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いつもの私と彼etc.  作者: 代理人涼子
零の私と彼etc.
19/1070

お盆の恒例行事*

何してるの

これは、外での話だ。

親戚の方々が集まり、

父方の祖母の家での話だ。



仏壇がある。

蝋燭、線香の順に火を付ける。

蝋燭の火は、

長くなったり、丸くなったりする。

丸くなっているとき、

火に宿るか、傍に居るか、どちらだったか。

居るにはいるらしい。

見えない私には関係の無い話だ。

居ても心優しいはずのご先祖か

とても優しく、

嫁いびりも無い父方の祖母だから、安心した。


だって、実害があるとか、嫌だ。


お盆に唱えるお経を唱えているときのこと。

彼がひょこり、

私の背中から仏壇を見ている、

そんな絵が浮かんだ。


『そっちの盆は、どうした』


思わず、心の声を出す。

どこかに里帰りらしき事をしていると

私は考えていた。


親指を立てて


【見に来た】


要するに、中抜け、したのか?

私の盆の恒例行事を見に来たと?

幽霊とは自由人か?


でも、違うだろう、失礼では無いか。


我が家の宗派はとても優しく

死ねば皆、仏様。

と言う内容だ。


何処か分からないが死者が

憑いてこないように茶碗を割るや

霊柩車か搬送車か分からないが回り道をして

死者が帰って来ないようにするとかは

しない、してない。


だから、行きたくないの対象に

ならないのかと、納得をしてしまった。

死者に優しいから、いいのか。


この自由人は、

何を目的として動いているのか分からない。

分からないが、確かに、目的を持って、

手段に私を採用しているのだ。


行き当たりばったりであることを願う。

そして、彼は、人畜無害である!

と願を込めて置く。

こういうのは、必要だと思う。

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