§280 度外視
昼食を食べ終えた後、作業を任せて自分はホドワの冒険者ギルドへ。
アラの瓶を抱えてそのままリアナさんのいる酒場へ向かう。
今日もリアナさんは店外の掃除をしていた。
恐らく朝の仕込みが終わり、昼食を食べたら掃除なのだろう。
その上で足りない物があればこの後に買い物か。
何となく他人の生活のパターンが見えてしまったが、
こういった世界では毎日が同じ事の繰り返し、
祝日も年に4回か5回程度なので、
いずれは自分もそういった型に押し込められてしまうのだろう。
それが嫌と言う訳では無いし、
地球で生活していたってサラリーマンとして会社へ勤め、
休日は家でゴロゴロしているだけなのでパターンと言うならば同じだ。
寧ろそれが生活習慣だとか言って型に収まる事を求められている。
結局は一緒なのだ。
地球でも、こちらの世界でも。
どこに行こうが我々は詰まらない事を思い悩んで生活し、死んで行く。
こちらの世界へやって来たミチオ君は、その死が安いのだと述べていた。
そうは言っても、地球だって日本以外ならば同じ事である。
日本が平和過ぎたのだよ。
こちらの世界だって平和な町もあるだろうし、危ない街もある。
そういう事だ。
「おかみさーん」
「あらーユウキさんじゃないの、今日はどうしたんだい?」
「うん、また珍しい酒を手に入れたんでね。お裾分け」
「ええっ?良いのかい?
この前も何だか高そうなもの頂いちゃったみたいだけど」
「まあほら、自分はこの通り余所から流れて来た風来者だからさ。
いろんなトコに顔が効くんだ。
せっかく落ち着いて暮らせる家を頂いたんだ。
ここらで商売でも始めようかと思ってね。ほら、伝手を生かしてさ。
所属してた騎士団の方にも連絡して正式に退役したんだ」
「あらまあ、そうなの?
最初は騎士様だなんて言うからびっくりしちゃったけど、
おかげでナジャリの事も解決したみたいだし、
ユウキさんのお陰でユーアも静かになったみたいでね。
感謝してるよ、あたしゃあ。儲けさせて貰っちまったしね?
次から、ナジャリが来たらちゃんと給料出すからね。
もう十分貰っちゃったんだしサ」
「そうか、そういう事ならナズももっと頑張れると思う。
宜しくお願いする」
「うんうん、そいでね?」
「あー、ナズがここで調理をするかどうかの話だったな、そういえば。
まだ聞いてないんだ、済まない」
「ああ、それは良いんだけどさ、あの前に持って来た酒、
どうだいよ、仕入れられないかい?アンタ商売始めるんだろ?
アレを卸しとくれよ、この土産も酒なんだろ?
ちょっと飲んでみて美味しかったらこれもさ、どうだいよ?」
「え、ええっ?」
良いのか?
確かに船を使わないで直接やり取りすれば、ほぼ原価で仕入れられる。
いやそれ以前に船で入って来るような酒ならばべらぼうな値段となる訳で、
そんな物なら大衆酒場であるこの店で流石に仕入れられないだろう。
個人的に楽しむか、お偉いさん専用席でこっそり裏メニューとするか位だ。
「ま、まあ?それは構わないんだが・・・」
「じゃあそれ持ってさ、ちょっと中で詳しい話を・・・ね?」
金の話となると、やっぱりこの人は食いつきが凄い。
恐らく魚骨酒を飲んだ客達からは大いに受けたのだろう。
ナズがいなくなって少し静かになった酒場を盛り返す位には。
店内に入ると、張り紙はバツを付けられて小さく添え字がされていた。
好評に尽き終了しましたとか、入荷未定だとか書いてあるのかもしれない。
「ええと、魚骨酒はもう売れちゃったのか」
「ああ、あっと言う間だったね。あれ、瓶1本で元は幾らだったんだい?」
「ええと、1万8千ナールだな」
「へえ、安いじゃない」
「定期的に購入しようと思うとそうは行かない。
今回は自分の手荷物だったから持って帰れたが、
買い付けようとしたら輸送代が結構する」
「ええっ?一体どこから持って来たんだいよ」
「グルシア公国と言う所だ」
「グル?聞いた事無いねえ」
「サンドラッドよりも先にあるプタンノラと言う港町だ。
サンドラッドと同じ国内なのだそうだけど、そこの地酒なのだとか。
あまり出回っていない珍品らしくて、
まずサンドラッドに持って来るまでが大変だ。そこからは船で10日。
シルクスに陸揚げされるから、またそこから持って来なきゃならん」
「あちゃー、なんてこったい」
骨体?†
・・・魚骨酒だけに?(ぷぷっ)
女将さんは手で額を覆ってかなり残念そうだ。
まあでも、自分なら一息で運べない事も無い。
荷役のアルバイトもやった事があるし良いよ?その位なら、受けても。
儲けは度外視で良い。
金には困って無いし、その代わりに飲食代がタダなら嬉しい。
「あー、女将さん。ナズの歌の日、タコス10人分」
「へっ?」
「それで持って来よう。自分の配下の者なら運べる」
「ええっ!?だって船で10日よりももっと先なんだろ?」
「ああ、それは間違い無いが、宣伝文句にも丁度良いだろう?」
「この瓶の酒もそこで売っていた。こっちは安酒らしくてな。
たいした値段ではないが、とても甘くて飲み易いんだ。
ホントは自分用に買って来たんだが、
女将さんやマスターにも味わって欲しくてさ」
「ああっ!なんて良い子なんだろうね!
ナジャリがアンタに買われて、あたしゃあ本当に嬉しいよ。
ちょっとまってね、おーい、アンタぁ」
「・・・はいはい、なんだね・・・おお、またユウキ君じゃない」
「別のお酒も持って来たんだって、試飲しましょうってさ」
「おおっ、何かいつも済まないね。
こないだ貰ったお酒も、リアナは全部売っちゃったんだよ。
折角持って来てくれたのにさ」
「い、いやあ、ここは酒場なんだから酒は売る物でしょうからね・・・」
「そんな事よりさ、ほらほら」
女将さんはカウンターへ置いた瓶からグラスに3杯を注いで回した。
仄かに甘い香りとアルコールの匂いが振り撒かれる。
そういえばあちらでは魚の匂いが溢れ返っていて、鼻が利かなかった。
こちらでは余計な雑臭がしないためか、
この酒本来の香りがゆっくりと楽しめた。
そういえば同時に魚骨酒を頼んでいたよ。
あの匂いが傍にあれば絶対負けるよなあ。
米の香りはそれ程までに繊細で儚いのだ。
「あらー、良い香りねえ。こんなの嗅いだ事無いヮぁ」
「うん、これは上品だ。安酒って言うのが信じられない。
こちらの国だとこういった物は貴族様向けなんだろうなあ」
「まあっ!味の方も甘くって、これは何かを足しているの?」
「いや、多分これは無添加だろうな。瓶に直接混ぜ物してるとは思えない。
そういう物を入れると多少蓋の周りに残ったりするんだよ」
「そうみたいですね。
これを作ってる原料が発酵すると元々甘くなるのだと思いますよ」
「そうだろう、そうだろう?」
「へぇー変わってるわねぇ。これ、女相手に売れるわ。ゼッタイ」
「ヒエッ、おっかないおっかない。
目が金貨に成ってるよ、ユウキ君、全部売られる前に持って帰りなさい」
「い、いえ、それを自分から買い付けたいと言う話をさっきですね・・・」
「ええっ?ユウキ君騎士じゃなかったの?」
「ええと、自分は──」
「ええ?それじゃあ──」
「そういえば───」
「ですので、以前──」
「でもそれだと──」
「確かに──」
「で、アタシゃあ──」
「ええ、まあ自分で良ければ──」
「と言う事でさっき──」
「ええ!?そんなので良いの?いやでも──」
「────!」
「──────!」
「────────!」
「そうかい、じゃあ、これとアレ、2つを定期的に買って来るのと、
ナジャリの歌の日の飲食代が交換って事で良いのかい?」
「そうですね。こっちは安いので瓶1つ千ナール。
魚骨酒の方は瓶で1万8千ナールです」
「じゃあ悪いんだけどあの瓶1つ、
こっちの瓶は10個お願いして良いかしら」
「解りました、後で持って来ます」
「「ええっ!?」」
***
一先ずリアナさんたちの前で自分は騎士で無くなった。
身分を偽る必要が無くなり、懸念の1つが解消されて安堵した。
で?
酒の瓶だ。
10個か・・・流石に一息では難しいのでヴィーかな?
一度に沢山持てそうなのはその位だ。
プタンノラに戻り基本的には暇を持て余しているヴィーを連れ、
街の中心部にある食料品店に向かう。
「済まないが、店主はいるかな?」
「はーい、ハイハイ。おっ、この前の」
「ははは、覚えられてしまったかな?」
「ええまあ。旅行者で沢山買ってくれるだなんて、
中々無いですからね。ええ」
「定期的にここの酒を買い付けたいんだが、
そういう注文は受けて貰えないだろうか?」
「おお!?大口のお買付けですか!そういう事でしたら是非に!」
「ええと魚骨酒を大瓶で1本と、アラの瓶を10個。
今後も定期的に買いたいのだが、在庫はどうだろう?」
「ええ、ええ!勿論ですとも。
酒はこの裏手をもう少し行った所で作ってますがね。
喜びますよ~、お宅は外国の商人さんなんでしょう?
いやー、ほら。元が高いと運ぶともっと高くなりますからね。
どこぞの御貴族様辺りがお気に召されましたかな」
そうか・・・確かに元が1万8千ナールであれば、
ホドワに着いたら恐らく2倍では効かない。
シュメールで作られた装飾皿が、
ナズの母親がいた店では高価な料理を出す器になるのだから、
3倍や4倍では利かないだろう。
そもそも糖黍粉が20本分位の量で500ナールだったのだ。
挽く手間が加わったとしても、末端価格で約3倍である。
酒は移動中に入れ物を割ってしまっては困るので大事に運ぶ必要がある。
ともすれば、やはり3倍として1本5万ナール・・・。
そんな代物を定期的に買いたいと言うのは貴族位だ。
変に勘繰りを入れられないようにするためにも、はぐらかして置かねば。
「まあそのなんだ、良い酒はみんな欲しがると言う事だ」
「そうですか!確かにアレはこの辺でも珍品ですし、自慢の逸品です。
この土地の名産品が広がって知名度が上がれば、
我々に取っては嬉しい事です」
ひとまず1本と10個の注文を承ってしまったので、
その分を今購入し、ヴィーに持たせる。
アラの瓶は木箱に5個を入れて貰ったので、
ヴィーが箱2個を、自分が魚骨酒の瓶を抱えて店を出た。
このまま冒険者ギルドまで歩いて行き、
そこからはフィールドウォークである。
おっと、その前にMP回復速度20倍だな。
もう既に1往復してる訳だし、
このまま最大量を持っているヴィーを通したら自分が崩れ去る。
いい加減学習しますよ?その位はね。
ヴィーをホドワの冒険者ギルドへ送り、
強壮剤2粒を飲んでから自分も後を追う。
そこから酒場まではやや離れている。
広場を挟んで対角上位には。
「ナンで今日は迷宮からじゃないの?」
「普通は迷宮へ直接飛べないのだ。あまり余所でその事を口にするなよ?」
「ふーん」
「それから、自分たちが今泊まっている旅亭とこことでは、
物凄く離れているから一度に移動するには大変なのだ。
帰りもさっきの冒険者ギルドから帰るからな」
「分かった!」
「おかみさーん?」
「あー、リアナなら買い物に行ったよー?」
マスターがいるならもう堂々と入って行こう。
ヴィーを手招きして、客のいない昼の酒場に入って行く。
以前のようにマスターは特別席のカーテン裏で、酒の仕込みをしていた。
「マスター、先程の注文品はここに置けば良いかな?」
「ええっ!?もう行って来たの?アレ?船っていう話は?」
「あー、内緒にして置いて欲しいんだけれど、
うちで面倒を見ている者が、どういう訳か向こうの国に飛べるのだ」
「ご主人サ──」
ヴィーの口を慌てて塞ぐ。
「こら、あまり余計な事を言うとパニが居なくなってしまうぞ?」
「・・・ふぁい」
「す、凄い奴隷持ってるんだね、ユウキ君は。
ああっ!そういえば思い出したよ、決闘の時も!
凄い奴隷借りて来てたじゃないか!そうかぁ~。
そうだよね、騎士様がこんな所で休暇だなんて言ってたけど、
それにしちゃあ若過ぎるし、色々おかしいと思ったんだ。
ユウキ君本当は貴族か何かの庶子でしょ・・・黙っとくよ、安心してね」
「い、いやあ、まあ、その、はい。・・・お願いします」
高額だったナズを買い付けた事。
奴隷であるナズを鍛冶師に就けた事。
アルバイトさせるナズには金を受け取らせていない事。
ボルドレックと言う金持ち相手に一切怯まなかった事。
加えて決闘時の戦闘奴隷の手配に、
今回の超遠距離を移動できる冒険者の手配。
従者を連れ回しての飲食だって、
最大で8人を従えてここに来ている。
それら総合的な状況から判断すると、自分は相当の権力者の子息。
ただし本家には重きを置かれていない者である事になる。
騎士と言う肩書は脱ぎ捨てる事ができたが、
今度は逆に貴族の末の子だと言う変な箔を付けられてしまった。
「で、では、代金の方を。
1万8千ナールの酒1つと千ナールの酒10本なので、
2万8千ナールですね」
「あ、ああ、ちょっと待ってね・・・金貨3枚で良い?」
「はい、構いませんよ」
金貨を受け取り、銀貨20枚を返却した。
「や、やっぱり商人でも無いのに計算も早いし、凄いね。ユウキ君は」
あー、もう!
そうだよ、一般市民は釣銭の計算にもたつくんだよ。
酒の値段の勘定だって18000+1000×10とか、
パッとできないんだよ。
普通は・・・1回1個の交換払いだ。
「あ、あは、あはは、ではまた宜しく」
「そ、そうだね、ナジャリに宜しくね」
折角打ち解け合って来たと思っていたが、逆にぎくしゃくしてしまった。
仕方あるまい、事実を飲み込むまでにはお互い時間が必要なのだ。
自分の方は勝手にレッテルを貼られてしまっているだけに過ぎないが。
元来た道を戻りながら、ヴィーは口を再び開いた。
「ご主人サマって、本当はスゴいのに何でいつもカクすの?」
「以前にも言ったように自分はただの凡人であって、
別の誰かに助けられているのだと言う方が都合が良いからだ」
「誰かって?」
「例えばパニとかジャーブとかだな。
パニは冒険者だし、ジャーブは強い戦士だ。
自分はひ弱で力も無い商人だ」
「どうして?」
「強くて有名人になると、タロスのように身を亡ぼす。
力を持つ者はその力を見せ付けてはいけない。
みんなのためにそっと陰から見守るだけで良いのだ」
「ご主人サマ、スゴいけどスゴくないんだね」
「ああ、そうだ。お前の主人は凄いけど凄くない」
「ねえ、ご主人サマはアタイにご奉仕させてくれなかった」
「うん?まだ気にしてたのか。
お前は自分の子だと思っているからそんな事は要求しない」
「う・・・うん。カゾクってこと?」
「そうだな、お前はうちの子、家族の一員だ」
「パニは?パニも?」
「うちに来た子は皆、自分の家族だ」
「でも最後に来たお姉ちゃんは違うよね?」
「イルマの事か。ヴィーは子供だと思っていたが良く見ているんだな」
「あ、アタイだってちゃんと分かるよ、その位」
「ナズとアナ、イルマは自分のお気に入りだ。それだけだ」
「パニは?」
「パニだってうちの子だぞ?」
「そうじゃなくって、パニもお気に入りにされる奴隷だって言ってた。
お気に入りで買われたのにお気に入りにされなかったって・・・」
「ああ、そういう事か。自分は男の趣味は無い。
パニだって女性の方が好みだって言ってたからな」
「ええと、ご主人サマはパニの事嫌いなの?」
「嫌ってなどいない、大事にしているぞ。
ただしナズやアナとは求めている事が違うのだ」
「パニ、ずっと悩んでたみたいだったから・・・」
ふむ・・・。
蟠りをずっと持っていたのはパニの方と言う事か。
自分からは言い辛そうだったので、ヴィーが気を利かせて聞いたのだろう。
優しい子だ。
「ヴィーはどうだ?パニの事は好きか?嫌いか?」
「えっ!?パ、パニは・・・その、や、優しいし、・・・嫌いじゃないよ」
「じゃあ好きか?」
「・・・でもそれは駄目って」
「駄目?誰がそんな事を?」
ナズにもアナにも2人は番いにするのだと言ってあるし、
ジャーブにだってそう説明してある。
先日皆の意気を回復させようかと暇を出した際に、
ヴィーの口からパニがヴィーの事をどう思っているか聞いたのだと、
ジャーブから報告を受けた。
止めたのはジャーブでは無い。
イルマ?はヴィーに干渉しないはずだ。
序列的にはイルマの方が上だが、
彼女自身の自己評価はラティより低そうだからだ。
ラティも止めたりしないだろうし、
騒がしいヴィーにエミーが口を挟むとも思えない。
だとすると、止めたのはパニだ。
ヴィーが向けた恋愛感情を、パニがいけない物として制止したのだ。
ヴィーは黙ってしまった。
丁度冒険者ギルドの壁掛けは自分たちの番だ。
ゲートを開いたが止まったままのヴィーを後ろから押し込み、
プタンノラの冒険者ギルドに戻った。
旅亭にそのまま戻れはしたが、もう少しだけヴィーに向き合う必要がある。
「ヴィー、お前の正直な気持ちを教えてくれ。
お前は確かに自分の奴隷と言う身分だが、
それ以前に自分の娘だ、良いな?」
「あ、あい・・・パ、パニの事はす、好き・・・です」
「解った、その気持ちは大事にしろ。
いつかパニはお前の気持ちを受け止めてくれるはずだ」
「いっ、いいの?」
「そもそもお前は最初から全部駄目だ。
食べ方、作法、行儀、口調、仕事、ヴィーは全部間違ってる。
他の主人だったらお仕置きか売却だ」
「そっ・・・それは・・・ご、ゴメンナサイ」
「だが、お前は奴隷である前に自分の娘だ。
自分の娘の振る舞いとして正しくなってくれれば申し分は無いが、
お前はまだ成人すらしていないので、怒ってもしょうがないだろう?
そのように教育されて来なかったのだから。
たかが数十日では長年の癖は治せん。ゆっくり勉強して行ってくれ」
「ナ、ナズ姉ちゃんやアナ姉ちゃんみたいなのが良いのか?」
「あの2人もちょっとどうかと思うからな。
パニの言う事を良く聞いて、パニが理想とする状態になった時は、
ヴィーも大人になったのだなと思えるだろう」
「わ、わかっ・・・りましタッ」
「それから、パニはお前の事が大好きだ、大丈夫だぞ」
「えっ・・・、うん!」
寂しそうな顔付きだったヴィーの顔が一気に明るくなり、
元気溢れるヴィーに戻った。
ま、まあ作法や口調は外に出た際に色々問題となり兼ねないので、
そこは早く矯正して貰いたいものである。
頼むぞ、パニ。
∽今日の戯言(2022/04/16)
あー、色々買ったずなのにお金払ってないとか、
商品の価格帯の設定がおかしいとか、
そういう所の綻びを見付けてしまって、
どこから直したらいいか大変です!
誰か計算し直して!
・異世界81日目(昼過ぎ)
ナズ・アナ76日目、ジャ70日目、ヴィ63日目、エミ56日目
パニ49日目、ラテ28日目、イル・クル25日目
プタン旅亭宿泊11/20日目 シュメ旅亭宿泊11/20日目




