表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

小説ω

うんこ星人

作者: 猫大長老

つい先日、幽霊がいるかいないかの話をした。もちろん俺はいないと言い切った。


すると、同僚の山田が「証拠はあるのか」と聞いてきた。


俺は言ってやった。

「いないって証拠は無いけど、まだ発見されてないわけだから、現時点ではいないって言えるんじゃないの?」


山田は一歩もひかずに言ってくる。

「発見されてるだろ。世界中に目撃情報がある。」


「そんなの嘘かもしれないだろ。」


「お前ほんとに幽霊いないと思ってるの?」


なんだこの山田の言い方。幽霊がいて当たり前みたいな。


「そもそもさ」


え、そもそも?


「お前中学の頃、俺のこと不細工お化けって呼んでただろ」


「呼んでたよ?だって不細工お化けじゃん」


「お前お化けいると思ってるんじゃん」


え................?

関係無くない?ただのあだ名じゃん。

んー................



いいこと思いついたぞ!


「じゃあ例えば、うんこ星人ってあだ名のやつがいたとする。」


「はい」


「呼んでるやつはうんこ星人が本当にいると思って言ってると思うか?」


「それはうんこ星っていう星があると思ってるってことか?」


「そうなるな」


「あるかもしれないだろ、うんこ星」


いや!無いよ!なんだこいつアホなのか!


「星の名前って俺たち地球人が決めてるんだぞ?そんな名前許されるわけないだろ?」


「うんこみたいな形の星が見つかったら?」


「それはソフトクリーム星だろ!星に汚い名前付けられるわけないだろ!」


「茶色だったら?」


「うんこって茶色か?ちゃんと見た方がいいぞ?」


「それはこっちのセリフだ!お前こそ自分のうんこ見てみろよ!茶色い時もあるって!」


「じゃあもううんこ星でいいよ!」


「うんこうんこうるさいな!幽霊の話じゃなかったのか!それと病院ではお静かに!!」


受付の人に怒られた................


ていうか、幽霊のところから聞いてたのか


「山田さーん、山田淳さーん」


山田が呼ばれた。


今日は同僚の山田がお腹が痛いと言うので付いてきてやったんだ。

一応親友だからね、俺は優しいからね。


あれ、山田が診察室からこっち見てる。


え、俺も行くの?診察室に?


ずっと見てるのでしょうがなく俺も診察室に入った。


「お連れの方も一緒ですか?」


ほら、先生びっくりしてるじゃん。

おっさんにおっさんが付いてきたらそりゃ驚くよ。


「とりあえずお聞きしますが、腹痛はいつごろからですか?」


山田は寝ている。


しょうがないやつだ。結局俺まかせか。

「僕の記憶では、昨日からだと思います。一昨日は痛いって言っていなかったと思うので」


「あ、はい」


先生はまたびっくりしていた。


「まあ、思い当たるところがあるので、レントゲンを撮りますね」


レントゲン?


え、レントゲン?


ていうか山田早く起きろよ。


「運びますね」


先生は軽々と山田を持ち上げ、レントゲンの部屋に持っていった。........持っていった。

先生マッチョだな。


5分後


山田はまだ寝ている。


「見てください。お腹の中。」


................!?


なんだこれ!人間!?人間がいる!?ここは........大腸??


「びっくりしましたか。」


「................」


あまりの光景に言葉が出ない。


「彼らは"エイリアン U.N.K."と呼ばれる小動物です」


小動物!!!!!


細菌でも寄生虫でもなく、小動物!!!


そしてエイリアン U.N.K.って何!!!

エイリアン!?宇宙人なの!?!?


「彼らはとても頭が良く、便を主食としていて、便が外に出るのを防ぐためにダムを建設したりします。山田さんの腹痛は恐らくそれによる便秘です。」


便を主食!!

ダム!!

なんなのこいつら!!!!

山田すげえ!!!


「そして彼らは大腸を増築して便の貯蓄量の増加をはかります。最終的には山田さんの80%が便になり、死んでしまいます」


増築!!!!

80%が便!!!!

死ぬ!?!?!?


「むにゃむにゃ」


お、山田が起きた、


「全身うんこになってうんこ星人になる夢を見た。やっぱりうんこ星人はいるんだよ。」


「そうだな...............」






「でさ、幽霊がいるかいないかだけどさ!」


え!?ここ診察室だよ!?診察受けろよ話聞けよ!!


「山田さん、家に帰って全力で排便してください。お尻がちぎれても頑張ってください。もしそれで治らなかったらまた来てください。」


「はーい。........................え?」


山田は驚いている。


というか、そんな簡単に助かるのか


「それではお大事に」




翌日、俺は山田を家まで迎えに行き、病院に連れていった。


さて、山田は治っているのか........!


「じゃあ今日もレントゲン撮りますねー」


もちろん山田は寝ている。そして先生がレントゲンの部屋に持っていく。


5分後


「あー残念、戦争始めちゃってますね」


戦争................。


「はっきり言って、悪化しています。通常エイリアン U.N.K.は便を固めて作られる、うんこソードと呼ばれる剣で戦争をします。なので大腸が傷だらけなのです。」


大腸が傷だらけって、かなりやばいんじゃないの?


「そして恐らく戦争はあと1日は続くでしょう」


山田........かわいそうに。


ていうか、なんで戦争するんだ。山田の腸内どうなってるんだ。


「とりあえず下剤出しておきますので、また明日いらしてください。」


下剤!!!?

昨日から出せよ!!!


「むにゃむにゃ」


山田が起きた。


「俺は絶対に幽霊はいると思う!........って、ここどこ!?お前ら誰!?!?!?お腹痛っ!!!」


え!!山田がおかしい!!


「ちょっと落ち着けよ!!」


「................」


あれ、落ち着いた


「そうだ、俺は死んだんだ........。それでこいつに乗り移って........やっぱり幽霊は存在するんだ!!」


え?何言ってるの?


「先生山田がおかしいよ!!」


「佐藤さん、この人はもう山田さんではありません」


え........山田じゃない........?

どう見ても山田だろ........?


それに俺佐藤じゃないし、西村だし!!


「先生、どういうことですか?あと僕は西村です」


「失礼しました西村さん。おそらくこれは、死んだエイリアンU.N.K.の霊が乗り移ったのです」


エイリアンU.N.K.の霊!!!!マジか!!!


「君はエイリアンU.N.K.だよね?なんで戦争してたの?」


先生がエイリアンU.N.K.に質問を始めた。


「俺たちそんな呼ばれ方してたのか。エイリアンって地球外生命体のことじゃないのか。人の腸内にいるのに地球外って........。」


なんだこいつ!!どこから知識仕入れてんだ!山田の腸内に図書館でもあるのか!


「いや、エイリアンは外国人って意味だよ。」


え、そうなの?さすが先生。


お腹の中で外国人が戦争してる山田って一体........。


「おそらく山田さんの脳とリンクしているのでしょう」


なるほど。さすが先生。


「で、なんで戦争してたの」


エイリアン U.N.K.は全部話してくれた。


彼らは幽霊が存在するかしないかで争っていたらしい。


戦争で勝ったからって幽霊がいることにはならないだろうに........。


この山田に乗り移っているエイリアン U.N.K.は敵の兵士に敗れ、死んでしまったらしい。

そして、目覚めたらいつの間にか山田になっていたらしい。


なるほど、幽霊は実在するわけか。

じゃあ戦争をしているエイリアン達に教えてあげないと。無理だろうけど。


「ちょっといいかな」


山田は先生にどこかへ連れて行かれた。


うん。









もういいや。帰ろ。






のちに山田は博物館に展示された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ