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私の初恋  作者: おかき57
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私の初恋

ある配信者さんのマシュマロに送った実話を脚色加えて物語にしました。

 少し長くなってしまいますがお付き合い頂けると嬉しいです。


 これは、私が小学生だった頃の話です。


 卒業式の日に6年間よく集まっていた10人ぐらいのメンバーで3日後に近くの公園で小学校生活の最後に遊ぼうと言うことになって、大きめの児童公園にみんなで遊びたい道具を持って集まりました。


 朝からにも関わらず誰も遅刻することはなかったのでみんな楽しみにしてたんだと思います。


 当時はスマホや携帯ゲーム機なんてものはみんな持っていなかったのでバレーボールや街全部を使ってドロケイなんかをして昼ごろまで遊んで、多めにもらえるようになった小遣いでコンビニで昼食を買って食べていました。


 私はみんなより少し早く食べ終わって手持ち無沙汰にしていたのですが、もう1人の早く食べ終わった女の子に誘われて少し近くを散歩することにしました。


 その女の子には卒業式の日に感謝の意を込めた手紙をもらっていました。

 この手紙は真心がこもっていてその手のアプローチに弱かった私はすっかり舞い上がってしまい可愛らしい女の子で前から気になっていたこともありすっかり好きになっていました。


 この散歩はいい機会だと思い私は公園から少し離れるように道を選びながら線路脇の崖のようになっている所まで他愛のない話をしながら歩いて行きました。


 彼女の方も何か察してはいたようで崖の辺りのベンチに座ったところでお互いに押し黙ってしまいました。

 意を決して私は彼女に「好きになったかもしれない」と切り出しました。今考えてみれば怖気付いて変なプロポーズの言葉になってしまったと思います。ですが、女の子の方も嬉しそうに笑って「そうなんだ」と返してくれました。


 それからしばらく時間が流れて2本ほど電車が通り過ぎた後に「戻ろっか」と女の子の方から切り出され、返事をもらっていないコチラはとても困惑しましたが(これは振られたかな)と思い、頷いてもといた公園に戻りました。帰りは2人とも黙ったままで、でも柔らかな空気がただよっていました。


 公園に帰ると残りの子達は遊んでいて我々も慌ててその輪に入ろうと駆け出しました。

 その時、女の子は振り返って「私もだよ」とコチラに微笑みかけたあと恥ずかしそうにしながら輪の中に駆け込んで行きました。


 それ以降、前述したようにスマホもない我々は連絡を取り合う方法もなく会うことはできませんでした。今もたまに夢を見てたんじゃないかと思いますが貰った手紙は大事に今も保管してあって夢でないことを主張してきます。これが初恋は勝ったのか負けたのかいまだにわからない私の話です。


普段書いてる作風とは違うんですが、こう言うのも書けるんだぞ!っと言うことで投稿してみました。

後日談もあるので上手くまとまったら投稿したいと思います。

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