お金*
また、姿が定まってなかった。
幽霊はお金に執着したりする。
と良く聞く。
死後も埋めた埋蔵金を渡さないために人を呪うのだが、
彼、幽霊ユウキは違う。
これは、私が一ヶ月間、一人ミス五回までと言う
当時の私からすると無茶ぶりで、ペナルティーが有り
ほかの部署に移動になる。
とも、人づてに聞いた。
私のミスで笑う彼に、
私は、ほかの部署に移動した際の月給を彼にぶつけた。
部署異動。
配属先の新人になる。
新人は、仕事に慣れるまで短時間で帰れる。
早い時間で帰れたら、嬉しいのは確かだが、
月給を考えてみ?
短い=月給が安い。
安いとは、少ないと同じだ。
同じなんだよ!!!
ミスで笑うのはいいけど、
私はほんまの貧しい生活や
遊ぶお金すらないなんて我慢できるか!
そもそも、携帯代、スマホ代はどうすんだ?
払えなくなったら、どうすんじゃ!
利用すら出来なくなるだろ!
わかったなら、ミスしそうだったら教えろや!
なぁ、良いやろ?
と。
私は彼の襟らしきものをつかんで脅し込んでいた。
そんな絵が浮かぶのだ。
まったく、お世話になりました。
なんか、ミスをしたときは、慰められた。
彼が叫んだりでミスが未遂に済んだこともあった。
理由は後に発覚。
私もヒトのこと、言えんぞ。