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いつもの私と彼etc.  作者: 代理人涼子
5年目の私と不可思議な彼etc.
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下準備、増し増し

トんだことになりかけた話でもある。

これは、昼あたりの話である。


暑い。

日が高く、クーラーの冷風でも

家が太陽光により、熱を帯びて

暑さを感じるやばさ加減。


そして、今日も今日で

気になることがあるので聞いてみよう。


『で、ジュンに勝った経緯を教えて』


ジュンとは、

幽霊組の新加入した幽霊だ。

そして、話しかけてるこのヒトは

幽霊組の頭、ユウキ。


【んなもん、決闘場所を決めて

下準備をしただけだ。

それに、ルールを明確に指定しなかったから

イツキと俺のコンビで組んで

罠に嵌めて、丸め込んだ】


ユウキは

当たり前だと、表情を変えずに言い切る。

オカルト危険行為に約束があり、

約束とは契約でもあるため

容易にしてはいけません。

した場合?

そんなの、ヤバいことを実行するし

何かしらの支払いを要求されます。

ジュンとの戦いの場合は

ルールを詰めずに約束を締結したから

ユウキの勝ち。


『あ・・・。

イツキって

元はユウキの三割魂だから、

同一のモノとして扱われますね』


イツキはユウキと同一で扱われ、

決闘場所が決まってから

細かな下準備をした。

決闘場所は、どっちが決めたにしろ

ユウキの勝ちで収まったように思う。

それほど、

ルールを詰めなかった方が

悪い扱い受けるのが

オカルトジャンルと言う話でも有る。


【しかも、息ピッタリ。

マジで、アレは無いわ】


そりゃ、コンビアタックされたら

スキなんてないでしょ。


【ルールを明確にしない方が悪い。

しかも、

やり方は優しいのを選んだが、

この辺は不要だったか?】


ユウキの言葉に察し。


【やめて下さい。

あんたがそれを言うって

ホンマ、ヤバいのやろ?

マジでやめて下さい】


ジュンがユウキに対して土下座。

ジュンの精神的性別が男なのでよっぽどだ。


『ひぇ』


私でも分かる話。

ユウキの術はサポート系で

自バフも含めてバフも出来て

デバフも使えるし、

特定の条件揃えば、

もっとエグいの使えるの察し。

“いつもの私と彼etc.”の会話では

載せてないけど

禁忌系術の知識は有るけど

使わない為に知ってるだけでの

力量的にも無理だそうな。

・・・。正直、禁忌系擬きモドキ術を

使用してる疑惑があるのですが、

どうなんでしょうね?


【まぁ、良く有る話だよ。

気にしない気にしない】


良く有る話でも恐怖である。


【回りからは

戦い方が生温いって声があったよねぇ】

【ホント、ホント、

地味バトルだったよねぇ】


似た容姿なので

双子幼女とニコイチセットで呼んでる

菊理菊良が当時の状況を話す。

詰め将棋のような地味なのは

察しだけど、

コンビネーション連打って派手なのでは?


『現実にゲーム性を求めない。

しかも、

初手から詰みを悟らせないように

立ち回ってたのでしょ。

ユウキのことだし』


そう、ユウキのことだから

相手の油断を誘う形で状況を整えて

決闘ルールを締結する前から

イツキとユウキは同一として扱える等の

特定の認識逸らすなど、

細かに仕込むぐらいは想定可能だ。


【変に信頼されとるな】


ジュンが

私のユウキへの言葉に

真面目な顔で眼を細めながら応える。

いや、六年近くそばに居ますからね。

分かるよ。


【身内トークを繰り返せば

戦い方も少しは透けるもんだ】


ユウキの言う通りで

身内トークでジュンに関しても透けてる。

ジュンの耐性は紙なのでソコを付ければ

即勝ち確。

それぐらいは分かる。

今回、エンタメを取ったなら

ジュンの高速高火力を

受け流し、躱しながらでカウンターして

イツキとの一糸乱れぬ

コンビ技を入れる対応はしてるの想定可。

・・・エンタメと、なると

やっぱ、こう言うことにもなるよね。


『菊理菊良の会話で思ったけど、

幽霊組がユウキに

あんな野次を飛ばさないし

ギャラリー集めた公式試合をしたように

聞こえる件について、詳しく』


幽霊組の見学サイド、

菊理菊良、真っ白さんが

ユウキ、イツキ、ジュンへ

野次を飛ばす姿が浮かばない。

真っ白さんが

“あっちー!こっちだぜー”は

言いそうだが、

菊理菊良がそれを野次と判定しないはず。

そこまでの考えから

汲み取れる状況が

()()()()()()()()()()()()だ。


【お察しの通りだ】


ユウキから、正解判定を受けた。

表情ひとつも変わらずに告げるのは

複雑である。

えー?私がそこまで分かるのは

想定内ですかね?


【儲かりました】


内容から、賭け事だと理解した私へ

幽霊組の真っ白さんが

眼を細めて口角を上げての満天笑み。

ノンホラーの満天笑みですが

怖いです。


【【大漁】】


菊理菊良がマグロを掲げて満足げだ。

・・・・、

うん、脳内再生された立ち絵だけど、

なぜマグロなのだ?


【コレばかりわね】


私の生年月日と

出生時の時間と場所を指す

ホロスコープに宿ってる

護り担当のタリスも居たらしい。

・・・・・

幽霊組の懸念(悪霊になる可能性)

嫌って冷戦状態なのに

観戦しに行ったのか訳が分からない。


【ですです】


私のお手製ホロスコープに宿ってる

キラキラも着いていったらしい。

・・・・そう言えば、

タリスもキラキラも

ユウキを

別の意味で信頼してた事を思い出しました。


【ホンマ、信頼されとるな!?】


ジュンがタリスとキラキラへ

視線も顔も体も向けて

悲鳴のような大きな言葉を言い放つ。

うん、会話は脳内チャットだから

私の頭に響くのですが


『いや、その前に、

タリス達も賭けに参加してたの!?』


てか、()を賭けた!?


【そうだ。

こいつらの賭けたモノで

物議があったけどなぁぁぁあ!】


『あ、発狂した』


ユウキが発狂したので

ヤバいのを賭けたの察し。


【俺でも、アレはどうかと思うぜ】


真っ白さんからも言われるので

ヤバヤバなの察し。


『何を賭けたのだ。

ユウキが勝つ信頼がないと

できんでしょ』


【そうなんだよなー。

負けたら大締めに徴収されるし

大締めの組織所有になったらヤバかったし

組織間の均衡が

傾きかねない事態だったのが

もはや、絶望笑顔】


遠くを見る目で呆然としてる

ユウキが知ったタイミングは何時なんだろ。

ジュンは反応からして

知らなかったように思うが、

どうなってる?

てか、裏側事情がヤバいのでは?


【組織間の場外乱闘とか、ヤバい】


イツキすら軽く震える事態だった。

複数の組織での

公式賭け試合らしい響きを感じる

私はその考えが気のせいだと思いたい。


『それって下手したら

真っ白さん所属組織と

ユウキ所属組織との抗争発展?』


【そこまでは、ない、かな】


真っ白さんが私から目線を外す。

その言葉の詰まりは

可能性が微でもある証明とも取れますが

どうでしょう?

ココの追求はやめよう。


【勝ったから良いじゃない】


【おい、タリス。

あの時に

俺達と交わした契約内容の復唱要求】


堂々と言い放つタリスに対して

青筋を立てるユウキか本気でキれてる。

何を賭けたのだ。


【賭け事に参加する際は

賭けるモノを幽霊組の全員に伝えて

許可が出てから参加する。

止められたら、賭けるモノを変更して

幽霊組の全員に伝えての

以下の手順を繰り返す】


【よし】


ユウキ、いや、

幽霊組と本気の条件を交わしたらしい。

タリス達が

私の安全のためでしか動かないはずなので

状況が見えてしまった。


『下手したら、

マジ、大阪やばたんになってた?』


少なくても、

私へ間接的に悪影響が出ると判断したはず。

幽霊組もタリス達ですら

その事を理解してるようにも、思える。


【局地的には、ね】


『ひぇ』


私は、冷や汗をかきながら

二度寝を決めることにした。

割愛部


タリス

【護りの力を賭けたわ】


キラキラ

【わたしもです】


代理人涼子

『アイデンティティでは?

種族特性能力も賭けれるの?』


ユウキ

【それが、出来る。

賭けの価値が高ければ、

配当も能力や術、

好条件で雇えたり、教えを請えたりと

豪華絢爛で御座います。

合算での支払いも要求出来る仕様】


代理人涼子

『今回、賭けの上限とか、あったの?』


ユウキ

【あるわけねぇだろ。

賭けの上限があっても

タリス達に

あの契約を遅かれ早かれしてたぞ】


代理人涼子

『勝ち確なら、乗せまくりだし

そうですね。としか、ない話』

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