運命
生まれて初めて小説というものを書きました。ラクガキだと思って見てやってください
天使 「んん~その子は助けるの?」
あるマンションの一室で天使が呟いた
死神 「死神はなにも好きで人を殺しはしない、お前も人間を管理するならこいつがどれだけ大切な存在かわかるだろう?」
天使 「それは君だけじゃないの?まぁ僕は寿命を人間に定めるだけしかできないから。その子はまだだし、どうでもいいかな~ 君は殺ることをキッチリやってくれたしね♪いいよ
死神 「・・・」
天界では天使が人間を管理し生まれてきた人間の寿命を定める、どれだけ頭が良かろうがどれだけ強くなろうが関係なく、人間の死期は決定してしまう。
死神 「お前も残酷なヤツだ・・・コイツの家族全員皆殺しとはな」
天使 「あはは♪ちょっとやめてよも~まるで好きでこんなことしてるみたいじゃないか、君は魂を得て消えないで済む!。僕も上司に怒られないで済む!」
死神 「単調なヤツだな・・・しかし何故この子だけが生かされる?」
天使 「問題はこの子の家族が将来人間の医学発展に大きく献上してしまうからじゃないかな?その子がどうなるかまだわからないから保留ってとこじゃない?」
死神 「医学か・・・便利なものだな、天使に対抗できるただ一つの方法だ」
天使 「そうだね~それのせいで寿命を決めるのも年々難しくなってるんだよね~ まぁ!将来大きく影響する人間なら無理やり事故とかにすれば大丈夫だし、ぜんぜん問題ないね~♪」
天使は死神に強く反論するような態度で言った
死神 「まぁいい・・・俺の仕事はもう終わった・・そろそろ帰るぞ」
天使 「は~いまたね~」
伊上 「おかあさんとおとうさん、 きょーもおしごとなの?」
母 「ごめんね真一、一週間後には帰るから」
父 「帰ったらお前の言うことをなんでも聞いてやるぞ!」
伊上 「ほんとうに!やったぁ!じゃあいっしょにかんらんしゃにのろう!」
母 「フフフ、真一は高いところが好きなのね。いいわよ」
父 「じゃあゆっくり留守番してるんだぞ」
伊上 「わかった!」
伊上 「高いところ・・・か。最後の会話にしてはあまりにも皮肉すぎるな・・・」
伊上は両親との最後の会話を思い出していた
家政婦 「ぼっちゃま!!ご両親がっ!!」
伊上 「その後の記憶はハッキリいって曖昧だ、ガキの頃の俺ではショックが大きすぎた」
伊上真一の両親は新薬研究の第一人者であり、人間の細胞分裂の限界回数を大きく引き伸ばす新薬を研究していた。伊上の両親はこの新薬の研究の発表をためらい、国外に逃亡したところを何者かに戦闘機で撃墜されたとされている。いまではこの研究事態都市伝説にさえなろうとしていた
伊上はその後孤児院に預けられ、両親の後を思ったか医療関係の仕事につきたいと思い。外科医にまで上り詰めたのだった。いまは街の病院で医師をしている。
伊上 「そういえば・・・俺のかあさんが言っていたっけ」
母 「医学は確かに多くの命を救える便利なものだけどこれ以上発展してしまえば人は死ななくなってしまう時代がきてしまうわね・・・私はそれが恐ろしいのよ真一・・・」
伊上「どうして?人が死なないことは誰も悲しまなくて済むじゃない!」
母 「そうね、確かに素晴らしいことだけど・・・フフフ、この話は少し真一には早かったわね」
伊上 「そんなことないもん!」
父 「真一にもその時がきたら私たちがしている研究を教えてあげるよ」
伊上「結局研究データは全て無くなって、教えるどころか引き継ぐこともできなくなっちまったけどな」
伊上 「ん・・?」
伊上は携帯のメール着信を見て不思議に思った
伊上 「迷惑メール・・・でもないな・・誰だ」
送られてきたメールにはシガミという人物からだ
お前に話がある、病院の屋上に来てくれ
メールの本文はそれだけだった
伊上 「屋上って・・・俺の病院ってことか・・・?」
普段ならこんなメールは無視しているが、何故かこのメールに従わなくてはいけないという気持ちが、何かとても大切なことのような気がしてならなかった。
伊上 「今すぐにって感じだな・・・」
時間は午前3時か4時か曖昧に時計を確認しながら伊上は夜の階段を上っていった、その人物に会いに。
ここまで見てくださってありがとうございます。今後疑問になっているところが大きく解決していくと思いますのでよろしくお願いします