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ヴォオス戦記  作者: 南波 四十一
ヴォオス戦記・乱
49/152

<都市ヘルヴェン攻防戦>

 都市ヘルヴェン北門前には、ブレンダン率いる歩兵部隊が、三重に張り巡らされた防護柵にって守りを固めている。

 五万のルオ・リシタ戦士に対し、ヴォオス軍は二万の歩兵で守ることになる。

 ルオ・リシタ軍背後と側面を四万のヴォオス騎兵が攻撃しているが、成果が上がっているとは言い難く、兵士たちの間には動揺が広がっていた。

 その様を遠目から確認したエヴスターヒーが、指をさして嘲笑う。


「あの様子からするに、防護柵のどこか一部でも敗れれば、連中蜘蛛の子散らすように逃げ出すに違いないぞ」

 そう言って笑うエヴスターヒーに合わせて、周囲に控える戦士たちも指をさして嘲笑う。

「北門の真正面の位置を取った。都市ヘルヴェンの城門を打ち破るのは、我らイヴァーノの民に他ならん! 他の王子の戦士たちに、決して後れを取る出ないぞ! 都市ヘルヴェンの富は、すべて私のものだっ!」

 エヴスターヒー王子の号令に、戦士たちはそれぞれの武器を掲げて応えた。


「鉾も交えぬうちから、もう勝った気でおる。だから三流と陰口をたたかれるのだ」

 イヴァーノの民の馬鹿騒ぎを白い眼で眺めながら、ヴセールヴォロト王子が鼻で笑う。

 オレンベルクの民出身の王子で、その身長は2メートル10センチにも及び、エヴスターヒー王子が取り巻きの戦士たちに埋もれてしまうのに対し、ヴセールヴォロト王子は頭一つ抜きん出ている。

 肩幅は広く、胸板は厚く、大木のような手足をしており、まさに巨人と言うに相応しい見事な体躯をしている。

 見た目だけではなく戦士としての技量にも優れ、ゲラルジーなき今、六人の王子の中では最強と目されている。


「今からイヴァーノの民が陣取っている場所、奪いに行きますか?」

 戦士の一人がヴセールヴォロトにニヤニヤ笑いながら訪ねる。イヴァーノの民をと言うより、エヴスターヒーを侮っての笑いだ。

「好きにさせろ。ヴォオス軍のことだ。我らが近づけば、まずは矢の雨を降らせてくるだろう。イヴァーノの民には、我らのために矢除けになってもらう」

「連中にはうってつけの仕事ですね」

「そういうことだ」

 ヴセールヴォロト冷たく笑うと再び鼻で笑った。


「オレンベルクの戦士たちよ。準備はいいか?」

 率いる部族の戦士たちを見回すと、ヴセールヴォロトは問いかけた。

 オレンベルクの戦士たちは、イヴァーノの戦士たちの様に歓声を上げて応えるのではなく、ただ一歩、前へ踏み出すことでヴセールヴォロトの問いに応える。


「ならば他の王子たちを待ってやる必要はない。のろまが座れるルオ・リシタの玉座などない。行くぞっ!」

 吠えるように号令を発すると、ヴセールヴォロトは自ら先陣を切って都市ヘルヴェンへと走り出した。

 隊列を整えている最中だった他の王子たちと、エヴスターヒーが慌てて制止する。


「止まれと言われて止まるようでは、ルオ・リシタの戦士は名乗れんな」

 慌てる五人の王子の各陣営を鼻で笑いつつ、ヴセールヴォロトは呟いた。そして、それ以降はすべてを無視して一直線に走ったのだった――。









 オレンベルクの戦士たちが抜け駆けしたことで、ルオ・リシタ軍はいびつな形での突撃を開始することになった。

 先頭を走るのはもちろんヴセールヴォロトであったが、他の王子たちが慌てて突撃を開始すると、走る速度を緩め、後続の王子たちに追いつかせ、そして追い抜かせた。

 出し抜いたはずのオレンベルクの戦士たちを抜き返したことで勢いを増した他の王子たちは、猪の群れよろしくヴォオス軍の防護柵に襲い掛かった。

 極度の興奮状態で近づいてくるルオ・リシタ軍に対し、ヴォオス軍は冷静に引き付け、矢の雨でもって迎えた。


 先頭を走っていた戦士が矢を受けてバタバタと転倒するも、その背後から続いた戦士たちが体から矢を二、三本はやしたまま、まだ息のある戦士たちを踏みつけ、矢などお構いなしにさらに突き進んでくる。

 二の矢、三の矢と次々と放たれるが、ルオ・リシタの戦士たちは怯むことなく第一陣の防護柵にたどり着いた。


 ルオ・リシタの戦士たちは防護柵に近づくと、手にしていた松明を次々と投げつける。

 燃え移った炎にヴォオス兵たちが、用意していた大量の水瓶から水を撒いて即座に消化していく。

 その用意の良さから防護柵を焼き尽くすことを諦めた戦士たちは、巨大な鉤付きのロープを取り出すと、自分の体を軸にして回転し、恐ろしい距離を放り投げてくる。

 弓兵の一人が飛来する鉤を狙って矢を射かけたが、圧倒的な重量の差から、むなしく弾き返され、射落とすどころか軌道を変えることすら出来なかった。

 その様を見たルオ・リシタの戦士たちはさらに勢いづき、鉤が防護柵に掛かると全員で飛びついて引き始める。


 防護柵が引き倒されるのを黙って見ているヴォオス兵はいない。

 格好の的になったルオ・リシタの戦士たちに矢を射かけていくが、急所にでもあたらない限り二、三本矢が命中したくらいでは倒すどころかロープすら離さないため、防護柵は徐々に外側へと傾斜し始める。

 

 ロープを切ろうと防護柵にヴォオス兵が取り付くが、その兵士目掛けて手斧がうなりをあげて襲い掛かり、その目的を阻む。

 ルオ・リシタの戦士たちは弓の扱いには優れないが、射程の短い手斧の投擲技術は高いのだ。

 ヴォオス兵たちも必死になって防戦するが、王都ベルフィストの城壁のような堅牢さを持ち合わせない急ごしらえの防護柵では持ちこたえることが出来ず、ついには引き倒されてしまう。


 防護柵に出来た大きな穴に戦士たちが殺到するが、その大穴にいの一番で飛び込んだのが、戦端を勝手に開いておきながら、いざ防護柵にたどり着くと静観を決め込んでいたヴセールヴォロトであった。

 他の王子たちの戦士を矢除けに使い、戦力を温存しておいての猛攻は、開いたばかりの防護柵の穴を、壊滅的な規模に押し広げた。


 ヴセールヴォロトが戦斧を左右に振り回すと、そのたびに人体の一部が宙を舞い、ヴォオス兵たちを圧倒していく。そのあまりの強さに兵士たちがしり込みすると、ヴォオス軍の第二陣から撤退の合図が打ち鳴らされる。

 短くも激しかった戦いは、ルオ・リシタ軍の圧勝となった。


 被害だけで見ればルオ・リシタ軍の方が大きいのだが、もともと数で勝るルオ・リシタ軍はものともしない。

 勝って興奮する戦士たちは手近にあるものを次々と破壊し、第一陣の防護柵はすべて打ち倒され、消火用に用意されていた水瓶はすべて叩き割られ、負傷して取り残された兵士たちを血祭りにあげていく。

 むごたらしく殺した兵士たちの首を切り落とすと、落ちていたヴォオス軍の槍を拾って串刺しにし、自慢げに掲げて見せた。

 文字通りの蛮行ではあるが、敵の戦意を挫く意味でも有効な手段であった。


 ルオ・リシタ軍は時を置かずに第二陣の防護柵へと攻撃を開始した。

 ヴォオス軍の備えが第一陣と同様であると見抜くと、ルオ・リシタ軍は先程も有効だった鉤付きロープを用いて防護柵の破壊を優先した。

 その結果、ヴォオス軍の第二陣は、第一陣よりもはるかに早く攻略されてしまった。

 勢いが増す一方のルオ・リシタ軍は、ここでも休憩を挟むことなく即座に最後の第三陣へと攻撃を開始した。


 第三陣の守りは、急ごしらえであった一陣、二陣と比較してもさらに脆弱な造りで、その仕上がりが全く間に合っていなかったことが一目で見て取れた。

 歩兵を阻む杭すら打ち込まれていない第三陣に、ルオ・リシタ軍は鉤付きロープすら用いようとせず、造りの甘い防護柵に直接戦斧を叩きこんで破壊していった。


 ヴォオス軍も必死で抵抗を試みるが、まるで狂戦士バーサーカーと化したかのような勢いで迫るルオ・リシタ軍に恐れをなし、持ち場を放棄して逃げ出す兵士が出始める。

 二度にわたって完膚なきまで叩きのめされ、気持ちの切り替えが出来ないまま、先程敗れたばかりの敵を相手取らなくてはならないのだから、早々に恐怖で心が折れるのも無理のない話であった。

 ルオ・リシタ軍の無謀とも言える連続攻撃は、物理面以上に、精神面で効果を発揮したのである。


 恐怖に呑まれてしまったヴォオス軍が崩れるのに、そう時間はかからなかった。

 それに、ここで無理に粘って総崩れとなり、無駄に兵力を損なうよりも、都市ヘルヴェンを諦め、態勢を立て直す方が、戦い全体を見通した場合、判断としては賢明と言える。

 全体の一割程が逃げ出したところで、ヴォオス軍は抵抗を諦め、都市ヘルヴェンに逃げ込むのではなく、ヴォオス騎兵と合流すべく西へと退路を取った。


 目の前ががら空きとなり、あとは都市ヘルヴェンの城門のみが阻むだけの状況になると、ルオ・リシタ軍は先を争い城門へと殺到した。

 総指揮権を持つヴォルクが後方に下がり、対等な立場の六人の王子が前線に固まったため、城門の前では一時ルオ・リシタの戦士同士による壮絶な同士討ち行われた。

 これではヴォオス軍を喜ばせるだけだと、ロージオン王子の仲裁により、都市ヘルヴェン攻略の功績は、この後の略奪品の量で競うこととなり、混乱は収束した。


 破城槌が持ち出され、各部族から飛び抜けて肉体的に優れる戦士たちが抱え、城門目掛けて突進を開始する。

 何回で城門が破れるかの賭けがそこら中で始まる中、都市ヘルヴェンの城門は、始めの一突きで粉々に吹き飛んでしまった。

 突進を仕掛けた戦士たちも、まさかたった一撃で城門が破壊出来るとは思っていなかったため、勢い余って破片共々都市ヘルヴェンへと転がり込むことになった。

 その大音響に混じって種類の異なる破壊音が、微かに響いた。

 不審に思ったロージオンだったが、城門のあまりの脆さにあがったルオ・リシタの戦士たちの嘲笑にかき消されてしまったため、些末なこととして切り捨てた。


「行けぇっ!!」

 即座にヴセールヴォロトの号令が轟いたが、今度は他の部族の戦士たちも後れを取ることはなく、六部族がそれぞれ縦一列になって城門からなだれ込んでいく。

 なんとも奇妙な光景ではあるが、こうでもしないと再び城門で同士討ちが始まってしまうから仕方がない。


 六部族の戦士たちがなだれ込むと、それ以外のルオ・リシタの各部族たちが戦士を都市ヘルヴェンに送り込んでいく。

 略奪品はルオ・リシタへ帰還後、アレクザンドールによって改めて分配されることになっているが、素直にすべてを差し出す部族など、ただの一部族もない。略奪品の量が多ければ多いほど、自分たちの懐が温かくなる。

 各王子たちの部族に遅れて都市ヘルヴェンへと入った戦士たちは、それまでの戦い以上に必死になって獲物を求めて周囲を見回した。

 だが、必死に探す必要などなかった。そこは食料が備蓄された倉庫群であり、獲物は目の前にあったのだ。


 麦や米といった穀物に加え、馬鈴薯ばれいしょなどが山のようにある。

 そればかりでなく、ルオ・リシタ人好みの強い蒸留酒が、集めれば泳いで遊べるほど収められている倉庫まであった。

 戦士たちは狂喜し、さらに極上の獲物はないかと倉庫群を奥へと進んで行く。

 どの倉庫も大量の食糧が積み上げられていたが、袋が痛んでいる物がかなりの確率で混じっており、戦士たちは運び出した小麦粉の袋が破けて粉まみれになり、激しく咳き込むとともに、怒り狂って破けた袋を叩きつけた。一番のハズレは石炭の粉末がつまった袋で、全身真っ黒になる者もいた。


 また、そこら中でこれまでに打ち破った三つの陣に転がっていた消火用の水瓶が砕けて地面を濡らしていたが、その水瓶を割った者が一人もいない事実に、これまで散々叩き割って来たルオ・リシタの戦士たちは気がつかなかった。


 奥へ進むと頑丈な扉をした倉庫群が姿現した。

 これはよほどのお宝が納められているに違いないと考えた戦士たちは、扉を壊して中へと踏み入った。

 その途端、倉庫は無様にひしゃげて倒壊し、まるで霧に包まれたかと思わせるほどの大量の粉を周囲に撒き散らした。


 視界が霞むほどの大量の粉に囲まれた戦士たちは、ここで初めて不安を覚えた。

 周囲の戦士たちが興奮する中、冷静に略奪品の数を数えていたロージオンも、ここで初めて水瓶の異常に気がつく。


(いつ、誰が、この水瓶を割った?)


 ロージオンは黒く濡れた地面に手を着くと、その臭いを嗅いだ。

 てっきり水だとばかり思っていた代物は、大量の油だった。

 本能的に察知した危険に、慌てて脱出を図ろうと振り向いたロージオンの目に、空を流れる小さな光の点が映った。


「ルオ・リシタの蛮族共! 俺からの贈り物だ。受け取れっ!」

 それは撤退したと見せかけて密かに引き返してきたブレンダンが放った一本に火矢であった。


「ああぁぁ、ああっ……あああああああぁぁぁぁっっっつ!!!!」

 その光の意味するところを理解したロージオンが、悲鳴とも、嗚咽ともつかない声を上げるのを、周囲にいた戦士たちが怪訝な面持ちで眺める中、火矢はロージオン目の前に突き立った。


 そして、次の瞬間――。


 ルオ・リシタの戦士たちに一時ではあるが甘い夢を見させた倉庫群一帯は、凄まじい爆発音とともに一瞬にして火の海と化したのであった――。





◆ 





 エヴスターヒー王子に代わってルオ・リシタ軍の背後に猛攻を仕掛けてくるヴォオス軍と相対していたヴォルクは、都市ヘルヴェンの攻略を任せた王子たちの状況を気に留めているような余裕は欠片もなかった。

 とりあえずは定期的に吹き鳴らされる角笛のおかげで戦況がルオ・リシタ軍優位に進んでいることだけは理解出来ている。

 だが、こちらの戦況は思わしくなかった。

 守りに割り振ったはずの部族の一部が私欲に駆られ、持ち場を放棄して都市ヘルヴェンへと向かってしまったため、戦士の数が足りなかったのだ。


 ヴォオス軍はこれまで通り波状攻撃を仕掛けて来ているが、こちらの結束の緩さを見て取ると、部族と部族の間に攻め入り、巧みに各部族を切り離し、各個撃破の戦術に切り替えてくる。

 ヴォルクも即座に救出のための部隊を派遣するが、今度は救出のために隊列の変化した部隊の側面に波状攻撃を掛けてくる。

 その変幻自在の用兵に、ヴォルクは翻弄されてしまっていた。


「いつも思うことですが、我が軍にヴォオス軍の半分もまとまりがあれば、あるいは大陸全土を制覇出来たやも知れませんな」

 ヴォルクと同じく、ヴォオス軍の用兵術に翻弄されてしまっているファーツィが、見事な連携を見せるヴォオス軍を、悔しさを通り越し、羨ましさを感じさせる視線で見つめながらぼやいた。

 同じ思いを抱いていたヴォルクは、ファーツィのぼやきに苦過ぎる笑みを浮かべるしかなかった。


「これもレオフリードの実力の内というわけか。実に恐るべき男だ」

 一人の戦士として、ヴォルクは素直な賛辞を敵軍の将に送った。

「ヴォルク様っ! あれをっ!」

 なんとか戦況の流れを読み切ろうとしていたファーツィが、戦場の一角を指して声を上げる。


 ファーツィの言葉に導かれて視線を向けると、多少の手傷では怯みもしない屈強なルオ・リシタの戦士たちを、案山子の首でも刎ねるかのような容易さで次々と斬り伏せる恐るべき騎士を発見した。

 巧みに乗馬を操り、群がるルオ・リシタの戦士たちを翻弄し、一振りで一つの死を生産していく。

 誰よりも速く、誰よりも激しく戦っているにもかかわらず、まるで乱れを感じさせない。

 そこには騎士を志す者が、こう在りたいと思い描く理想の姿が体現されている。

 ヴォルクの脳裏に、<完全なる騎士>の二つ名が浮かぶ。


「レオフリードっ!!」

 ヴォルクは無意識の内に叫び、馬首をレオフリードへと向けていた。

 戦場の喧騒を押して響いたヴォルクの叫びに、<完全なる騎士>が反応する。

 返って来たのはこちらの瞳を貫くかと思わせるほどの鋭い眼光だった。


 こいつ、強い!


 それまでの戦いぶりから、噂以上の強敵であることは理解していた。

 だが、その強さの本質までは理解出来ていなかったことに気づいたヴォルクは、全身に震えが走るのを感じた。

「……これが武者震いであればいいがな」

 ぼそりと呟くと、ヴォルクはレオフリードの視線を弾き返してみせた。

 それを見たレオフリードがニヤリと笑って乗馬に拍車を入れる。


 周囲の剣戟をすべて消し去るかのような金属音が、ヴォルクとレオフリードの最初の挨拶だった。

「ヴォルク将軍とお見受けする」

 美髯びぜんの騎士が戦場とは思えないさわやかな笑みを浮かべて問いかけてくる。猛々しいのは瞳の色だけだ。

「いかにも。貴公がレオフリード将軍で間違いないか?」

「間違いないっ!」

 応える言葉と同時に再び凄まじい金属が鳴り響き、レオフリードの言葉を一瞬でかき消す。


 刃の嵐が二つ、互いを呑み込もうと激しくぶつかり合う。

 そのあまりの激しさに、戦い慣れしているはずのルオ・リシタの戦士とヴォオス騎士が気圧され、二人の周囲に自然と空白地帯が出来上がった。

 斬る。薙ぐ。突く。

 どれもが必殺の威力を持つ互いの攻撃を、皮一枚の差でかわし、攻撃を返していく。

 二人の突出した戦士と騎士の実力はまったくの互角に見えたが、互いの駆る乗馬の質には明確な差があった。


 ヴォルクがまたがる乗馬はアレクザンドールの厩舎から下賜されたルオ・リシタでも屈指の名馬であるが、レオフリードが駆る乗馬とは、そもそも種類が異なる。

 林業が主体のルオ・リシタでは、大量の木材を運ぶことが出来る、大きくて力があり、体力に優れた品種の馬が主流となっている。

 ヴォルクの乗馬も、見事な巨体で威風堂々としているが、大きい分速度と小回りが犠牲になっている。

 対してレオフリードの乗馬は、戦のために品種改良され、戦のための訓練をを受けた軍馬だ。

 その差は見事な体格をした一般人と、小柄な軍人ほど違う。

 二人の戦いは、次第に明確な差を生むようになってきた。


「ヴォルク将軍。馬を降りようか!」

 一旦間合いを取ったレオフリードが問いかける。

 一瞬侮辱されたかと激発しかけたが、ここまでの戦いから、目の前の男が乗馬の差を嘲るような男ではないと思い直す。

 ただ単純に、互いの技量以外の部分で勝敗が決することを嫌っての問いなのだ。


「あくまで互角の条件で雌雄を決しようと?」

「いかにも」

 レオフリードは答えると同時に馬から降りた。

「貴公を倒すのならば、誰からもつまらぬ言いがかりが出ないような、正々堂々たる勝利を得たいからな」

「人馬一体がヴォオス人ではないのか? その思い上がり、後悔させてやるっ!」

 ヴォルクも一言返すと乗馬をから降りた。 

 互いに身構え、いざ再開となったとき、都市ヘルヴェンの方角から、地面を揺らすほどの衝撃と爆発音が響き渡った。


 完全に虚を衝かれたルオ・リシタの戦士たちが、戦いの最中にありながら、思わず背後を振り向く。このことを事前に承知していたヴォオス軍の兵士たちですら、そのあまりの衝撃に戦いの手を止めるほどであったから、無理もない。

 ヴォルクもレオフリードから注意こそ逸らさなかったが、事態が最も望まない形に収まってしまったことを察し、一人の戦士としての思考から、ルオ・リシタ軍の指揮官としての思考に切り替えらざるを得なかった。


「残念だ」

 これはヴォルクの口からではなく、レオフリードの口からこぼれた言葉であった。

 ヴォルクが戦士から指揮官へと戻ったことを察したレオフリードも、一人の騎士からヴォオス軍の大将軍に戻らざるを得なかった。

 戻ったからには正々堂々の果し合いなどと言ってはいられない。

 再び馬上の人となると、浮足立つルオ・リシタ軍に対し、全面的な攻勢に打って出る。

 そして、レオフリード自身もこの場でヴォルクを仕留めるべく馬を駆る。


「撤退だっ! 撤退せよっ!」

 こちらも再び馬上に戻ったヴォルクが撤退の命令を下す。

 何が起きたのかはわらない。だが、それでも尋常ではない出来事が起きたことだけはわかる。

 普段撤退命令にはなかなか素直に従わないルオ・リシタの戦士たちも、この時だけはヴォルクの指揮に素直に従い退いていく。


「させんっ!」

 自軍深くへ後退していくヴォルクの背中に、レオフリードが鋭く吼える。

 戦士たちの間に割り込み、ヴォルクを追おうとしたレオフリードであったが、横合いからの鋭い斬撃に遭い、阻まれてしまう。

 ヴォルクの副官、ファーツィであった。


 危うく首を持って行かれるところだったレオフリードは、新たな好敵手と向き合うことになった。

 十合、二十合と激しく打ち合う。

 レオフリード相手にファーツィは一歩も引かなかったが、それでも一つ分かったことがあった。

 自分ではこの男には勝てないという事実だ。

 

 並のルオ・リシタの戦士であれば、ここで死を選ぶところだが、戦前にヴォルクから死ぬなと言われているファーツィは、その命を差し出すことでヴォルクを逃がすのではなく、なんとかして自身もこの場から離脱する方法を考えなくてはならなかった。

 一騎打ちであれば、背を向けて逃げればこの相手は自分を斬らないだろう。

 甘いとは思うが、その魂の高潔さには素直に感心する。

 だが、今は乱戦の最中だ。背を見せれば容赦なく斬られるだろう。

 戦いの厳しさを持たない男が、一軍の将にまで登りつめることなどないからだ。


 だんだんとレオフリードの斬撃を受ける手の感覚が弱まっていく。

 あといく合も受けられないだろう。

 迷っているような余裕はない。

 ファーツィは自分が今使えるものの中で、唯一レオフリードに勝るもので勝負を掛けた。


 ファーツィは間合いを読み誤ったかのようにレオフリードに馬を寄せ、慌てて距離を取る振りをして馬を引いた。そして、その隙に対し反射的に追撃して来たレオフリードの乗馬に、自分の乗馬を思い切りぶつけていく。

 軍馬としての能力はヴォオス産の方が優れているということは、先程のヴォルクとレオフリードの一戦で証明された。

 だからこそ、敢えて馬の能力で勝負する。


 虚を衝かれたレオフリードは、ファーツィの無茶な体当たりを咄嗟にかわしてみせたが、そのために大きく体勢を崩してしまった。

 それは他の戦士たちに攻撃の隙を与えるほどではなかったが、ファーツィがレオフリードとの間に距離を取るには十分な隙であった。


 レオフリードは、狙われたのが自分であれば、多少の手傷を負ってでも、かわすのではなく倒しにいっただろう。

 だが、ルオ・リシタ産の馬が唯一ヴォオス産の馬に勝る体格を利用して乗馬を狙われたため、レオフリードは咄嗟に乗馬を庇ってしまったのだ。

 馬を愛するヴォオス人の気質と、ルオ・リシタ産の馬はヴォオス産の馬よりも劣るという驕りを、ファーツィに見事に衝かれてしまったのだ。


 レオフリードは弓へと手を伸ばしかけたが、一か八かの賭けに見事に勝利を収めたファーツィの背中を射る気にはなれず、伸ばした手を引いた。

 個々の戦士たちが優れているため、なかなか将器に恵まれた人材が現れにくいと言われるルオ・リシタだが、二人は確実に存在していることを身を持って確かめた。それだけに惜しいと思ってしまう。

 ヴォルクとファーツィの二人が、その才能をいかんなく発揮出来ていれば、ヴォオスとルオ・リシタの戦いは、同じ結末には辿り着かなかったかもしれないからだ。

 

 今は敵将の首よりも、一人でも多くのルオ・リシタ戦士を討ち取ることが肝要だ。

 頑迷なルオ・リシタの戦士に負けを認めさせるには、明確過ぎるほどの力の差を見せつける必要がある。

 戦であれば、数で圧倒するのが一番早い。

 都市ヘルヴェンでの戦果がわからない以上、一人でも多くの戦士を葬り、ヴォオス軍の勝利を確実にする必要がある。


 レオフリードは大将軍としての務めに徹することにした――。









 都市ヘルヴェンに居残っていた人々は、欲に負けた自分を呪い、激しく後悔していた。

 天を焦がさんばかりの炎の柱が出現し、鼓膜を破らんばかりの爆発音に襲われたからだ。

 戦の気配が北門に迫って来たところで、居残った住民たちは都市ヘルヴェンの南区域へと非難していたので人的被害はなかったが、その想像を絶する光景は、人々に神の怒りに触れたかのような恐怖心を植え付けた。


 ミヒュールの指示で耳栓を渡されていたブレンダンは、

「まったく役に立たんではないかっ!!」

 と、怒鳴り散らしながら、身体の上に積もった瓦礫を跳ね退けながら起き上がる最中であった。

 「いかん。耳が使い物にならん。ミヒュールの奴め、なにが大丈夫だ! 少しも大丈夫なことなどないではないかっ!」

 さらに盛大に悪態をつくブレンダンであったが、すべては火矢を放つために、都市ヘルヴェンに近づき過ぎたブレンダン自身の責任であった。


 目が回り、平衡感覚までおかしくなってしまったため、ブレンダンはすぐには自分がしたことの結果を見ることが出来なかった。

 頭を振り、ふらつく膝を何度も叩いてようやく立ち上がると、視点を都市ヘルヴェンに合わせた。

 そこにはたった一本の火矢によって引き起こされた、都市ヘルヴェンの防護壁すら超えて踊る炎の海が出現していた。


「なあっ……」


 ブレンダンは一言呻いたきり、後の言葉が出てこなかった。

 食料を囮に、ルオ・リシタ軍を火攻めにするとは聞いていたが、まさかこれほどの規模のものとは想像出来ていなかったのだ。

 

 ブレンダンはミヒュールの指示により、張りぼての倉庫を作ると、小麦粉から始まり細かい木の粉や、木炭、石炭の粉末といった、あらゆる粉末状の物を仕掛けていった。

 頑丈な城門を外すと、見た目だけは立派な薄っぺらの門を取りつけ、その門に仕掛けを施し、城門が開くと同時に油で満たされた水瓶が倒れるように細工した。


 食糧難の折に大量の食糧を無駄にすることを惜しむと、

「敵を騙したければ、敵が望む物を与えることだ。人間とは、自分に好都合である限り、なかなか疑うことが出来ない生き物だ。すべての結果が奴らの望み通りに運べば、必ず引き返せない死地へと足を踏み入れてくれる」

 と、ミヒュールに諭された。


 そのためにブレンダンは都市ヘルヴェンの外に築いた三つの陣で三度にわたって敗れ、ルオ・リシタ軍の侵攻の勢いを加速させてやったのだ。

 城門を敢えて破壊しやすい物に代えたのも、ここで勢いが止まり、ルオ・リシタ軍が冷静になることを避けるためと、業を煮やしたルオ・リシタの戦士たちが、別の個所から都市ヘルヴェンへと侵入することを防ぐためでもあった。


 ここまでの長い道中、何も得るものがないまま進まざるを得ず、ようやく敵と遭遇したかと思えば、ルオ・リシタの戦士たちの苛立ちをさらに募らせようとするかのように、正面からはけして戦わず、一撃離脱を繰り返す波状攻撃を仕掛けてくる。

 ついには糧食が底を尽き、補給は絶えたまま久しく、ルオ・リシタの戦士たちは我慢の限界をとうに超えていた。

 そこへ来ての連戦連勝は、もはや快楽に近い感覚でルオ・リシタの戦士たちを満たした。

 一歩踏み込んだそこには、ルオ・リシタでは見ることの出来ない、食料で満杯の倉庫群があり、ルオ・リシタの戦士たちの欲望を叶えてくれた。

 扉を打ち破り、見つけた酒を呑み、干し肉にかぶりつく。

 誰もが有頂天になり、楽園に辿り着いたかのような錯覚に陥らせる。


 それまでの自分たちの苦境も、それを覆して得た勝利の陶酔も、すべてがカーシュナーから始まり、ミヒュールに引き継がれて完成した策略の一部であったなどとは、誰も夢にも思わなかった。

 ルオ・リシタの戦士たちは、白昼に楽園の夢を見ながら、粉塵爆発という名の焦熱地獄へと叩き落とされたのであった。


 炎の熱と爆発の衝撃が多くの戦士の命を奪ったが、最も多くの被害を出したのは、皮肉なことに自分たちの手で娯楽感覚で破壊した倉庫群の瓦礫の飛散であった。体中に木片が突き刺さり、もはや誰であったのかすらわからないような状態の戦士の死体がいたるところに転がり、踊る炎がその貪欲な舌を伸ばして呑み込んでいく。

 倉庫群の奥まで踏み込んでいた六王子の部族はほぼ全滅し、後を追って城門を潜った他の部族の戦士たちにも甚大な被害を与えた。


 この攻撃により、ルオ・リシタ軍は全体の約四割、二万もの戦士を失ったのであった――。


「さて、つまらん情けを掛けて手を控え、連中がやる気を取り戻したりしたら、それこそ今死んだ戦士たちが無駄死にということになる。ここできっちり心をへし折ってやるとするか」

 我に返ったブレンダンは、焦熱地獄から次々と生き残った戦士たちが吐き出されてくる姿を目にすると、心を鬼にした。

 勝敗はもはや決している。

 だが、ここから悪あがきをするのがルオ・リシタの戦士なのだ。

 下手に取り逃がすと国内に大量の野盗を放つ結果になりかねない。

 今後のヴォオス安定のためにも、根絶やしにするくらいの覚悟で戦わなくてはならないのだ。


 ブレンダンは振り向くと、背後に残してきた歩兵部隊に突撃の合図を出した。

 自身も巨体のわりに短めの脚を高速回転させて、残るルオ・リシタの戦士たちへと突撃していく。

 恐怖に凍りつき、戦意を喪失しているようだが、まだ一万近い戦士が無傷で残っている。二万のヴォオス歩兵にとってはまだまだ驚異的な数字だ。


 呆然とする戦士たちを目指して走っていたブレンダンの視界に、一際巨大な影が飛び込んできた。

 六王子の一人、ヴセールヴォロトである。

 全身に火傷を負い、爆風で瓦礫を叩きつけられたらしく、全身血まみれの状態ではあるが、驚いたことに致命傷は一つも負ってはいなかった。

 他の戦士たち同様勝利に酔ってはいたが、略奪は特に行わなかったのだ。

 それは戦士たちの仕事であり、王子である自分は戦士たちが集めてきたものすべてを手に入れるだけだと考えていたからであった。

 結果としてその傲慢が、ヴセールヴォロトの命を救ったことになる。


 一族の戦士を失い、ただ一人傷ついた身体を引きずっていたヴセールヴォロトの視界にも、ヴォオス人らしからぬブレンダンの巨体が飛び込んだ。

 一瞬で思考が沸騰したヴセールヴォロトは、全身の痛みなど怒りで吹き飛ばし、ブレンダン目掛けて突進した。


 全てを失った――。


 ヴォオス軍の策略によって――。


 一人でも多くのヴォオス人を殺さない事には、収まりがつかない――。


 ヴセールヴォロトは怒りに狂った狂戦士と化していた。


 この戦場で最大の獲物が、自分の方から突進して来る。

 それを恐れるようなブレンダンではない。

 自らも突進の向きを変え、ヴセールヴォロト目掛けて突進する。

 二人は互いの意思を読み取り、武器には手を掛けず、突進の勢いそのまま、頭から激突した。

 人の肉体が奏でるような音ではない異音が戦場に響く。

 そして、両者の間で何かが爆発したかのような勢いで、ブレンダンが額から血の尾を引きながら弾き飛ばされた。


 195センチあるブレンダンではあるが、2メートルを優に超えるヴセールヴォロトの前では小さく見える。力では圧倒的にヴセールヴォロトが上であった。

 転がるブレンダン目掛けて戦斧が振り下ろされる。

 盾を装備してるブレンダンであったが、体重の乗ったその一撃は、横に転がり回避する。

 下手に受けようものなら、地面を背にしていたブレンダンは攻撃の力を逃がすことが出来ず、盾を構えた状態で腕をへし折られていただろう。

 さらに続け様に攻撃が繰り出され、ブレンダンもさらにゴロゴロと転がり続けて回避する。


 怒りで攻撃が単調になってしまっているヴセールヴォロトの隙を突き、ブレンダンは盾を膝に投げつけて脱出する。

 立ち上がりつつつま先で盾の縁を踏みつけ、跳ねあがったところを受け止める。

 巨体に似合わない器用さを発揮して、ブレンダンは体勢を整えた。

 盾の一撃を受けたヴセールヴォロトも、骨に異常がなかったようで、血を流しつつも再度打ちかかってくる。


 ルオ・リシタの戦士の中でも屈指の膂力を誇るヴセールヴォロトは、その膂力に任せて猛攻撃を開始する。

 そこには技を超越したすべてを破壊する怖さがある。

 恐るべき力と速度で襲い掛かってくる戦斧を、ブレンダンは盾で受けるのではなく、巧みに表面を滑らせていなしていく。

 ブレンダンの力に合わせた特別あつらえの盾でなかったら、盾ごと叩き割られていたかもしれない。


 まるで無限の体力を持つかと思わせるヴセールヴォロトの攻撃は、ブレンダンに反撃の暇も与えず叩き込み続けられた。

 相手取っているのがブレンダンでなければ、いったい何人のヴォオス兵が殺されたかわからない。

 もしそうなっていれば、戦意を失っていたルオ・リシタの戦士たちに、再び戦意を呼び戻したかもしれない。

 だがそれも、ブレンダンが防戦一方ではあるが、たった一人でヴセールヴォロトを食い止めているおかげで阻止出来ている。


 怒りに呑まれていたヴセールヴォロトであったが、自分を相手にここまで持ちこたえる相手に出会ったのは初めてで、戦斧を振るいつつ次第に正気を取り戻していった。

 怒りが去ると全身の傷がうずき出す。

 焦熱地獄を抜けて来たので異様に喉が渇き、血を流し過ぎたため意識も朦朧もうろうとし出す。

 一度疲労を意識すると、それまでの反動で一気に身体が重く感じられるようになる。

 今も戦斧を振るい続けているが、もしここで攻撃の手を止めたら、もはや腕は上がらなくなるだろう。


 それまでの怒りが徐々に焦りに取って代わり、怒りの代わりに焦りでもって振るわれるようになった戦斧からは、本質的な怖さが消え失せる。

 ブレンダンを殺すために振るわれていたものが、今ではブレンダンを寄せつけまいとするものに変わったからだ。


 ブレンダンはその変化を冷静に見抜き、一際大きく振りかぶられた一撃を、これまでのようにいなすのではなく、敢えて正面から受けきり、返す一太刀で見事にヴセールヴォロトの首筋を切り裂いた。

 驚くほど高く鮮血がほとばしり、その勢いに押されるようにヴセールヴォロトは倒れた。

 その光景はヴォオス歩兵を奮い立たせ、ルオ・リシタの戦士たちの心を完全にへし折った。

 ブレンダンはヴセールヴォロトの太い首を何とか斬り落とし、高々と掲げて宣言する。 


「六王子の一人、ヴセールヴォロトの首は、このブレンダンがもらい受けたっ! この戦、ヴォオスの勝利だっ!!」

 この瞬間、後に<ヘルヴェン会戦>として語られる戦いの、<都市ヘルヴェン攻防戦>が幕を閉じたのであった――。


 


 

  

 

 今週は業務に忙殺され、書き溜めが一向に進みません。12日も休日出勤だっ!

 おかげで楽しみのモンハンワールドも全然プレイ出来ていません。プケプケ倒したところでストップ!

 完全に愚痴になってしまいましたが、わずかな隙間の時間を見つけては執筆をし、それがストレス発散になってくれたのでよかったです。


 次回は2月17日投稿予定です。

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