止めろ
またの突っ込み事案。
これは、外の話だ。
彼は、幽霊だ。
性別は不明で男勝りな口調で
文字で彼の言葉が再生され、私と
会話するのだ。
そして、名前はユウキ、私が付けた。
と、混乱する頭を整理しながら
話を始めよう。
切実に彼の頭を軽く頭をつつきたい。
とある激安ドラッグストアで
化粧品やかゆみ止めの塗り薬などを
買いに外に出た。
雨が降って、面倒だと思いつつ、
買いに行く。
ドラッグストアで化粧品を見ている。
申し訳がないがどれを見ても同じにしか
見えない化粧品でどれでもいいや。と
考えていても真剣に選んでしまう。
【よし、その可愛目の奴にしろ】
おい。
内心で突っ込んだ。
どれでも良いのは確かに本音だ。
だからって、今を生きる私に指示するのは
お門違いではないか。
だが、彼の一押しが決め手となり、
可愛い色な化粧品を購入することになる。
この色は彼の好みかも知れないと思って
少し笑った。
そして、他にかゆみ止めの薬にも
【軟膏でもいいと思う】
それだと顔に塗るときに
脂っぽくなるだろう。と突っ込んだ。
だが、家にある液体の塗り薬を思い出した。
家の塗り薬を当てにすればいいか。
と納得して、
また、彼の言うとおりになってしまった。
かかった値段に軽く、鈍痛がしたが
昼ご飯のデザートを削れば良いと思案した。
仕方が無い。
【ふ ざ け る な】
激安ドラッグストアを出て
彼からの文字がデカデガと頭に浮かぶ。
私の食べるご飯はお供え物ではない。
と言うか
『お腹周りがヤバい』
彼が黙った。
思考しているだろうが、知った事か。
親からの有り難い忠告なのだ。
姿勢を正しくしたらお腹なんぞ引っ込むが
大きくなっているのだ。
妊娠しているわけじゃないのに
ヤバい、マジでヤバい。
少しは、減らそうか。
主に財布のためにな。
【勝手にしろ】
彼は、私に任せることにしたらしい
うん、我慢できる自信はないが
一品追加で我慢するぞ。
と意気込んだ。
でも、我慢できる自信がない。
部分太りは困るねーーー!!!!




