おっさんの恐怖
結構前のことなのですがトラウマになっていることを話します。
私は車を運転する仕事をしているのですが、車が大きいため、立ち寄れるお店が多くありません。
多くないどころか、ほぼ道の駅とコンビニぐらいです。
トイレに行きたくなった時は結構大変です。
慣れた道なら『あそこにトイレがある』とチェックしているので計画が立てられますが、初めての土地だとそういうわけにもいきません。
ところによってはコンビニが延々と一軒もないなんて場所もあります。
愛知県の郊外を走っていた時でした。
道路は広く、大きなコンビニもチラホラとあるので心配することなく走っていました。
用があってセブンイレブンに寄りたかったのですが、なぜだかそのあたりにはローソンしかありませんでした。
コンビニがあればローソン。100メートル先にまたローソン。
次にコンビニがあったらそこに入ろうと思っていたらまたローソン。
意地でもセブンがあるまで走り続けてやると思っているうちに、トイレに行きたくなりました。
次にあったのもまたローソンでしたが、ちょうどお昼時だったこともあり、仕方なくそこに入り、お昼にすることにしました。
トイレは2つあり、それぞれ女性用と男女兼用で、両方とも空いていました。
私は奥の女性用のほうへ行き、ドアを開けました。
ええ、鍵は開いていたんです。
開けるなり、私はかたまりました。
脂ぎったおっさんが、うつろな目をして便座に座っており、う○こをしていたのです。
まるでおっさん自身がう○このように、へにゃりと重力に負けて潰れているような格好で。
恥ずかしいのか私のほうは一瞥もせずに、ばつの悪そうな表情をされていましたが、私が声にならない悲鳴をあげながらドアを閉める時、中から「すみません」という声が聞こえました。
おっさんも切羽詰まるほどにう○こがしたかったのでしょう。わかります。
その時には男女兼用のほうにもう○こをする人が入っていて、仕方なく女性用のほうに入ったのでしょう。気持ちはわかります。
でも、鍵は閉めてください!
恐ろしいものを見せないでください!