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第七話:前日

 日曜日。

 佐藤の家に行った。


 俺の顔を見るなり、

「やっぱ、霞ケ関駅だよな」と佐藤が言った。

「何でだよ」

「例のカルト教団は霞が関周辺を狙ったんだろ。残党の仕業に出来る」

 

「その前に、実験した方がいいんじゃないの」と俺は言った。

「実験って何だよ」

「空のペットボトルでやるのさ」


 昼間、荒川岸に行った。

 ゴミ箱から、空のペットボトルを拾ってくる。


 なるべく人がいないような場所を探す。

 一応、周りをうかがう。

 誰もいない。


 さて、実験だ。

 例の時限装置を付ける。

 十秒で、ペットボトルに穴が開いた。

「つまり十秒以内に逃げなきゃいかんってことだな」と佐藤はケタケタ笑う。

 キチガイの顔だなと俺は思った。




 正直言って、十秒以内にこいつを殺したくなった。

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