全くの他人の手*
彼がいないので、私の体験を書こうか。
恐くないよ!
これは、いつかの家での出来事だ。
始めにだが、
この出来事は、心霊かどうかすら分からない。
だが、私の身に起きたことなのは、確かである。
被害妄想なら、いいのだが。
バイトから家に帰宅したある日のことだ。
いつものように上着をハンガーにかけて吊す。
ただソレだけのことだ。
なのに、左手の感覚がおかしい。
直感に思ってしまった。
どうしようも無い違和感。
左手で右の手首を触った。
左手で触ってるはずの触感がしない。
左手に触られてる、右手の触感しか、ない。
普通は、
自分だけなら、触ってる、触られている
二つの、右手、左手の感覚か有るはずだ。
肌をつまんでいるなら、
肌を摘まんだ指の感覚
指に摘まれてる肌の感覚
力が入っているなら痛感覚もあるはずだ。
なのに、触られている感覚しかしない。
おかしいになる。
まるで、自分の左手が
他人の左手のように感じた。
どうなっている?
何が起きている?
少なくても、左手は私の思うように動くのは
確かだ。
とにかく、塩だ、塩水に左手を浸そう。
洗面器を風呂場から取り出し、水を張り、
海から出来た塩を洗面器の中の水と混ぜて、
すぐに、
左手を浸して、ほんの数秒が立つ。
大丈夫かどうかを左手で右の手首を掴んだが、
自分の感覚に戻った。
何がおかしいとすぐに考え、イヤな考えが過ぎる。
天然石に、何か、宿った。と
後出しの情報ですまないが
私はスピリチュアルに興味があり、
半貴石とも呼ばれる天然石を集めていた。
綺麗な物から、風変わりな物もあった。
金属や天然石で出来た振り子、別名ペンジュラム。
ダウジングで、調べてみた。
慌てなければそれなりに当たるのだ。
探し物もするときにも、当たった。
使うと普段以上に直感が冴えてくるので
ありがたい。
だから、使った。
『この原因は天然石ですか』
と、
なぜ、と思うかも知れない。
天然石を購入した際には浄化をしないと
とんだ目に遭う時もある。
誰が触ったか、分からない。
どんな、感情や何かが宿っているか、
分からないのだ。
精霊が住むや幽霊を封じる等の逸話がある
だから、警戒すべきなのである。
Yesの右回りをした。
この時点で、何となくアレだと分かったが、
念のためにアレを出して、ダウジングをした。
『原因は、これ、で、あってますか』
本当に嫌だった。
六角形の原石な両剣水晶で
星と呼ばれる、
大きい黒い内容物が入っていたのだ。
手頃な大きさだった事も有り、すぐに購入した。
両剣水晶は、
またまた、浄化をするのを忘れていた。
ただ、水に浸すだけ、それを怠ったのだ。
Yes
すぐに理解した。
水に浸すだけじゃあ、足りない。
塩も入れて、塩水で浸す。
終わった。
そう思った。
これで、確かに終わりだが
その日の内に
お皿を乾かす場所から二度、洗浄済のお茶碗が
落ちて割れたのは、偶然だと思いたい。
お気に入りの茶碗では無いのが救いだった。
そんな怖い話も天然石にはあるので
きちんとしましょう。
どんな物でも形があれば、種類問わず、
何かが宿っている可能性があるので、
気を付けましょう!