでしたら、包丁やアラキーザが必要になると思います」


あら・・・何だ?

良く解らんが、こちらの世界では料理にそのアラ何とかが必要なのか。

後で見れば解かるだろう。


「それじゃあ後は宜しく」


2人に配膳の片付けと水桶を返させる。


「ご主人様はどちらへ」

「ギルドの買い取りカウンターに行って売ってくる」


「あの、昨日の荷物は私が持ったままですが」


そういえばいくつかはナズのアイテムボックスに入れたままだった。

それに2人のリュックもパンパンである。

仕方無い、待つか。


「そうだったな、ではロビーで待ち合わせよう」

「「かしこまりました」」


***


アイテム買い取りカウンターに赴く。

この時間帯は空いている事もあってスムーズだ。


黄色の魔結晶と、多分個人では殆ど使わないであろう羊毛、

役目を終えて余った毒針、希少らしいスパイダーシルク。

そして・・・自分とナズのアイテムボックスから出てくるニカワの山。

アナのリュックにある分はひっくり返してトレイにぶち撒けた。


70個くらい山にした所で、受付から止められて中断した。

その後、3つの窓口を占領してニカワを積んでいく。


「合計144170ナールで買取致します」


ギルドの受付がそう告げた。

黄魔結晶分が13万ナールだから、ドロップアイテムは1万4千ナール分か。

もう殆どニカワだし、330個でおよそ1万ナール?

1つ30ナール?


「ああ、それから、木の板が5個、蜜蝋とシェルパウダーが10個欲しい」

「かしこまりました、少々お待ち下さい」


店員がカウンターの奥の方で何やら操作をして、

アイテムがトレイに載せられて運ばれてきた。


「合計1960ナールです」

「ではこれで」


銀貨で20枚支払う。


薬とは違ってギルド神殿から取り出す場合は、

自動計算された金額が出てくるのだろう。

銅貨100枚と銀貨1枚の交換は行われず、

店員が奥にそのまま持って行くと、直ぐに40ナール返ってきた。


ではなぜ薬が1つずつの販売なのか、と言う話になる。


おそらく、これは薬草採取士ギルドの持ち物だからだ。

探索者ギルドで委託販売しているだけで、保管はしていない。

つまり、カウンターの小物入れから直接取り出す。

だからカルクの対象にならないし、1つ単位の販売なのだろう。

カウンターの女性は村人だったし。


次に武器屋と防具屋に向かう。

どうせ横にくっついて1つの店なのだ、

ついでにダガーの買い取りもして貰った。

合計で877ナール、ナズのお手柄だ。


「ご苦労様、ではホドワに行こう」

「「かしこまりました」」


まずはナズの世話になっていた酒場で女将さんと会い、

その後、騎士団に赴く。

騎士だといった手前、ジョブを騎士にセットしなおした。


「滔々流るる霊の意思、脈々息づく知の調べ、

  インテリジェンスカード、オープン!

 ・・・ん?お前は騎士だな、知らない顔だが」


やっぱり来た、想定内だ。


「別の国で所属しておりますが、今は部隊を外れております」

「そんな事があるのか?」


「実は病を患いまして、休暇を頂き療養中です」


何かしら理由が必要だ。想定問答だ。


「ふぅん・・・パッと見た処では辛そうな感じには見えないのだが」


う・・・痛い所を突かれるな。

これで迷宮に入っている所を目撃されたら面倒な事になるが・・・。


「ここへ来てだいぶ落ち着いたのですよ、やはり暖かい場所はいいです」

「なるほど、そういう事もあるだろうな」


そういう事も有ってそういう事になった。良かった。

騎士団から解放されて酒場へ向かう。


「そういう事情だったのかい、

 ゆっくりするためにこっちでしばらく生活するんだね。

 団に所属しない騎士様だなんて何でだろうと思ったけどね。

 ナージャは良い子だし世話も上手くやれるから、安心しとくれよ」


「助かっている。賢くて気も利くし優しい。女将さんの薫陶の賜物だな」

「ヤダねえ、よしとくれよ、元々良い子だったんだよ」


ちらっとナズを見たが、俯いてモジモジしていた。


「それじゃあこれ鍵と契約書ね、代金は全額かい?分割にするかい?」

「分割?」


「ああ、この辺の人じゃないから知らないかい。

 迷宮に入る若い子はお金に苦しい子が多くてね、

 ウチでは春と秋に2回に分けて分割払いも認めてるのさ」


なるほど、ナズの事を可愛がってくれていた店の女将だ。

生活弱者には優しいのだろう。

いや、逆にそういう探索者が店に多く集まるから、

自然とそういう制度ができ上がったのかもしれない。


と言うより、先に知っていれば急いで10万ナールも貯める必要なかった。


「なるほど、一括でいい」

「あいよ、流石は騎士様だね。じゃあこれ、ここにサインしておくれよ」


おおっと、文字は書けないぞ、最大の障壁だ。

日本語で書いたら怒られるだろうな。


「ええと、アナ、頼めるか」

「かしこまりました」


アナが羊皮紙に古代バビロニアみたいな文字を書くと、

女将さんが蝋印を押して持って行った。


「それじゃあナズ、次は家具を買いたいのだが」

「あっ、はい。それでしたら──」


奥から女将さんが戻ってくる。


「ホルドーの所かい、リアナの紹介だと言えば安くなるよ」

「あっありがとうございます、女将さん」


「すまないな、助かる」

「いいよいいよ、何かあったらいつでもおいで」


女将さんと別れ、ナズの案内で家具屋に寄る。

そう頻繁に売買する物でも無いため、

家具屋は大通りからはかなり奥まった所にあった。


「すまない、酒場のリアナさんから紹介されたのだが──」

「おう、ここに引っ越してきたんだな?必要な物があったら見てってくれ」


厳ついオジサンが出てきて、道の反対にある大きな建物を案内された。

店舗兼生活の家と違い、壁はなくガランと広いだけの建物に、

ベッドやタンス、イスとテーブルなどが置かれていた。


「ここにあるものは中古品だがな、

 新品や変わった家具が欲しいなら注文になる。

 紹介もできるぞ」


「ええと、まずは同じような大きさのベッドが2つ欲しい」

「2つか、それならあそこにあるヤツはどうだ?」


同じ形のベッドが、上下逆さまになって2つ組まれて積んである。

大きさも十分だし、もうこれ以外に選択肢はない。


「じゃあそれと、タンスと棚だな」

「タンスはあっちにある、好きなのを選んでくれ。

 棚は運がいい、結構新しい奴が払い下げになった」


タンスは今後奴隷が増える事を考えると大きめがいい。

ドレスやキャミソールなんかも買ってあげたい。

えちえちライフに衣装は欠かせない。


詰めれば20着くらいは入りそうな

観音開きのタンスがあったのでそれにした。

棚はもちろんお勧めされた真新しいヤツだ。


テーブルとイス。6人用で、椅子6個。


「合計で幾らになる?」

「えーっと、全部で7700ナールだが、

 リアナさんのとこの紹介なら大事に使ってくれるだろうから

 大負けで6000ナールでいい」


えーっと、3割引には及ばないが2割引きよりは安い。

十分ではないだろうか。

銀貨60枚を払って、ついでに大工を紹介して貰った。


家具は今日中に運んでくれるらしい。助かる。

敷布団も欲しいといったら、

他に床で寝る奴がいるのかと言われてしまった。

敷布団は新品で、ベッドとセットの値段だったようだ。


大工の店に行く前に、一旦旅亭に戻った。


明日で宿の契約を終了する事を伝えなければならない。

道具も移動させる必要がある。


新居で寝る事もできるだろうが、

バタバタして落ち着けそうもないし

せっかく金を払っているのだからゆっくりしたい。


「お、確か連泊の客だったな、明後日までだがどうする?

 更新するなら前と同じ料金でいいぞ」

「いや、別に行く当てができた。世話になるのは明日までかな」


「そうか、またここに来る事があったら是非寄ってくれよ」

「ああ、その時は頼む」


「おっと、まだ今日は弁当を受け取ってないみたいだな、

 明日の分の弁当もあるから、忘れずに持って行ってくれよ」

「解った」


部屋に戻り、皿や桶を2人に持たせてワープする。

しまった、掃除道具がないぞ。

待っている間にアナにやらせようと思ったが、

肝心の道具が無くてはどうにもならない。

では次は雑貨屋だ。


部屋に残った荷物が無いか確認をし、弁当を受け取ってカギを預けた。


「ナズ、雑貨屋だ。まず掃除道具を買おう」

「かしこまりました」


ホドワの雑貨屋は町の南西にあった。


周りには食料品店などが建ち並び、

ここでなら大抵のものが揃いそうな感じだ。

ナズがこの町には市が無いとも言っていた。


雑貨屋で掃除道具と料理道具を買う。

他に必要なものは無いかと聞いたら、

水汲みの桶と水瓶、コップを指摘された。


そうだ、まだ魔法は取得していないから水には困るのだった。

暫く2人には水汲みの仕事を課さなければならない。


それが奴隷本来の仕事とは理解していても、

大変なのは解っているし申し訳無い。

早く魔法職を取ろうと肝に銘じた。


「それで、ナズ。アラ・・・アラ何とかとか言うのはどれだ」

「既にご主人様が持っておられる、それです」


アラキーザは五徳だった。

2個セットだったので十分だろう。

ブラヒム語は日本語に変換されるのではなかったのか?

地方固有表現?


「五徳・・・」


試しに小声で呟いたが、呂律は回った。ならば五徳で正しい。

地方によって固有名詞に土着の言語が流通するのだろう。

ミリアも魚の種類を現地語で呼んでいたし。


そのまま会計をしようとすると、今度はアナが入ってきた。


「ご主人様、煮炊きをなさるなら炭をお忘れです」

「そうだよな、済まないが主人、炭はあるか?」


「それでしたらあちらに、一袋50ナールです」


量からしてめちゃくちゃ安い。

日本ではアウトドア店に置いてあるが、結構するぞ。

この世界で唯一の燃料だし、流通量からすると普通なのだろうか。


ナイフとスプーンを手に取った時、

木製は1セット20ナールだったが、

鉄製は1セット500ナールだった。

日本では木製の方が高かったような気がする。


加工技術と手間の差なのだろう。

使っている途中で折れても嫌だし思い切って鉄製にした。

6人分揃えたが、これがかなり足を引っ張る形となった。


容赦なく3割引で買わせて貰う。

6731ナールだった。


「アナ、留守番と、掃除を頼む」

「かしこまりました」


「特に、ベッドと棚とクローゼットがくるから、先にその部屋を」

「ええと、入って右側の部屋で宜しいですか」


「そうだなうーん・・・いや、一番奥の部屋だな」


荷物を新居に運び込み、アナには掃除をお願いした。

この家には納戸があるので、取り敢えず一度全部そこに突っ込む。

あとは洗濯用のタライと風呂だ。


「ナズ、大工に案内してくれ」

「かしこまりました」


「アナ、後は宜しく、行ってくる」

「お気をつけて行ってらっしゃいませ」


大工の家も先ほどの家具屋の近くにあった。


職人たちが何やら作っているが、

素人目には何を作っているのかはさっぱり解らない。

組み立てる前の板部品を量産している感じだ。


ナズは臆せずズンズンと入っていった。


「親方、いらっしゃいますか?」

「おう、誰でい・・・おお、ナージャか!もう会えねえと思ってたぞ」


「はい、こちらの方にお世話になっています」

「そうかいそうかい、良かったなあ。

 てっきりアイツ等に買われて酷い目に遭ってるかと思ったんだが」


親方と呼ばれた男がちらと此方を向いたので挨拶した。


「どうも、ユウキだ」


「そんで、どうしたナージャ、何か用か」

「はい、ご主人様のお話を聞いて欲しいです」


「そうかい、ナージャのお願いなら断れねえよ」


この2人の関係性は不明だが、酒場の常連客だったのだろうか。


「で、何か用があるのか?」


「ああ、大きなタライと、それから家の改修工事をお願いしたい」

「家の改修は分かるとして、タライってのは何だ」


言っても伝わりそうも無さそうなので、身振り手振りで伝える。


「この位の背丈で水を入れても壊れない位、丈夫なタライが欲しい」

「深さは?」


「普通のタライよりもちょっと高め、

 そうだな、膝・・・いやもも位まであれば」


「なんだ?洗濯用か?絨毯でも洗うのか?」

「うーん、まあそんな感じだな」


洗濯用だ。人間の。

絨毯は洗わず女体を洗う。


「それなら排水口も必要だろう、下の方に付けれるが」


「おお、それは助かる」

「そんだけの大きさになると、水を抜くのも大変だからな」


確かに、湯で満載のタライを引っくり返すのは困難だし、

じゃあどうやって水を捨てるのだ、と言う事になる。


「それに合わせて、部屋に排水溝を付けたいのだ」

「外に置くんじゃないのか・・・ははーん、解かった、染め物か」


風呂、と言う発想はやはり無いのだろう。

それだけ大きくて水を張る物なら

衣類を染める染料桶の方が一般的だと言う事か。


服は染めずにアナとナズを風呂に沈める。

染めるのは自分色だ。


「まあそんな感じの物だ」

「じゃあちょっと待ってろ」


そう言って、親方は従業員を集めて何やら相談すると帰ってきた。


「そのタライができるまで3日、家の排水を作るとなると、

 内容にも依るんだが、掘るだけなら1日。

 排水溝にしたいなら2日。

 タライの排水口と排水溝まで繋げる水路を家に付けるなら3日だ」


意外と早く作って貰えそうだ。

いずれにしても、肝心の魔法を覚えるまでは使えないのだが。


「ほうほう」

「料金は大盥タライで4500ナール、

 家の改修で6、いや5000ナール」


「ふむ」

「排水溝で2000ナール、水路を作れば更に1000ナールって所だ」


「うーん、どうしようかな」


排水溝を設置しただけで、あとは勝手に流れてくれる・・・訳ではあるまい。

家だって傾斜があるかもしれないのに。

水を出したら排水溝と反対方向に流れて溜まりました、では困る。


ミチオ君の家の場合は床面は土間だったような気がする。

流しても気にならなかったのか?

ここは素直に全部やって貰った方がいいようにも思う。

家のプロが必要だと思って言うのだから、そうなのだろう。


ミチオ君が作った風呂桶が2000ナールだったので、

単純に2500ナールも高い。

ここは森林が少ないから木材が高価なのだろう。

物価でみたら別に高すぎる訳では無い。


「解った、では全部お願いしたい」

「よしきた、ナージャを大事にしてくれてるようだからサービスしとくぜ」


おお、やはり知り合い価格は素晴らしい。

幾らになるんだ?


「合計で12500ナールだ」


変わってないんかーい!


思わず関西風の突っ込みが入った。

サービスはどこ行った。

もしかして、口だけ大将?†


どうなってるんだ、3割引はつけてるぞ。

不思議に思い、鑑定してみた。


 ・ウッツ  人間  男 58歳 戦士  Lv25


職業が戦士だった。

そりゃあ割引はできないわ・・・でも何で戦士?

聞いていいのか?

マズいか?


この世界の人々は、

インテリジェンスカード以外で他人のジョブを知れないのだ。

やっぱりマズいか。


あれか、解体とか土起こしでラッシュが使えるのか?

土木作業に使えるなんて聞いた事が無いぞ。

お湯や氷を作るためにも魔法を使っているんだから、

スキルは日用的に使うものなのか?


それよりも何がサービスなのだ。

謎は深まるばかりだった。


金貨と銀貨で支払おうとしたら、全部銀貨でと断られた。

やはりカルクが無いと、いろいろ売買に支障がある。

値段設定も、全部銀貨で事足りるように設定しているのだろう。


つまりこの大工には、150ナールとかそういう半端の注文ができない。

切り上げるか、切り下げるかの2択、

銀貨1枚よりは多く取りたいなら銀貨2枚なのだ。


まずは金貨と銀貨100枚を交換するところから始める。

その後、銀貨で125枚の支払いを行った。

今日は別の作業があるから、明日から数えて3日らしい。


3日後にタライができあがり、4日後に持ってくる。

その時に樋を作るらしいので、

家の排水溝の工事は明日と明後日の2日で行うらしい。


その間ずっと家にいなければならないのか。

ちょっと面倒だが仕方あるまい。

色々と腑に落ちなかったが、そこは堪えて礼を言って大工を後にした。


その後ナズを家に置き、掃除と留守番を任せジャーブを迎えに行った。

∽今日のステータス(2021/08/09)


 ・繰越金額

     金貨  1枚 銀貨 44枚 銅貨117枚


  買取合計    (110900→144170й)

   黄色魔結晶 ×1          10万

   蜘蛛シルク ×17  @40    680

   羊毛    ×12  @10    120

   毒針    ×4   @ 5     20

   ニカワ   ×336 @30  10080


  購入金額        (3000→2100й)

   木の板    ×5  @140   700

   蜜蝋     ×10 @120  1200

   シェルパウダー×10 @110  1100


  売却金額          (585→760й)

   ダガー                50

   皮の鎧               200

   皮の肩鎧              180

   皮のブーツ              40

   皮のグローブ             30

   皮の帽子               60

   皮のカチューシャ           25


  家の借用               (4万й)


  家具購入        (7700→5390й)

   ベッド  ×2          2400

   タンス               900

   棚                1200

   テーブル             2000

   椅子   ×6          1200


  雑貨          (9617→6731й)

   掃除道具              120

    モップ、桶、雑布、洗濯紐

   キッチン用品           5500

    皿中小6、皿大、包丁、炭

    鍋6、五徳、ナイフ、スプーン

   生活用品             2770

    水瓶、コップ、水汲み桶

    タオル(就寝用)×3、桶

    タオル(風呂用)×6

   庭用品               292

    鋤、杓

    ハーブの種×6

   ジャーブの携帯品          935

    桶、リュック、手拭い

    下着、房楊枝、水筒


  湯舟と家の工事         (12500й)


     金貨+ 8枚 銀貨-18枚 銅貨+ 9枚

  ------------------------

  計  金貨  9枚 銀貨 26枚 銅貨126枚



 ・異世界12日目(朝

   ナズ・アナ7日目、宿泊9日目

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