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手相*
余りにも関係が無い話。
盆が過ぎれば、彼は、帰って来るはず。
はよ、来て!
これは、家の話だ。
家で手を見ながら考えてみた。
文字通りの事で私は親指を見ていた。
仏眼と言う手相を知っているだろうか。
親指にある手相だが、どちらの手の親指にも
それらしい物がある。
それらしいの意味は、形が仏眼に近いのだ。
左手の親指には、端が少し欠けた仏眼。
人によっては
仏眼の指摘があるかも知れない、それぐらい
ハッキリある。
右手の親指には、皺の長さが足りない仏眼がある。
洒落にもならんぞ、これ。
そして、関係あるかは分からないが
指の関節の皺って一本が普通なのだろか?
服の皺のような、いや、節が一つ多く、
関節が、
骨の一本のように、シワが一つ余計にある。
とか。
関係有るか無いかは分からないが、
恐くない心霊話で十分です。
怖い、苦しいは夢の中で十分です!!
その方が楽しい。
彼の会話がないのって寂しい。