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異世界迷宮の追従を  作者: えぁりん
♯第卅章 外国
232/394

§219 2合

ソファへ腰掛けてナズとアナを横に呼び、

イルマとエミーを対面に座らせた。


ジャーブとパニは既に席へ着いている。

座れと命令しなくても自然に椅子へ座るあたり、

自分が何を言うか理解していると言うか、そこはやはり元平民だ。


そしてヴィーはずっと布団で飛び跳ねているし、

ラティはずっと絨毯にへたり込んだままだった。


この2人は落ち着くまで放置で良いと思う。

フカフカなマットレスとフワフワな布団が敷かれたベッドは、

さながらトランポリンのようで子供には楽しいからな。

絨毯だってフワフワで、一旦腰を落としたら立ち上がりたくは無いだろう。

仕方あるまい。


「ヴィ、ヴィー様、そろそろおめ下さいませんか・・・?」

「はぁい」


じっと見詰めていた所をパニが察して止めに入った。

そのままヴィーは倒れるようにうずくまって布団の感触へ浸る。

ヴィーは奴隷と言う自覚がまるで無い。

最初にしおらしく自分の部屋へ入って来た時の覚悟は忘れたらしい。


MP回復速度上昇×20のお陰で、

じっとしていればみるみるMPが回復して行っている。

探索者、勇者、英雄、魔法使い、魔道士、遊び人、道化師で更に2つ分。

7ジョブ分のMPが加算されているため、

自然回復は単純に見繕って7倍、それがボーナススキルで20倍。

実質140倍だ。


マージンを取ってもう少し回復したら、

シルクスの宿に退出の報告と弁当をお願いしよう。


ワープ・・・は多分1回位ならギリギリ行けると思う。

あちらの壁掛けを回収しなければいけないし、

冒険者ギルドまで行くのも面ど・・・いや待て、運動は大事だ。


MPを使い果たして力尽きる線も無い訳では無い。

この状態でも沈没しかかった船への移動は困難を極めた。

あれから更に1日分の距離を移動している。


めよう、健康と精神のためにも。


「ではちょっとあちらの宿を引き払って来る。

 弁当も受け取って来るのでこれから昼食だ、ヴィーも席に着け」

「はぁい」

「あっ、それでしたら私が」


「解った、ではナズ行くぞ」

「はいっ!」


ナズをパーティに入れ、フィールドウォークで麦畑を指定した。


「「行ってらっしゃいませ」」「宜しくお願いします」

「おべんとーだー」「いいい行ってらっしゃいませぇぇ」


2人分移動しても余裕だ、それがフィールドウォーク。


4人分移動すると流石に厳しい、5人だともうギリギリ、6人では枯渇。

恐らくワープは3倍から4倍以内位のMP消費量なのだろう。


箪笥に引っ掛けた掛け布を回収し、折り畳んでナズのリュックに詰める。

隣の部屋の忘れ物も無いかどうかを確認して受付へ。

そこで弁当を受け取って宿を後にした。


「ご主人様、ここの町では船が到着すると2日目の夜に、

 踊り子達が酒場で踊りを披露するそうですよ?」


「へえ、そうなんだ。誰に聞いたんだ?」

「ご主人様がお帰りにならなかった日の夜に、

 お食事を持って来て頂いた宿の方から聞きました。

 それを見に行っているのでは無いかと」


「と言う事は、その2日前に船が着いたのか」

「ええと1日前ですかね?」


「そ、そうか、2日目の夜なら1日前になる・・・?のか、そうだな」


逆順すると日数の計算が怪しい。

ラティをポンコツだと馬鹿にしていたが、ポンコツは自分も同じだった。

ポンコツ同士仲良くさせておくれ。


「でも、船が到着する日なんて決まっていないので、

 見ようと思ってもなかなか見られませんね?」


「うーん、船乗りたちの慰安目的だろうから観衆は多いだろうし、

 到着した事を知らせて貰えばいつでも見に行けるじゃないか。

 移動魔法があるんだし、明日やるよと教えて貰えば良い」

「そ、そうですね、ご主人様の仰る通りでした」


ナズの歌の事もあるし、酒場のダンスとやらも見てみたい。

船乗りたちでごった返すだろうから、

良い場所で見るには大分前から張り込んで置く必要もある。


ちょっとハードルは高いが、一度位は見て置いて良いと思う。

異文化に触れる機会は大事だ。

話を聞いただけでワクワクした。


冒険者ギルドからサンドラッドの旅亭に戻る。


ゲートを出ると部屋が豪華過ぎてビビる。

シルクスの旅亭は元々探索者向けの宿だった事もあって、

家具は傷が付いても平気な木製であったし床も板の間であった。


こちらの部屋の床はフカフカな絨毯、

布張りのソファに椅子にもクッションが敷かれている。

明らかにここだけ異質な空間であるという事は解かる。


ラティが部屋に入るなり腰を抜かしたのも少しは理解できた。

部屋と部屋のギャップが違い過ぎるのだ。

自分は玄関から入って、逐一驚きながら部屋に入ったので目が慣れていた。

確かにあの部屋からこの部屋へ、

たった1歩で移動したら格式の違いに驚くだろう。


ナズはソファのテーブルに5つ、机に4つ包み紙を配り、

リュックは箪笥へしまった。


シルクスの旅亭の弁当は、結構な重量で大きかった。


先日は船の件もあって食べられなかった昼食だ。

パピルスにくるまれて内容は判らないが、

50ナールも払ったのだから気にはなる。

トラッサの旅亭は20ナールだった。


それを言ってしまえば、

ここサンドラッドの宿は昼でも100ナールだと言っていたのだから、

もはや暴利である。

一般人はその1/10の値段であるパン1個なんだぞ。


格式の違いは食事にあると言う事だな?

部屋自体の値段はそれほど高いとは思えなかった。

10人で1500ナールなら、だ。


恐らく富豪は、ここを2,3人で借りるのだろう。

そう思えば高い。


ソファは自分とナズ、アナ。反対側にイルマと、エミー。

椅子は、ジャーブ、ヴィー、パニ、ラティが座った。

皿などは部屋に用意されていなかったので、

パピルスの巻紙をそのまま広げて食べる事になる。

多分言えば貸してくれると思うが、そこは自前の物がある訳で。


「アナ、持って来た皿を使おう、そこに積んであるはずだ」

「はい、かしこまりました」


皿の上で広げると、ふわふわの丸パンが1斤。

顔位のサイズで食べ応えがある。

更に包み紙が現れ、

こちらは蒸かした野菜とバターで焼かれた厚めの肉であった。


香辛料がたっぷりまぶされており、野菜も肉料理も美味しそうだ。

で、どうやって食べるの?これ。


「す、済まない、ナイフとスプーンを」

「あっ、それは私がやりますね」


ナイフ類はバラバラにならないように、

引っ越し時にはパピルスでグルグルとくるんで持って来た。

暫くは使わないかと思ったが、早速使用する事になる。

ナズが各テーブルにカトラリーを配って行った。


と言うか、君たち昨日はどうやってこれを食べたんだ?

皿がパピルスで巻かれて綺麗に包装されている所を見ると、

引っ越しのために纏めた時のままであるようだ。

まさか広げて手掴み?


・・・や、めろよ。

自分の沽券こけんに係わるんだよ。

旅亭に居たはずだから食器を借りたんだよね?信じておくよ。


そうだよね?

そうだと言ってよ、ナズアナエミー。†

恐ろしくて事実は追及しなかった。



   ***



食事の後は町中を探索する。


お出掛けメンバーはナズ、アナ、ヴィー。

イルマとエミーは留守番をすると言う。


ヴィーにはパニを付けさせて、

何か有れば与えた金貨を利用しても良いと告げた。

この2人には異国の地で思い出でも作って貰おう。

多分ヴィーの食費に消えると思うが。


ラティも留守番を申請したが、お前は探索者だろう。

この国の迷宮の情報でも集めて来いと言って叩き出した。

自分は受付で話を聞く事にする。


この国は首都であるここサンドラッド以外に4つの大きな町があると言う。


それらは均等な五角形上に存在し、

ここサンドラッドは一番南東だそうだ。

他に4つの街の名前を聞いたが、初見でそんな一遍には覚えられない。

何とかブールと、ダイダリ、シュメール何とか。

後の1つは微塵も覚えちゃいない。


この国の迷宮事情もついでに聞いた。


ここでは迷宮は討伐対象だそうだ。

見付かり次第探索者が、冒険者が、騎士たちが、

攻略に向けて活動を開始する。

その際はここのような高級旅亭でも満室になり、

一時は人でごった返すのだとか。


それでは書き入れ時ですねと相槌を返したら、

そんな事をしなくてもこの国は潤っているので、

大変になる分勘弁して欲しいとぼやかれた。


やはり資源が豊富で迷宮に頼らなくても生活できる地域ならではなのか。

花を育てられる位には人々に余裕があり、

水も食糧も豊富となれば迷宮は人類の敵なのだ。


更に1つ良い情報を得られた。

それは自分達が生活の拠点にしている国の事だ。


この国は2つの国と交易があるらしい。

1つはこの先の陸続きであるシュメール。

そして船ではトルキナ、シルクス港のある国という事なのだそうだ。


自分達の拠点はトルキナと言う名前の国であった。


そういえばここはどこだと何度か聞いた事があったが、

その際は町の名前しか答えられなかった。

同じ国の中を移動するのだから国の名前まで答える訳が無い。


国外に出る旅行者は稀なのだ。

逆もしかり、外国人が街中を徘徊する事は極めて珍しい。


そもそも知った上でないと国外に出るなんて事はしないし、

そういう旅行者は商人がメインである。

トラッサやホドワのような、何の産業も無い街に赴く事など有り得ない。

集荷場のあるアムルが何とか、と言った具合か。


迷宮の場所に付いては知らないらしい。

やはりそういった事は探索者ギルドか、

冒険者ギルドで聞かないと駄目なのだろう。


この世界には新聞など無いし、

討伐が行われているようでは迷宮の場所は時事の情報だ。

商人を相手に商売する旅亭の受付が知る由も無い。


「それから、国内外を何度か移動したいので利用券を貰いたいのだが」

「冒険者ギルドの利用券ですね?

 1泊1枚と言う決まりとなっておりますが、

 お客様は連泊されますので宿泊分の10枚をお先にお渡ししておきます」


「そこの冒険者ギルドでしか使えない?」

「いいえ、この国であればどこでもご利用になれます。

 国内からの利用に限定しますが、外国も行き先にご指定できます。

 外国から帰って来る際には使用できませんので、そこはご注意下さい」


ふーん、便利だな。

10枚もあるのだから各町や迷宮、

それからシュメールに行く際にも使えるのだろう。


受付の男性に礼を言うと、丁寧な対応で送り出された。


まずは商店街の方に向かう。

唐黍粉トウキビコの元を辿りたい。

木箱一杯の量では無く少量を安く仕入れられれば、

自宅で臼を碾く事も有り得る。


き臼もあれば買ってみたいが、重そうで運ぶのは苦労しそうだ。

それは自国で買っても良いだろう。

自国ならば石材は豊富なようだし。


ナズが早速食料品店を見付けた。


「済まないが、こちらでは唐黍トウキビは扱っているかな?」

「はいはい、あるよ。

 粒が揃った大玉なら5ナール、

 歯抜けの悪いのなら2ナールだね」


「値段の差が激しいな?」

「これ1つでお腹一杯だからね、大きいのは。

 悪いのは奴隷にやったり、潰して粥にしたりだね」


「そのまま食べるのか」

「そうだよ、生なら焼くだけで良いし、乾燥した奴は煮るんだ。

 知らないって事はアンタ外の人だね?

 シュメールでもシルクスでも唐黍トウキビは高いンだろ?

 ここじゃあ貧乏人か奴隷の食べモンだね、安いもんだ」


「そ、そうなのか。大量に仕入れるには?」

「うちでも沢山扱ってるよ。

 船に載せるなら木箱1つで500ナール、100本入りだ。

 木箱はこっちで用意するなら30ナール。梱包はそっちでやってね」


シルクスでは幾らで売っていたか知らないが、

1箱買っても530ナールなら大分安い。

大き目サイズの20本分位を粉にした末端価格が500ナールだった。

加工賃があったとしても5倍だ。


やはり産地は安い。

しかも新鮮で小売りもできるとあっては、

これ以上元売りを探しに行かなくても済みそうだ。


「他にこの国の名産品などはあるか?」

「小麦が1番扱いが多いけど、

 どこの国でも小麦はあるだろうから名産って事も無いよなあ。

 大口の注文は来た事無いねえ。

 後は持って行き難いオーレズとか?」


持って行き難い物を紹介されてもなあ・・・なんて思っていたら、

商人が自分の目の前にあった木箱の蓋を開けると、

そこには赤黒い粒が現れた。


見た感じ穀物だ。

麦でも小麦でも無い細長く小さな粒である。


色が付いているが、日本でも古代米と言って赤い米や黒い米があった。

ここでは想定するに古い時代背景なのだし、古代米が標準なのだろう。

品種改良なんて無い。


そもそもこの世界の食べ物は、

自分たちの知る食べ物に比べて色合いが斜め上である。

人参が緑だったり、イモが紫だったり。


「少しかじってみても?」

かじっても味は分らんよ?

 小麦と違って腹は痛くならないけど、

 これを生で食う人はいないんじゃないかな」


いやいや、米かどうかを確認するだけだ。

無味無臭で噛めばデンプンが唾液で分解されて麦芽糖に。

ふっくら炊けば噛む程に甘くなる、それが米である事は知っている。


「やはり、思っていた通りの味だ。これがずっと欲しかった。幾らだ?」

「えっ?そんなに美味かった?」


自分がやったように、商人は2,3粒をボリボリと噛み締めて首を傾げる。


違うんだよ、味じゃないんだ。

これが米であるかどうかの確認をしただけだ。

ここにあったのかと言うお宝を発見した時のような嬉しさが込み上げる。

しかし、買った所で直ぐには食べられない。


「うーん・・・生だとやっぱり味が良く解らないけど、

 オーレズは1食分で6ナール、このお皿1杯分だね」


商人がどんぶりのような器で掬ってみせた。


1合・・・は意外と少量である。

あのお椀1杯であるなら多分約2合だ。

ここの住民たちが1食であの量を食べると言うのであれば、

確かに成人男性なら十分お腹一杯だろう。

大食いの人ならもう半分位は欲しいかもしれない。


自分は半分で十分、そう考えるとウチは10人なので5杯分。

10人分が1食30ナールと考えると物凄く安い。

そんなコスパ良い食べ物がなぜ輸出されないのだ。


「これは船では運ばないのか?」

「小麦の方が日持ちがするし、湿気にも強いからね。

 これは直ぐカビちまって、保管するのも大変なんだ。

 今は時期が良いからまだ残ってるが、夏には無くなるね。

 船で運んだりなんかしたら黄緑色の粉が付いちゃって、食べられないよ」


そ、そうか。

湿気に弱いのか。

保存が難しいのだな。


日本にあったような通気性の良い高床式倉庫なんて、見た感じ無さそうだ。

このように木箱へ入れっぱなしで保管しているのであれば、

この多湿な環境で長期に保存する事は難しい。


いずれ自宅が完成したら買い付けに来る事として、

今は発見できたと言う事実に留めて置こう。


ミチオ君、磯辺焼き・・・ありそうだよ。

いつか会えたら持って行くよ。


「解った、今日は市場調査なので申し訳無いが、

 いずれまた買いに来るので宜しく」

「あいよ、贔屓にしとくれ~」


ブラヒム語も流暢だったし、米以外は木箱での大口にも対応していた。

恐らくシルクスで陸揚げされていた物の幾つかは、

この店から仕入れた物なのだろう。


米と出会えた事で満足してウキウキになった。


「ご主人様はあの食べ物を知っておいでなのですか?」


「ん?ああ。自分たちの国では主食でな。

 トルキナでは中々出回っていないので買える場所を探していたのだ。

 あれはとても旨いのでな、家が完成したら皆で食べてみよう」

「本当ですか!

 私の知らないお料理がまだまだあるのですね、楽しみですっ」

「毎度私達にまで珍しい物を与えて下さり、大変感謝しております」


まずは・・・カレーだな。

ルーが1回分残っているのだしカレーライスだ、カレーライス。


ニコニコしながら商店を回った。



   ***



最後に冒険者ギルドで4つの町を聞き、

アナに地名をしっかり覚えさせて5か所を巡る。


迷宮は現在ダイダリとアルバブールの外れにあると言う。


街の傍にある訳では無く、

その街から更に飛ばして貰わなければ直ぐには行けない距離らしい。

冒険者を持たないパーティはどうするのだろう。

疑問に思ったが、今日は観光なので迷宮までは足を延ばさなかった。


この街には所々に水路があって、可愛い木の橋が対岸を繋ぐ。

やはりここには大きな川が流れているのだろう。

下水も通していると思うし、

そういう場所でないと町は発展しないのだ。


トラッサやホドワのような計画的に作られた町では無いらしく、

道は所々入り組んだり斜めに入ったりと、ゴチャゴチャしていた。


目に付いた街並は歩き尽くし、

木の温もり溢れる豊かな首都観光を堪能した。

王宮の方は・・・遠目で見るだけにして置きたい。

じろじろ見て不審がられても困る。


米はあるが瓦屋根なんて無いので、

構造物はユーアロナの領主館とさほど変わらないようだった。

日本のお城のような東洋感なんてどこにも無い。


その奥に見える西の空は、ほんのりと赤みが掛かっていた。

∽今日のステータス(2021/12/26)


 ・繰越金額 (白金貨35枚)

     金貨 31枚 銀貨  3枚 銅貨 87枚


   サービス品受け取り       利用券10枚

    冒険者利用券 ×10


   移動費                (0й)

    サンドラッド→プタンノラ    利用券1枚

    サンドラッド→アルバブール   利用券1枚

    サンドラッド→ダイダリ     利用券1枚

    サンドラッド→シュメルディハナイ利用券1枚

  ------------------------

  計  金貨 31枚 銀貨  3枚 銅貨 87枚

                   利用券 6枚


 ・異世界61日目(昼前)

   ナズ・アナ56日目、ジャ50日目、ヴィ43日目、エミ36日目

   パニ26日目、ラテ8日目、イル・クル5日目

   シルクスの旅亭出発の日、サンドラの旅亭宿泊1/10日目



 ・グルシア公国、5つの町


  1 サンドラッド

  2 プタンノラ

  3●アルバブール

  4●ダイダリ

  5 シュメルディハナイ



 ・作中名詞注訳

  コメ → オレズ (ヘブライ語)

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