保留
どうしろと?
これは、バイト先の話だが
彼はどう言う考えで話しかけたんだ。
始まりはいきなりだ。
【死んだら一緒に居るか】
珍しく彼から話しかけてきたが、
内容がヤバイ。
うん、うん。
変だろう。
ここでOKと言えば、殺されるとか?
いやいや、ないよな。
ない・・・分からないな!
『とにかく、保留』
そもそも、
死後の世界なんぞわからないし
彼の言うとおりな、殺伐世界なら
私が詰む。
そんな意地ないし、ミスだってする。
肝心なときに重大なミスをする
足手まといは、いらんだろ。
私、もろ、囮ですね。
嫌な想像しか浮かばないぞ!
【ん】
返事はしなくていい。
しないで。
・
・
時間がたち、一時間の休憩に入る。
まだ、考えがまとまらない。
最良の返事をすべきと思うのだが、
どうしたものか。
八方美人な返事とは
如何なものかも知れないが
事が事だけにヤバイ。
私、生きてる。
彼、死んでる?
まぁ、彼、ユウキが
空想のお友達の
可能性はあるから、ね!
・・・・・。
頭の中が空っぽになる。
答えがでない。
だから、
『病死が老衰、殺人などで、
死んだ時に、改めて返事します』
問題の先送り。
これに限る。
死後の世界なんぞ知らん。
だから、死んだ後で考えていいよね。
それしか、ないな!
【わかった】
事が解決。
してないか。
なんか、言葉を選んでないか?
幽霊や神様、その他などに
言質を取らせるなって、
聞いたことがある。




