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静か過ぎる街で

作者: 鵙谷 恵

街には人影がない

花冷えの朝

胸に刺さる寂しさ

じわりと近づく怖さ


地下鉄に乗っても

いくつ駅を過ぎても

駅を出ても

休日の早朝のよう


駆け寄りたかった

あなたの横顔

卒業までに

話しかけたかった


桜が咲いたから

校庭でみたかった

誰もいないよ

静かに花吹雪が舞った



街にはひと気がない

肌寒い午後

胸に迫る恋しさ

あなたに会いたい


通りを抜けても

角を曲がっても

坂を降りても

みんな隠れてる街


あなたと話したい

あの日まで戻りたい

溢れる切なさ

浮かぶ笑顔


桜が咲いたから

川沿いの歩道

二人で歩きたかった

静かに花吹雪が舞った


いつまでこの世界なの

終わりがないの

光はあるの

誰に訊けばいいの

もう一度あなたに

会いたい






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