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ただの学生(仮)

世間でいう一般的な人間だったと思う…

勉強もそこそこ、運動も割かしよくやったと思う。


だけど大企業の社長の祖父母、自分たちで始めた会社でバリバリ働いている両親

彼らはいつも自分を責めた。


「なんでいつもそんな中途半端なんだ」


毎回のようにそういった。自分でも中途半端な自覚はある。

勉強では中の中。

運動はレギュラーには入れど、女子から黄色い声援をかけられるような

いわゆる陽キャラではない。


趣味はゲームでRPGにのめりこんだ。

それこそ誰にも到達できない階層まで潜り込んだ。


だが誰にも認められなかった。

別に認められたかったわけじゃない。

だけど、だれかが認めてくれてもいいんじゃないかと思ったこともあった。


そう、悶々とした日々を過ごしていた時だった。

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ある日の朝のこと

ぼーーと教室で机に突っ伏しているとクラスの中心人物ほのかが

騒がしい声で声をかけてきた。


「なあ、そんないつも一人でいて悲しくならんのwwマジでぇ目障りだし空気よごれるからきえてくんない?」


「…」


「ねえ、なんかいったら?あ、ごめんwやっぱ無理、キモイの移っちゃうw」

「まじで話さないの?きっもw」


このめちゃくちゃギャル語で話してくる女はほのか。

大企業の令嬢で甘やかされて育ったのか、いつも誰かをターゲットにして

声をかけてくる。


ハーフの生まれで金髪。美形なこともあって周りから甘やかされて育ってきた。

そこによって来る奴らはいつも彼女の出自とその美形の恩恵をあやかろうとする

やつらばかりで彼女のいうことには絶対服従だ。


取り巻きも含めてこうやっていつも自分を蔑んでくる。


「なあなあ、こんなやつにかかわってると馬鹿になっちまうよ。それよりさ今度カラオケいって

みんなで盛り上がろうぜw」


こいつは流星。こいつもほのかほどではないが親が会社経営している。

力が強く暴力的でだれも逆らうことはできない。質の悪いことに、ほのかと流星は親同士が仲が良く

この二人の経済力に頼っているのがおれが通っている学校に支援金を出しているためか

先生もクラスの誰も反抗できない。


「はは・・・」

(ああ・・・またか・・たまにはゆっくり寝かせてくれよ)


「おい、だれが話していいつったよ、ドスッ…「うtt」」


(もうだれかこいつら異世界に飛ばしてくれよ・・・)


その瞬間丸い球体みたいなものが現れた。

現れたかと思うと突然光が爆発して教室中を包んだのだ…


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