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のぞみ

作者: 秋葉竹



夜には

僕の肉体は

さらさらさらと、

カーペットの上へ落ちていきます



はだのいろがあおく

こころのいろもあおく

人と一緒にいることに

適さない生物になっているのです

僕は

正しい生き様を切り裂いたから

いつも夜には軽く泣きながら

じぶんの内臓は汚れていると

できたてのなま傷を掻き毟るのです

夜光生物がいきてゆける闇をさがすのです


きっとまた

今日もしずかに堕ちてゆく


狂って輝く月光に

汚れた内臓をかき消されたいのです


遮光のカーテンを

開けはなってその光を迎え入れ

それでこの部屋の夜を

ほの青い影にできればよいのですが





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