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冒険者適性試験

第4話です!


街の人の案内で、カイトは冒険者ギルドへと向かいます。


適性試験を行い、ようやく冒険者としての活動が始まります。

おまけに商人ギルドにも登録しに行くようです。

街に入った時だった。


ピロリロリン



音が鳴る。


視界の端に!マークが出ている。



また管理人だ。



!マークを押すと管理人が現れる。


「やほやほ〜調子はどう?伝え忘れていたことがあったよ。」


「今度は何?」



「君のスキルについてだよ。スキルはレベルが上がったり、自分で習得することができるよ。」



「それだけを伝えに来たのか?」



当然そんなことは予想していた。


「まあまあ、人の話は最後まで聞きたまえよ、少年。」



「それで何?」



「君は今までの流れに違和感を持たなかったかい?」



「違和感?」



「そう、違和感。」



今までの流れを振り返ってみる。



森をさまよい、草原に出て、ザコ敵を倒し、街の守衛と話し、入場した。


特に違和感はないように思える。


管理人が呆れたように言う。



「もう〜鈍感だなあ〜」


「君が守衛と話せていることだよ。なんで異世界なのに日本語が通じたのか気にならなかった?」


確かに、言われてみればそうだ。


当たり前のように日本語で話していた。



「もうわかったかな?君にはスキルが既にある。ステータスには表示されていないけどね。異世界話術と異世界文字読解だ。」


なるほど、言語についてか、異世界なんだから言語も文字も違うのは当たり前だ。


「そのスキル達は僕からのボーナスだよ。言葉も文字も分からなければ君はこの世界で詰んでしまうからね。」



「ありがたい。」


「むむ、なんだか心がこもってないな〜」



「まあいいや、とりあえず街に入れてよかったね。これからも君にちょっかいかけるからよろしくねん。」


そう言うと管理人は通話を終わらせた。




さて、街に入ったはいいものの、何をしようか、確か守衛は冒険者ギルドと商人ギルドがあると言っていた。



「とりあえず冒険者ギルドに行って身分証をもらおう」



歩き始めてすぐに気づいた。



冒険者ギルドの場所が分からない。



人に聞こう。



道を歩いていた人に話しかける。



「すみません、冒険者ギルドはどこにありますか?」



「見ない顔だね、最近来た人かい?冒険者ギルドなら、この道を真っ直ぐ行って右手に見える大きな建物だよ。看板も出てるからわかると思うよ。」



「ありがとうございます。」



街の人と別れ歩き出す。



言われた通りに歩くと、確かに大きな建物があった。



看板に見慣れない文字が書いてある。



しかし自然とそこには冒険者ギルドと書かれているとわかった。


「これが管理人の言っていた異世界文字読解か」



扉を開き、ギルドの中へ入る。


そこには様々な人がいた。


筋骨隆々の大男に、戦士の格好をした女性、ローブを来た老齢の男などだ。


皆、それぞれの武器を持っている。


大剣、バトルアックス、杖、多種多様だ。



とりあえず受付と思しきカウンターへと向かう。



そこには黒髪の美女がいた。


「こんにちは。冒険者登録ですか?」



「そうです。」



「それでは、簡単な質問をさせていただきます。」



名前、年齢、出身地などを聞かれていく。


出身地をニホンと答えた時は内心ドキドキした。



「それでは冒険者適性試験を受けてもらいます。」


そう言うと受付嬢に別の建物へ案内された。。



「ここにある武器を使って、あちらの人形を破壊してもらいます。使う武器は問いません。」



どうやら適性試験は武器を使い戦闘能力を試すものらしい。



武器を見る。



片手剣にロングソード、魔法使いが使うであろう杖もある。


魔法には興味があるが今すぐ魔法が使えるという保証もない。


結局前の世界でやっていた剣道の技術が使えそうなロングソードにした。



「なるほど、ロングソードを使うのですね。」


受付嬢が言う。


ロングソードを持ち上げる。



重い。



まずそう感じた。


当然だ、竹刀とは違い、鉄でできているのだ。さらにいえば竹刀よりも長い。


しかし1度選んだ武器だ、これでやるしかない。



ロングソードを構え、人形へと向かっていく。



ロングソードを人形へと振り切る。



スパッ



人形が簡単に切れた。


このロングソード、切れ味はなかなかにいいらしい。



受付嬢が言う。



「お見事です。」



ギルドに戻り受付嬢の説明を受ける。



「それではカイトさんを冒険者として登録いたします。ランクは一番下のランク1から始まります。」


「ランクは1から999まであり、1から10が低級冒険者となります。ランクが上がればより難易度の高いクエストも受けることができます。」



「クエストをこなしていけば、昇給クエストを受けることができ、それをクリアすればランクアップとなります。」



ほぼモ〇ハンのシステムだなあなんて思った。


「私の名前はヘレナです。今後もよろしくお願いします。こちらが冒険者証となります。」


そう言うとヘレナは冒険者の証明書を差し出した。



【️冒険者証】


- 名前:カイト

- ランク:1

- 出身:ニホン



「以上で手続きは終了となります。カイトさんはランク1なので今はあちらのボードにあるクエストのみ受注可能となります。」



指さされた方を見ると人がたくさんいた。



低ランクのクエストは誰でも受けれるため争奪戦になるのだそうだ。



「最後に倒した魔物についてです。魔物の素材は商人ギルドで鑑定され売却することができます。もちろん自分で所持することも可能です。ですので冒険者のほとんどは商人ギルドにも登録されています。商人ギルドは向かい側の建物です。」



冒険者ギルドを出たその足で商人ギルドへと向かうことにする。


なんだか説明や手続きばかりで盛り上がりのない話になってしまいました。


現実でも色んな手続きってめんどいよね(小声)



最初だから読者様に興味を持っていただけるようにどんどん投稿していきます。


お楽しみに!


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― 新着の感想 ―
異世界か、バッタか。 これまた極端な二者択一ですな。 でもそりゃ普通は異世界選ぶわ。 シンプルかつ王動な展開が個人的には好きです。 期待の意味も込めて、ブクマさせて頂きました。
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