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田舎貴族の学園無双~辺境伯子息は常識知らず~  作者: おとら@9シリーズ商業化


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試験終わりに

試験を終えた俺に、理事長先生が近づいてきた。


近くで見ると、その魔力保有量に圧倒される。


「ほほ、見事な魔法でしたな」


「ありがとうございます……理事長先生、すごい魔力ですね」


「おやおや、隠してるのですがわかってしまいましたか」


「隠してるのですか?」


俺から見ると、丸わかりだけど。

魔法使いの魔力量や技量を見抜くのは、必須だとエリスに教わってきたし。


「普通の人にはわからないようになってますよ。流石は、あの方が育て上げた子ですな」


「あの方? ……もしかしてエリスのことですか?」


「エリス……いや、そうですな。実は彼女とは古い知り合いでして、手紙などで話を聞いていたのですよ。仕えてる家に、面白い子が生まれたとか」


「面白い……まあ、よく遊ばれてますけど」


「ほほ、気に入られてる証拠です。さてさて、面白くなりそうですね」


「あの、俺が呼ばれた理由ってなんでしょうか? 理事長先生なら知ってるかと思うのですが」


来たはいいけど、何をしたらいいのかわからない。

何か目的があって呼んだはずだし。


「ええ、知ってますとも。ですが、私からは言えないのです。ただ、貴方は思う通りにやってくれたら良いと言っておきましょう」


「思う通りに……好き勝手ってことですか?」


「ええ、そういうことです。おっと、そろそろ次の試験ですな。では、私はこれにて……貴方の活躍を期待してます」


「はぁ……頑張ります?」


「ほほ、そのうちわかりますよ」


そうして、理事長先生が去っていく。

俺は釈然としないまま、二人の元に戻る。


「ユウマさん! すごいです!」


「本当にすごいわ。よく、あのミレーユ様に勝てたわね」


「いやいや、属性の相性が良かったから。それに、あの人も本気じゃなかっただろうし」


「それはそうかもだけど、それでもすごいことよ? あの人、学園でも上位に入る実力者だって話だし」


「ふーん、そうなんだ。さて、俺は終わったしどうしようかなー。寮に戻るか、適当に観光でもするかな」


どうやら、今日はこれで終わりらしいし。

まだお昼くらいだし、午後の時間は結構ある。


「あ、あの! わたしにお礼をさせてください!」


「お礼? ……ああ、別にいいのに。あれは俺が勝手にやったことだしね」


「そう言えば……その、二人はどういう知り合いなの?」


「ああ、えっと……」


その時、二人の名前が呼ばれる。


「あっ、わたし達呼ばれましたよ」


「そうみたいね。それじゃ、ユウマは校門で待ってること。私達も、あとで行くから」


「わかった。それじゃ、二人も頑張ってね」


二人を見送り、俺は体育館を後にする。

その時に、生徒達にじろじろと見られたけど、一体なんだったのだろうか?

どうせなら、話しかけてくれれば良いのに……そういや、友達ってどうやって作るんだろ?

しまった、俺ってば自分から友達作ったことないや。





そして、待つこと十分ほど経つと……二人が体育館から出てくる。


その顔を見るに、どうやら上手くいったらしい。


「ユウマ! 終わったわ!」


「終わりました!」


「二人とも、お疲れ様。そういえば、魔法しかやってないけど良いのかな?」


「ユウマ、得意分野の説明はしなかったの?」


「……聞かれなかったね。一応、剣も使えるんだけど」


いきなり、魔法でやることになってたし。

理事長をみるに、俺が魔法が使えることは知ってたみたいだけど。


「じゃあ、元々知っていたってこと? ……そもそも、肝心なこと聞き忘れていたけど、どうして入学したの?」


「それが、俺にもよくわからないんだよね。なんか、父上が国王陛下に頼まれたらしい。俺を、この学校に入学させてくれって」


「わぁー! それってすごいことでは!? だって、ここは入りたくても入れない人がたくさんいるって」


「貴方、どうしてそれを言わないのよ!」


「いや、聞かれなかったし……」


すると、二人が顔を見合わせて苦笑する。

なんだか、息がぴったりになってるし。


「ユウマさん、この学園はエリート揃いの学校らしいです」


「ここは将来、それなりの立場に着く人が多いの。だから、それぞれの得意分野を中心に伸ばしつつ、色々な授業を受けていくわ」


「あっ、そうなんだ? そりゃ、楽しみになってきたね」


せっかく学校に通うなら、今よりも強くなりたいし。

ダンジョン探索とか、冒険者とかにもなってみたい。


「もう、お気楽なんだから」


「えへへ、ほんとですね。でも、おかげで緊張せずに済みました」


「それなら良かった。それより、二人はこれからどうするの? さっきも言ったけど、お礼とか気にしなくても良いよ」


「だ、だめです! とりあえず、お昼をご馳走させてください!」


「そうよ。というか、私だってお礼してないし……そもそも、何があったか聞かせてもらえるかしら?」


「うげぇ……はーい」


これは絶対に怒られるパターンだなと思いつつ、諦めて二人に連行される。


両脇には美少女……正直言って、ドキドキするから困るんだよなぁ。


俺ってば、同い年くらいの女の子と関わってこなかったし。


もしかして、父上が行けって言ったのはお嫁さん探しの意味もあるとか?


……まさかね。








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