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いつもの私と彼etc.  作者: 代理人涼子
零の私と彼etc.
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ねこ

今日の話。

以外に思うところがあるらしい。

これは外の話だ。

自転車に乗って

夕御飯の買い物に行った帰りのことだ。


夕御飯の買い物によく通る道に

ねこの親子がいた。

愛らしい子ねこが2匹と親ねこ1匹。

親ねこの子ねこだった時は

この道の家の玄関から飛び出した事も

思い出しながら


「ねこだ」


ぼやく。

特に感情は、ない。


【ああ、可哀相に】


その言葉には同意をした。

全く無責任だ。

ねこが増えると

同時にねこの人生を考えた。

病気、ご飯、寿命。

どれを考えてもネガティブだ。

この道はねこ臭い。

その辺に、なんやらとしているのは

間違いない。


自転車のペダルを踏む。


すぐに通りすぎる。

その間にも彼は、


【ああ、可哀相に】


と繰り返すだけだった。

家に飼われているねこは

三つだけの不幸があるが他は幸せだ。

病気になれば、獣医師に診せてもらえる。

ご飯に不自由はしない。

ご飯のランクを高いのを所望しても

飼い主は、その我が侭に応じたりもする。


『ほんと、有り触れてる』


ぼんやりと、考え

夕御飯を作ろうと気合いを入れた。

繰り返す言葉には、

同情が入ってる。 気がする

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