早すぎる話
早過ぎる約束です。
これは、家の話だ。
時期が遠いな!
彼は食意地がある。
私が食べたら
味、食感等を、感じるらしい。
『バレンタインチョコ、
いる?』
安く済ますので手作り限る。
と付け加えた。
彼は私を見る。
凄い勢いで振り返る。
首の関節の音が鳴りそうな
勢いだ。
そんな絵が頭に浮かぶ。
食いつきが良いな!
と、分かりきった反応でも
少し引いた。
【マジか】
『マジですよ』
まぁ、ド定番の生チョコは止めておく。
フォンダン・ショコラも定番か。
と思考する。
『マカロンを食べたことある?』
多少の調査が必要だ。
これぐらいはいいだろう。
マカロンは、甘い。
食感はいい。
メレンゲで出来たモナカのような
サクッとした軽い食感。
そして、噛むとクリームのとろける
食感。
レモンクリームが美味しかった。
口の中がさっぱりするので
後味が良い。
悪くないがカロリーだな。
【もっと、
よーーーく、思い出せ!!!】
えーと、何その注文。
五年前の記憶を覚えているだけでも
ありがたく思って欲しい。
【マカロンか。
生前では、なかったな】
それは、デパ地下に無かった。
と言うことか?
彼は日本人か?
それとも、空想のお友達か?
『ちょいちょい、買い食いしてたの?』
【してた】
それは寂しくないか?
人のことは言えないがそう思う。
まぁ、私もヒトの事は言えないな。
だって、
彼に対して作ったチョコを
私が代理で食べるのだから、
電波極まりない。
忘れるかも知れないから
ユウキ、催促ヨロ。
なに、眼を細めて
呆れてる顔になってる気がする。
【知ってた】
食べたかったら、催促してね!




