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異世界迷宮の追従を  作者: えぁりん
♯第八章 停滞
149/394

§137 低調

昨晩、久しぶりに色魔を使用した。


パーティの日、忙しさがあってナズだけ1回分パスしたのだ。

その分のわだかまりを残してはいけないと思い、

ナズだけ2回分可愛がった。


思えばそれがいけなかった。

既にその前お風呂でイチャイチャしてしまったので、

結局の所想像以上に疲労した。


二日酔いとは違い朝はしっかり目が覚めたが、

全体の疲労感が取り切れていないのだ。

どうせ後衛だし、自分が剣を振る訳では無いので迷宮は問題無いだろう。

ただし、重怠おもだるい感じは朝食後も抜けきれなかった。


迷宮に行く前にボーナスポイントの余りは無いか、

各自のステータスに変化は無いかをチェックする。

以前ワープを取得できるまでに至っていたのに、

チェックを怠って勿体無い事をしていた。


・・・ほら、余ってる。

最後にボーナスポイントを弄った時はLv43だった。

今は1つ上がって44。


恐らく前回の魔物の部屋で救出をした際に、

沢山魔物を倒したので上がっていたのだろう。

ああいったイベント時や迷宮から帰って来た時点で、

本当は調べるべきだった。

面倒臭がり屋の所は善処したい。


弓でMPが回復できるし矢のストックも十分なので、

最近は積極的に撃ち込むようにしている。

つまり、MP回復速度上昇はもう不要だ。

これに15ポイントも振っていた。

勿体無い。


メテオクラッシュも魔物の部屋以外では多分使用する事は無いだろう。

これもカット。

鑑定とワープ、これもスイッチで良いだろう、カット。


ヴィーはしょっちゅうダメージを受けるようになったし、

状態異常が怖いのでパーティライゼーションは必要だ。

パーティー項目解除も併せてセットなので、ここは2ポイント死守だ。

耐性が整うまではこの2ポイントを確保しておかなくてはならない。


クリティカル率上昇は、今のところ目に見えて有効になった感じが無い。


と言うかこれはそもそも、

クリティカルが発生するスキルを持つジョブでないと効果が無かったのだ。

一時的に博徒を取りやめて料理人にセットしていたため、

これまで全く恩恵が無かった死にボーナスであった。

カットカット。


結局19ポイントも余った。

しかしここから必要経験値減少を積み増すには32ポイントも掛かる。


結晶化促進を×16にするには8ポイント、

5thジョブから6thジョブに変えるのは16ポイント。


現状で金には困っていない。

結晶化促進をカットしても得られるのは7ポイントなので、

足しても26ポイント、これではカットするメリットもない。


結局6thジョブを取る事にして、余った3ポイントは

クリティカル発生上昇10%を選択した。

倍率を上げると5%ずつ上昇し、最大で30%のようだ。

と言う事は1ポイントのクリティカル発生上昇だけだと5%なのか?

100回やって5回なら実感が得られない訳だ。


鑑定とワープのスイッチは、

迷宮から帰る際にステータスを開かなければならず、

これは余ったポイントの早期発見に役立つだろう。


どうしても同時に使用しなければいけない時は、

恐らく危機が迫った時なので、常時はこれで良い。

面倒臭がってはいけないと言う事だ。


 ・BP142

   鑑定          1pt   必要経験値減少/10 31pt

   キャラクター再設定   1pt   結晶化促進×8     7pt

   パーティー項目解除   1pt   6thジョブ     31pt

   パーティライゼーション 1pt   クリティカル発生10% 3pt

   獲得経験値上昇×20 63pt   詠唱省略        3pt


余ったジョブは武器商人を設定した。

目利きに挑んでみたい。


恐らく、このジョブには何か特別な条件は必要無いのだろう。

如何いかんせん取得までの道のりが長過ぎる。

それに商人や武器防具商人は、戦闘に有効なスキルを持っていない。

鑑定した経験か、或いは回数のみが求められると予想した。


Lvだけの条件で解放されなかったら、

各100回ずつ鑑定してみれば良い。

100で駄目なら200、300だ。


それでは探索の再開だ。

今日はできればロートルトロールのボスへ挑む。

ヴィーは雑魚担当で、残り3人がボスの囲みをして貰おう。


「準備できたか?行くぞ」

「「「「はい」」」」


ゲートを中間部屋に繋ぐ。


アナに確認して貰った所、

待機部屋周辺に回遊するパーティがいるとの事なので、

ボス部屋に直接向かうのは控えて徒歩で向かう事になる。


道中に4グループの魔物の集団と出遭ったが、

作戦通りヴィーはロートルトロールには手を出させず、

ロートルトロールしかいない時は後列に回り、アナの動きを見学させた。


直ぐにボスの待機部屋に到着したが、

先程の回遊していたパーティが入ってしまったようで扉は開かなかった。


待っている間にヴィーが練習を要求したので、

納屋から木刀を持って来た。

そして待っている間中、ヴィーは盾の使い方の練習をしていた。


そうこうしているうちにボス部屋の扉が開く。

打ち込みの練習をしていたら、20分程度なんてあっと言う間だった。


「このボスのロールトロールは寝転んだまま転がって来たり、

 その場で回転したりと妙な動きをして来る。

 動きに惑わされず、良く解らなかったらまずは身を守る事を優先しろ!

 ヴィーはお供の方を狙え!行くぞ!」

「「「はい」」」


煙が集まる方向に向かって、各自走り出す。

残念な事に、お供はヴィーの苦手とするロートルトロールだった。


「ナズ!ヴィーの補佐に回れ!」

「はいっ」


1ターン目のファイヤーストームを念じた直後、

慌てて3:1の構図から2:2に引き分け直す。


石化と違って麻痺は防御が増す訳では無い。

硬直した所に集中攻撃を受けたりボスと2匹でタコ殴りにされたら、

いくら防御力が高いヴィーだってひとたまりも無いだろう。


この情勢でまずは3ターン、耐えて貰うしかない。


ナズが牽制してたじろぐ間にヴィーが切り込む。

ヴィーが盾で2発を弾いた際に、

ナズが足を払い、目を狙い顔を逸らさせて連続攻撃を中断させる。


こちらは問題無さそうで安心した。


しかし、ロールトロールの方が怪しい。

アナが盾を構えたまま動かない。


ジャーブのみがカウンターをせず、剣で受けるだけになっている。

ジャーブが受けるならアナが突けるはずなのだが。


・・・そうか、麻痺だ!


慌ててアイテムボックスから抗麻痺丸を取り出し、

パーティライゼーションで使用した。

アナが多少ふらついた後、盾を構え直して再び動き出す。


安堵の中、2ターン目の火魔法を連続で使用した。


ロールトロールの方を集中して注目する。

何故アナが麻痺攻撃を受けてしまったのか。


盾を構えながらアナが近付き、ロールトロールの攻撃を受け止めた。

ジャーブが長身の両手剣を生かして距離を保ちながら切り込み、

ロールトロールの攻撃はアナに集中する。


2発目の攻撃は中央で受けた。

アナが中央で受ける?


3発目が読み切れず、盾が逸らされる。

いや、元々盾を外す攻撃だ。

正面へのパンチでは無く、掻き毟るような。


そこから連続した動きで前転を仕掛けて来たが、

それをアナはとっさに避けた。

避けたがロールトロールは前転中に腕を伸ばし、

アナは妙なパンチを貰って吹き飛んだ。


ロールと言うだけあって、回転中にもトリッキーな動きを繰り出せる。

あの動きは知っていなければ読めないし、

知っていても完全に避けるのは難しいだろう。

ならば盾で守るしかないが、それを外されている。

事前に盾を毟った攻撃を仕掛けたのはそのためだ。


並みの大きさの魔物なら、

ジャーブが巨大な両手剣で往なせるだろうが、

トロールと言うだけあって剣で動かせるようなサイズでは無い。

いくら斬り込んでも止められないのだ。


再びアナが動かなくなった。

盾の構えられていないアナを狙って、

勢いを付けたトロールのパンチが炸裂する。


パーティライゼーション!パーティライゼーション!

抗麻痺丸と滋養剤を使用する。

アナは回避が間に合わなかったようで思いっきり腹に受けたようだが、

今回は麻痺は無かったようだ。


もう一度パーティライゼーションで滋養剤を使用した。

僧侶に付け替える時間は無かった。

オーバーホエルミングでどうこうしたとしても距離があるし、

そもそもあの巨体を押した所で軌道は逸らせないだろう。


3ターン目のファイヤーストームでナズとヴィーがフリーになり、

ロールトロールの囲みに加わった。


「ヴィーは特に気を付けろ、前転攻撃は特に注意だ!

 回転中にも手や足が出て来る!」

「あいっ」


4人で囲まれたロールトロールだったが、

お構いなしにアナを集中して攻撃した。

アナの盾は外せると踏んだのだろう。


今日はどうした?アナ。

何時もは完璧に止めて行く盾使いが、この戦いでは不調が目立つ。


「アナ、下がれ!他の3人に任せろ!」

「はいっ」


アナを下げさせ、次に狙われたのはナズだった。


盾を持っておらず、背が低く狙い易いと判断されたのだろう。

ロールトロールが勢いを乗せてパンチを繰り出したが、

槍を突き立てて体を持ち上げてかわした。


お得意の槍ポールダンスだ。

そこから降下しながら槍柄でロールトロールの顔面を叩く。


その槍をトロールが掴んでナズを振り回そうとしたが、

槍を掴まれた隙に胸元に潜り込んで、

兜を顎にぶつける勢いで頭突きした。


「ガッ、ガァ!ボォォゥ!オオオオォォン!」


衝撃と痛みにロールトロールが悲鳴を上げた。

割と良い一撃が入ったのだろう。


その隙にジャーブとヴィーが攻勢に出てタコ殴りにした。

4ターン目のファイヤーボール連射をする。

流石20層のボスともなるとまだまだだ。


ロールトロールはナズを狙うのを諦め、ヴィーを狙い始めた。

パンチからの裏拳、回転撃の3コンボかと思ったら、

回転を維持したまま何度も腕を当てて来た。


ヴィーが防衛に徹する。

回転ラリアットが終わった所で、ロールトロールの足元がもつれた。

そのまま転倒する。


ジャーブとヴィーがチャンスとばかりに切り込みに行ったが、

ロールトロールの連続攻撃が終わった訳では無かった。


そこから更に寝返りを打ちながら足や手を振る。

調子に乗ってジャンプで勢いを付けたヴィーが、

ロールトロールの足で蹴飛ばされて吹き飛んだ。


「あがっ・・・」


またヴィーが動かなくなっている。

ロールトロールの一撃は本当に危ない。

麻痺を起こす確率が高そうだ。


パーティライゼーションでヴィーの麻痺を回復する。

抗麻痺丸はストックが尽きた。

次に受けたら薬草採取士を一度付けて変換せねばならない。


6ターン目のファイヤーボール連射でロールトロールは煙になった。


自分達パーティの限界点が来てしまった気がする。

足りない物は、ヴィーの耐麻痺装備と対応力。

そしてアナの調子が悪いのも気になる。


「どうした、アナ。調子が悪かったみたいだが?」

「先程の打ち込みで力を使い過ぎてしまったせいか、

 盾で上手く捌き切れませんでした。申し訳ありません」


「そ、そうか。では休憩しよう。探索中の練習は控えるようにな」

「はい、申し訳ありませんでした」

「お、お姉ちゃんごめんなさい・・・」


「ヴィーは謝る必要無いぞ、練習して力を付ける事は良い事だ。

 ボス戦前に全力でやってしまった事が誤りなのだ」

「はい・・・」


ジャーブもかなり本気で打ち込んでいたように見えるが、

いつも振るっているのは大型剣だし、木刀位では消耗しないのだろう。

要するに実力差だ。

7年と3年、筋力や体力差、攻撃と防衛の差が出たのだろう。


もう一度ボスをやるのは、ヴィーがトレーニングを積んだ頃で良い。


再戦は後に回し、次の階層に進む事にした。

ロートルトロールの数も減るだろうし、

次の階層の方が戦い易くなるかも知れない。


「じゃあ、ボスの練習は後回しだ。今日は先に行くぞ」

「はい、アイテムを拾って来ますね」

「済みませんでした、今後は気を付けます」


「いや、アナだけで無くヴィーも不安定だからな。

 ヴィーがあれではボス、お供、どちらに付けるのも危うい」

「そうですか、ヴィーの鍛錬も併せて進めさせて頂きます」


今後もヴィーの練習に付き合ってくれるのか。

それは有り難いな。

ヴィーの盾使いが上手くなれば被弾が減るだろうし、

竜騎士の真髄である大楯を振るって皆を守って欲しい。


「ご主人様、どうぞ」


ナズからアイテムを受け取る。

鑑定の結果は鉄だった。


このボスを回す事ができれば、鉄製品が作成できる。

革の方は在庫が少ないが、次へ進む準備ができた訳だ。

早めに突破させて鉄製品、或いはレアドロップである鋼鉄を集めて、

より強力な装備を作らせて行きたい。


では革を集めなくては。


原作の物語でミチオ君はシザーリザードから革を取得していた。

シザーリザードは22階層以降の深層階だ。

当然今いる中層階である20階よりはもっと奥である。


鉄製品が20層のロールトロールから入手できるので、

順番としては逆になってしまっている。

普通、こういった物は探索難易度に相応なはずだ。


銅はケトルマーメイドから出た。

順当と言えば順当だ。

倒し易く、扱い易い、そして弱い。


鉄は先程のロールトロールだ。

レアドロップで鋼鉄も出る。

頑張ればここで鉄製品、或いは鋼鉄製品で装備を固める事もできる。


そう考えると通路に出て来る魔物、

しかもレア枠であるシザーリザードは、

革の取得先としては遅過ぎる。


革はミノのボスであるハチノスからも出た。

これなら順当、いや少し早めか。

倒し易いから人が集中し、産出量はそれなりだろう。


ならば妥当でもあるのか。

配給量があっても値段の割に心許無い銅や、

倒すのに相応の実力、或いは耐性装備が必要とされる鉄に比べたら、

値段も手軽さも納得できる。


次の21層の魔物を確認したら、革を集めよう。

但しトラッサ7層は初心者のホットポイントだ。

順番待ちでべらぼうに時間が掛かりそうなので、

それなら買った方が早くなる。


ホドワ1層もミノだった。

こちらはどうだろうか。

ワープポイントを作るために一度寄ったきり、

こちらは全く攻略をしていない。


色々考えながらアナに探索を任せる。


アナが最初に案内したのは豚が3匹、

猿・・・いやゴリラが2匹だった。

どちらが素早く行動するかは判らない。


「ナズとアナはセットでロートルトロールを、もう1匹はジャーブだ。

 ヴィーはピッグホッグがこちらに漏れないように牽制だけしろ!」

「「「「はい」」」」


3チームに分かれて布陣を形成するが、

ロートルトロールの足元の隙間を抜けて、

ピッグホッグ3匹が前線に出て来た。


ヴィー1人では止め切れないし、

アナは1匹を相手取って、

ロートルトロールが前に出て来ないように、ナズが牽制をする。


状態異常抵抗ダウンをアナの対峙するピッグホッグに掛けた。


ジャーブは剣の平を使い、

頭1つ抜けてきたピッグホッグをゴルフスィングで吹っ飛ばす。

飛ばされたピッグホッグは最後尾よりももっと奥に押し戻され、

前面に出て来たロートルトロールを大剣で牽制した。


ええとピッグホッグは水弱点で土属性のはずだ。

しかし遊び人のスキルは火魔法がセットされている。

どちらが怖いかと言えばやはりトロールなので、

構成は変えずに火魔法を連射した。

まずは1ターン。


豚は丸焼きになったが、美味しくはならない。

そもそも倒せば煙となって消えてしまう。


本人より小さい相手に、ヴィーは猛襲を掛け出した。

盾を使って頭を押さえ込み、バコンバコンと嫌な音を立てながら、

ピッグホッグを叩きのめした。


さっきまでロートルトロールにボコされた仕返しをするかの勢いだ。


猪のような突進があるかと思ったが、

素早く動くだけで急激な行動はしないようだ。

それにしても子豚とは良く言った物で、

ヴィーに押さえ付けられて動けなくなる程に小型だった。


砂煙が舞い、視界が一気に悪くなる。

石礫いしつぶてが顔面に当たり、思わず目をつむった。

痛みは少なかったが、これはまずい。

ピッグホッグの土魔法を受けたようだ。


目を開くとアナはうつぶせに倒れており、

ナズが必死に槍を振ってロートルトロールを牽制していた。

さっき遠くへ飛ばしたピッグホッグのせいだろう。


ジャーブが吹っ飛ばした時はナイスだと思ったが、

その結果はとんでも無かった。

アレを孤立させてはいけなかったのだ。

かと言ってロートルトロールの隙間でウロチョロされても非常に困る。

どうしたもんか。


アナが動かないままだったので、

恐らくさっきの間に一撃を貰って麻痺してしまったのだろう。


このままではどうにもならないので、

オーバーホエルミングで駆け寄り、アナを戦線から外し後列へ転がした。

抗麻痺丸は再作成していない。

その余裕すら無い。

まさかこんな事態になるとは予想だにできなかった。


2ターン目の火魔法を唱える。

先程の階層が3ターンでギリギリ終わったので、

この階層は絶対に4ターンを求められる。

そう思うと、まだ半分だ。


再び奥の方で赤い詠唱マークが見える。

そう何度も食らってはまずい。

ヴィーまで麻痺したら戦線が崩壊する。


オーバーホエルミングでかなり奥のピッグホッグを狙い、矢を射出する。


この距離を狙った事は一度も無かった。

後列から後列の、更に倍だ。

以前行った家の庭での練習では、

後列から後列の距離で中心を射止める事はできなかった。


外す恐れがある。

2射目を急いで準備し射出する。

念のため3射目も準備した。


オーバーホエルミングが切れ、

スローだった矢が一気にピッグホッグに向け放たれる。

3射目は普通に狙った。


やはり2発が外れ、3発目が何とかかすめて当たったようだ。

詠唱マークは消えたので次のすべき事を急ぐ。


オーバーホエルミングを唱え、

その間にジョブを付け替えて薬草採取士を選択する。

アイテムボックスから削り掛けを取り出し、

薬草生成と念じると手の平に3粒の抗麻痺丸ができ上がった。


直ぐにパーティライゼーションで使用し、アナが起き上がる。


「申し訳ありません!」


「良いから、直ぐ戻れっ!」


アナが戦線に復帰し、程無くしてピッグホッグは石化した。

続いてヴィーが戦っていたピッグホッグに向けて、追突撃を開始する。

状態異常耐性ダウンを合わせた。

ロートルトロールは完全にナズに任せたようだ。


3ターン目のファイヤーストームを唱える。

ヴィーが凹していたピッグホッグは消滅し、肉の切れ端に変わった。


確か、豚バラだったはずだ。

結構な量があるように見えるが、肉の塊には程遠い。

カルビ1~2人前だろう。

と言っても2人が腹一杯満足できる量では無い。


ジャーブの戦っている魔物にヴィーが付き、

再びアナとナズがセットになる。

状態異常耐性ダウンを掛ける。


奥の方でまた赤い光が見えた。


戦線が少し前進したので、

オーバーホエルミングを使用しながら距離を縮め、

2発を射出し、もう1発はその後に発射した。

合計3本の矢が発射されたが全て外し、再び土魔法が全員に降り注ぐ。


自分は顔を逸らして土魔法が顔面へ直撃するのを避けたが、

魔法の影響が終わった後に全員を確認すると、

今度はヴィーが上を向いて倒れ、動かなくなっていた。


もう駄目だろ、これ。


パーティライ・・・いや、次のターンで終わるはずだ。

ファイヤーストームの連射を掛けるとロートルトロールは消えた。

そして、石化して魔法に弱くなったピッグホッグも消えた。

残り1体だ。


あいつは現状かなり遠くにいる。

ナズ、アナ、ジャーブが駆け足で向かった。

もうヴィーの回復はいいや、直ぐ倒せるだろうし。


自分の腕前では2倍の距離になると弓の命中力が極端に低くなる事、

ピッグホッグとロートルトロールの組み合わせは現状厳しい事、

現在の自分たちの実力は20層が限界である事を悟った。

∽今日のステータス(2021/10/19)


 ・フジモト・ユウキ 人間   男 21歳 探索者 Lv44

  設定:探索者(44)遊び人:火魔法/MP中(35)

     魔法使い(37)英雄(37)博徒(30)

  取得:村人(5)戦士(30)剣士(34)商人(30)色魔(1)

     奴隷商人(1)騎士(31)賞金稼ぎ(31)暗殺者(1)

     武器商人(1)防具商人(1)農夫(1)薬草採集士(30)

     錬金術師(1)料理人(18)村長(1)僧侶(19)神官(1)


 ・BP142(余り1pt)

   鑑定          1pt   回復速度上昇×5   15pt

   キャラクター再設定   1pt   5thジョブ     15pt

   パーティ項目解放    1pt   クリティカル率上昇   1pt

   パーティライゼーション 1pt   詠唱省略        3pt

   獲得経験値上昇×20 63pt   ワープ         1pt

   必要経験値減少/10 31pt   メテオクラッシュ    1pt

   結晶化促進×8     7pt


 ・ナジャリ     ドワーフ ♀ 16歳 鍛冶師 Lv40

 ・アナンタ     猫人族  ♀ 20歳 暗殺者 Lv39

 ・ジャーブ     狼人族  ♂ 28歳 騎士  Lv35

 ・ヴィクトラ    竜人族  ♀ 12歳 竜騎士 Lv36

 ・エマレット    狼人族  ♀ 19歳 探索者 Lv26


  ↓


 ・フジモト・ユウキ 人間   男 21歳 探索者 Lv45

  設定:探索者(45)遊び人:火魔法/MP中(35)

     魔法使い(37)英雄(37)博徒(30)武器商人(11)

  取得:村人(5)戦士(30)剣士(34)商人(30)色魔(1)

     奴隷商人(1)騎士(31)賞金稼ぎ(31)暗殺者(1)

     防具商人(1)農夫(1)薬草採集士(30)錬金術師(1)

     料理人(18)村長(1)僧侶(19)神官(1)


 ・BP143

   鑑定          1pt   結晶化促進×8     7pt

   キャラクター再設定   1pt   6thジョブ     31pt

   パーティ項目解放    1pt   クリティカル発生10% 3pt

   パーティライゼーション 1pt   詠唱省略        3pt

   獲得経験値上昇×20 63pt   ワープ         1pt

   必要経験値減少/10 31pt


 ・ナジャリ     ドワーフ ♀ 16歳 鍛冶師 Lv40

 ・アナンタ     猫人族  ♀ 20歳 暗殺者 Lv39

 ・ジャーブ     狼人族  ♂ 28歳 騎士  Lv35

 ・ヴィクトラ    竜人族  ♀ 12歳 竜騎士 Lv36

 ・エマレット    狼人族  ♀ 19歳 探索者 Lv27



 ・収得品

   鉄   ×  1   豚バラ肉 × 3

   鑄   × 26   白身   × 9

   木の板 ×  7



 ・異世界36日目(朝)

   ナズ・アナ31日目、ジャ25日目、ヴィ18日目、エミ11日目



 ・トラッサの迷宮

  Lv   魔物       /    ボス

  17 ケトルマーメイド   /  ボトルマーメイド

  18 マーブリーム     /  ブラックダイヤツナ

  19 ラブシュラブ     /  ラフシュラブ

  20 ロートルトロール   /  ロールトロール

  21 ピッグホッグ     /  ピックホッグ

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