素直に
真っ白に
そう、できたらあなたに。
とりあえず挨拶をしてみた
初めては隣の住人
町で会う人とか
その他はいっぱい
数えてられるほど暇じゃないけど
呼吸でも、空気でも吸うかのように笑うから
悔しくなって
ただがむしゃらに走ってた
まだ眠ってるまくら元の影
いつかは僕を飲み込む暗い音が
聴こえるようで聴こえないようで
怖いというには遅すぎて
ごめんねをもっと
歌を歌うように
素直に
心の底からは届けられないけど
ごめんねをもっと
真っ白に
それこそあなたに
もっとずっと
素直に届けられたらいいのに
寂しい夜に
独りきりになってみた
挨拶みたいに単純に言えたらよかったけど
あなたとは
目を合わせるのも難しくて
諦めたくなって声をかけたくなくなった
ほんとうはいつでも
そう何度でも
名前を呼んでくれたら
呼べたら
僕はいつか思い描くような人になれるのかな
ごめんねを
もっともっと
世界が僕を見放さないように
ずっと近くに
感じたら
それは、
涙の合図
もしもあなたが寂しいなら呼んで
僕を呼んで
名前を呼んで
魔法なんかじゃなくていい
そんな綺麗じゃなくていい
呪文のようでもいい
呟いて
僕の名前を
あなたのその音で僕を呼んで
ごめんねをもっともっと素直に
自分自身に言ってあげられたら良かったのに
寂しくさせて
いつも嫌なことばかり飲み込んで
喋らせて
抱え込ませてごめんねって
そうして誰かに気付いてももらえなくて
そんな自分になってしまったことを自分に自分自身に
ごめんねって言えたら―――――――
僕はあなたを抱き締めに走るよ
真っ暗でも冷たくても
一番にあなたをみつけて
ありがとうって言うよ
僕を呼んでくれて
そうしたら手をつなごう
寂しいって思わないように