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私のお兄ちゃんのちょっと変わった趣味

私のお兄ちゃんはちょっと変わった趣味を持っているけれど、それでも私はそんなお兄ちゃんが大好きです!

作者: ホキニワラ
掲載日:2020/01/06

短編書いてみました!

「お兄ちゃん、ご飯出来たよ~♪」


「おう、分かった」


 私の名前は小池琴音。中学2年生の女の子で、両親が共働きの為、家では私が家事全般すべてを担当しています。


「いつもありがとうな。琴音」


「やった~☆! 今日もお兄ちゃんに褒められた~♪」


 この人は小池智也。高校1年生の男の子で、私のお兄ちゃんでもあります。お兄ちゃんは運動は私より苦手だけど、勉強が出来て、とても優しくて、格好良いところがあり、私はそんなお兄ちゃんがとても大好きなの♪ だけど、お兄ちゃんには、みんなには理解されない、ちょっと変わった趣味を持っていたりします。


『この番組は、テラッサーとご覧のスポンサーの提供でお送りします』


「チックショ~! この裏切者~!」


(あはは……。今日の提供クレジットは、お兄ちゃんにとってはとてもショックだったんだね……)


 お兄ちゃんのちょっと変わった趣味、それは、提供クレジットを見ることなの。提供クレジットを見たところで、何がいいのか、私にはよく分からないけれど、お兄ちゃんにとっては、提供クレジットが大好きで、とても楽しみにしているみたいなの。


 ちなみに、提供クレジットっていうのは、お兄ちゃんが言うには、番組に協力してくれているスポンサーを明らかにするために入れるクレジットのことを言うみたいなの。


 基本は番組の前と後に入れるみたいで、最初は○○の提供でお送りしますと言い、最後は○○の提供でお送りしましたって、言うみたいなの。提供は基本、アナウンサーが読み上げてくれていて、一部のアニメとかは、その作品の主人公の声を担当してくれている声優さんが読み上げてくれるみたいなの。もちろん、例外もあるみたいだよ。


 私はそんな事、全然知らなかったけど。


 あと、番組内で流れる1つのスポンサーのコマーシャルが60秒以上の場合、そのスポンサーを読み上げてくれるんだけど、30秒の場合はそのスポンサーを読み上げず、ご覧のスポンサーで一括りにするみたいなの。

(もちろん、例外があって、60秒以上でも読み上げなかったり、30秒でも読み上げたりする場合もあるみたいなの。)


 提供を読み上げる場合、まず最初にスポンサー名を読み上げて、その後にご覧のスポンサーって言うみたいで、その逆はないみたいなの。それとスポンサー名を全て読み上げたり、スポンサーを最初から読み上げずにいきなりご覧のスポンサーって言う場合もあるみたいなの。


 場合によっては、提供クレジットが出るだけで、何も言わない時があるみたいなの。


 正直、お兄ちゃんに言われるまで、私はそんな事、全然気付かなかったし、それを分かったところで、一体何の意味があるのか、私にはよく分からなかったの。


「お兄ちゃん。今日の提供のどこが裏切者なの?」


 私はお兄ちゃんに、今日の提供がどうして裏切者なのか聞いたの。


「琴音……。今まで言ってくれたカナリア銀行が今日から言わなくなってしまった……」


(あ~……、またこのタイプの裏切者ね……)


 お兄ちゃんの言う裏切者というのは、以前、読み上げてくれたスポンサーがある日を境に読み上げてくれなくなってしまうことをいうの。または、今までクレジットされてたスポンサーがある日を境にクレジットされなくなることをいうの。今回の場合は、前者の方に当たるね。


 ちなみに、こうなってしまうと、お兄ちゃんはショックで落ち込んでしまうの。

(お兄ちゃん、メンタル弱すぎだよ~……)


「もぅ~、お兄ちゃん! そんな事で落ち込まないでよ~……」


 こういう時のお兄ちゃんは、正直に言うと、とても面倒くさくて、私はあんまり、まともに対応しようとは思わないの。


 普段のお兄ちゃんはとてもしっかりしているだけに、ギャップが凄すぎて、私は大変なの。


「いや、無理だよ……。提供は僕にとっての生きがいだから……」


「何言ってるの……? お兄ちゃん」


 お兄ちゃんが急に黄昏た事に、私は呆れていたの。

(もぅ~、お兄ちゃんったら~……)


「それじゃ、お兄ちゃんは、私と提供、どっちが大事なの?」


 ここで私は、禁断の質問をしてみたの。お兄ちゃんにとって、私と提供のどっちが優先的に大切にしているか知りたかったの。


 お兄ちゃんがどちらを選ぶのか、おおよその見当は付いているけど、私はほんの少し期待をしていたの。


「もちろん! 提供に決まっているよ!」


「……!!」


 予想はしていたよ……。お兄ちゃんはきっと、私よりも提供を選ぶんだろうなと。もちろん、覚悟はしていたんだけどね……。


 でもね、お兄ちゃん。


「もぅ~、お兄ちゃんのバカバカバカバカバカ――――バカ~!」


「わわっ!? くすぐったいよ。琴音」


 私、ほんの少しだけど、お兄ちゃんがきっと、私を選んでくれる事に期待したんだからね! お兄ちゃんが提供を選ぶ事は分かっていたけど、それでもやっぱり、私じゃなくて、提供を選ぶなんて、いくら何でも、ひどすぎるよ~! もう、お兄ちゃんなんか、罰として、お兄ちゃんの背中に私のポコポコの刑なんだから~!


「琴音ごめん! 本当は琴音も提供と同じくらい、大事だから」


「それ、フォローになってないよ。お兄ちゃん」


「あっ、しまった……!」


 私はプゥ~っと、頬を膨らまし、お兄ちゃんに対して、プンスカ怒っていたの。結局、お兄ちゃんにとって、私は提供に勝つことが無いんだね。むぅ~、とっても悔しい~!


――翌日――


「あんたのお兄さん、本当変わってるね……」


「琴ちゃんのお兄様は、相変わらず、不思議な方ですね♪」


「そうなんだよね~……」


 私は、昨日、私とお兄ちゃんの間で起こった出来事を友達に話していたの。


「もぅ~、毎日が大変だよ~……」


「あはは……。琴音って、結構大変な思いしてるんだね……」


 この子は成瀬凛。私の友達で、とても負けず嫌いな性格で、運動神経抜群の女の子なの。部活はテニス部に所属していて、とてもスマッシュが得意なの! (ちなみに、私もテニス部所属だよ♪)


「さすがに毎日は大変ですよね……」


「うぅ~、そうなの」


 この子は五十嵐星来。私の友達で、とてもお嬢さんなの! 星来ちゃんもテニス部に所属していて、星来ちゃんもスマッシュが得意なの! (ちなみに、私はサーブやフェイクショットが得意だよ♪)


 私たちは普段、学校や部活でいつも一緒に過ごしていて、学校や部活が休みの日でも、一緒に遊んでいて、お弁当も一緒に食べているの♪


「琴音のお兄さんって、普段の時と趣味の時のギャップの差が本当に激しいよね……」


「わたくしもあの時は、ビックリしちゃいました!」


「あはは……。だよね……」


 以前、凛ちゃんと星来ちゃんが私の家に遊びに来てくれた時、お兄ちゃんは2人にとても優しく接してくれていて、私たち3人が楽しめるように、お菓子やジュースやゲームとかを持って来てくれたの。


 凛ちゃんも星来ちゃんもお兄ちゃんの優しさに、とても好印象だったの。その後、お兄ちゃんも参加してくれて、4人でゲームをやったりして、本当に楽しかったの。


 でも、テレビを見ていて提供が出た時、お兄ちゃんがハイテンションで思いっきりガッツポーズをしているのを見て、2人はとてもビックリしていて、私はお兄ちゃんが提供クレジットを見るのが好きで趣味だと2人に伝えると、2人共、お兄ちゃんのその趣味に理解出来ず、呆れてしまい、変わり者の印象も持つようになったの。


「そういえば、琴ちゃんのお兄様は提供が好きだから、これを見るようになったっていうのはあったりするのでしょうか?」


 ここで、星来ちゃんが私のお兄ちゃんについて気になった事を質問したの。


「あっ! それ、ウチも気になるな!」


 どうやら、凛ちゃんもその事で気になってたみたいなの。

(まあ、そりゃ、気になるよね……)


「うん。あるよ♪ お兄ちゃんは提供が好きになった影響で、スポーツ中継を見るようになったの♪」


 私は、提供の影響で、お兄ちゃんがスポーツ中継を見るようになった事を2人に話したの。


「まあ! そうだったんですの!」


「それは驚きだね♪ 琴音のお兄さんは主にどんなスポーツ中継を見ているの?」


 凛ちゃんも星来ちゃんも、提供が理由でお兄ちゃんがスポーツ中継をよく見ていることに、とてもビックリしていたの!


「基本は、オリン○ックやサッカーやマラソンとかだよ♪」


 私は凛ちゃんの質問に答えたの。


「なるほど♪」


「でも、どうして、スポーツ中継なんですの?」


「それはね、主に大会になるんだけど、その時でしか見られない提供クレジットになるからだよ♪」


 私は、提供の影響で、お兄ちゃんがスポーツ中継をよく見るようになった理由を2人に話したの。


「そうなの!? わたくし、全然知らなかったです」


「ウチもそれは知らなかった。それって、同じ大会でも年が違えば、提供って変わっちゃうの?」


「うん。そうみたい。スポーツ大会の提供クレジットは、その時その時でしか、見ることが出来ないみたいなの」


 私も正直、お兄ちゃんにその事を言われるまでは、全然知らなかったの。(というより、そもそも見ていなかったけど)

 でも、お兄ちゃんに言われて、よく見たら、確かにそうだったし、その時でしか見ることが出来なかったの。(でも、それを知ったところで、何の意味があるか分からないけど)

 ちなみに、お兄ちゃんはこの事を限定提供クレジットって、呼んでいるんだよ♪ (お兄ちゃん……。ネーミングセンスが全然ないよ……)


「ふ~ん、そうだったんだ。他にも提供の影響で、見ているのって、あるの?」


 凛ちゃんは、私のお兄ちゃんが提供の影響で、他に見ているのがあるのか、質問したの。


「えっと~、他には深夜アニメも見るようになったね♪」


「これまた、意外な答えが来た!」


 私が凛ちゃんの質問に答えると、凛ちゃんはその答えにとてもビックリしていたの!


「これもビックリしちゃいますね」


 どうやら、星来ちゃんもビックリしちゃったみたいなの!


「でも、深夜アニメにも提供の影響って、あるものなの?」


「うん。あるみたい。お兄ちゃんが言うには、深夜アニメは基本、提供が変わらないからとても素敵だし、一部の深夜アニメは提供が変わることがあるんだけど、それもまた素敵って言ってたの」


「凄いね……。琴音のお兄さん」


「琴ちゃんのお兄様は、本当に作品の全ての所を見ているんですね……」


「うん。そうなの……」


 私も凛ちゃんも星来ちゃんも、流石にこれは引いていたの……。提供を見て素敵だなんて……、私、お兄ちゃんの感覚がよく分からないよ……。


「そういえば、琴音のお兄さんって、今どんな部活に入っているの?」


「わたくしも気になりますわね」


 お兄ちゃんがどんな部活に入っているのか、2人共気になってたみたいなの。


「お兄ちゃんは今、提供クレジット同好会に入っているよ♪」


「やっぱり……」


「予想通りでしたね……」


 やっぱり2人共、お兄ちゃんが提供関連の部活に入っていることを予想していたんだね……。

(まあ普通、そう思うよね……)


「提供クレジット同好会だから、部としては、扱われていないんだね」


「うん。そうなの。お兄ちゃんが通ってる高校は、5人以上集まらないと、部として認められないの」


「なるほどね。だから部じゃなくて、同好会なんだね」


「そういうこと♪」


「提供クレジット同好会には、琴ちゃんのお兄様の他に、部員はいらっしゃるのですか?」


「ううん。いないよ。そもそも、この同好会はお兄ちゃんが作った同好会なの」


「やっぱり、そうだったんですね……」


 私のお兄ちゃんは、学校でも提供を楽しむために、技々自分で、部を立ち上げ、提供クレジット同好会を作っちゃったの。もちろん、お兄ちゃん以外に提供クレジットを見るのが趣味な人なんて、そうそう見つかる訳がないから、部員はお兄ちゃん1人だけなの。


「一応聞くけど、その同好会に顧問の先生はいるの?」


「うん。どうやら、顧問の先生はいるみたいなの」


「「えっ!? いるの!?」」


「うん。そうみたい」


 私がお兄ちゃんの同好会に顧問の先生がいることを言ったら、2人はとてもビックリしていたの!

 普通に考えたら、顧問の先生がいるとは思わないよね。私も最初は顧問の先生がいないと思ってたから。だから、顧問の先生がいると知って、私もビックリしちゃったよ~。


「まさか、顧問の先生がいたとは……」


「えぇ。とてもビックリですわね……」


「やっぱり、ビックリしちゃうよね!」


「ねぇ琴音。その先生はどうして、琴音のお兄さんの同好会の顧問の先生になったの?」


 凛ちゃんが再び、質問したの。


「う~ん、お兄ちゃんが言うには、その先生はどの部活の顧問にもなってなかったこと、お兄ちゃんの担任の先生でもあったこと、そしてお兄ちゃんに興味があったみたいだから、お兄ちゃんの同好会の顧問の先生になったみたいなの」


 私は凛ちゃんの質問に答えたの。


「そうなんだ。何か、その先生も凄いよね♪」


「そうですね♪ とてもいい先生ですね♪」


「うん☆! 私もそう思う♪ きっとお兄ちゃんはその先生のおかげで、とても楽しい学校生活を過ごしていると思うの♪」


 私も凛ちゃんも星来ちゃんもお兄ちゃんの同好会の顧問の先生をとても素晴らしい先生だと思ったの♪ だって、お兄ちゃんの趣味に付いていこうと思う人なんて、なかなかいないもん♪


「そうだね♪ でもやっぱり、琴音のお兄さんは変わっているね♪」


「えぇ。琴ちゃんのお兄様はやっぱり、不思議な方ですね♪」


「うん。私のお兄ちゃんはとても変わり者だけど」


「「「とても優しい人☆!」」」


「やっぱり、これに尽きるね♪」


 私のお兄ちゃんはやっぱり優しい人なんだなと思ったの♪ その先生もきっと、お兄ちゃんの優しさに気付き、顧問になったと思うの♪


――数時間後――


「お兄ちゃん、ただいま~♪」


「おかえり。琴音」


 私が家に帰ると、お兄ちゃんはとても嬉しそうな顔をしていたの。


「お兄ちゃん、どうしたの?」


 私はお兄ちゃんに何があったのか、聞くことにしたの。


「琴音。実は、僕の同好会に新たな部員が入ってくれたんだ」


「えっ!? そうなの!?」


 私はお兄ちゃんから、同好会に新たな部員が入ったと聞いて、とてもビックリしたの!


「うん。そうだよ」


「やったね♪ お兄ちゃん♪」


 私はお兄ちゃんの部活に新たな部員が入った事に、とても嬉しかったの♪

(だって、お兄ちゃんがとても笑顔なんだもん♪)


「うん。これからの部活がとても楽しみだよ」


「良かったね♪ お兄ちゃん♪ それじゃ今日は、お兄ちゃんの同好会に新入部員が入った事を記念して、晩ご飯はお兄ちゃんの大好きなステーキにするね♪」


「やったー!」


 私はお兄ちゃんをお祝いすることにしたの♪


「お兄ちゃんの為に、とびっきり美味しいステーキを作るからね♪」


 お兄ちゃんはちょっぴり、変わった趣味を持っているけれど、とても優しくて、一緒にいたらとても楽しいし、いつも私の作る料理をおいしいって言ってくれて、私とっても嬉しいんだよ♪ だから私はお兄ちゃんの為に頑張れるんだよ♪ 私はそんなお兄ちゃんがとっても大好きだよ♪

中々、思うようには書けないけど、また短編のお話を出せたらいいなと思います。

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