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節分-2017【召喚編】

過ぎてしまったけど出します

 今日は二月三日——そう節分だ。


「ミツキー、今年も豆まきする?」


 と母さんが聞いてきた。

 するけどその前に——


「父さんは今日もいないの?」

「いないわ」


 父さん忙しすぎじゃない?いつもいないんだが・・・。


「しようと思うけど豆用意してあるの?」

「してないから買ってきて頂戴」

「わかった」


 そう答えた俺は出かける用意をした。

 もちろん黒い指輪はしてある。


 よし、準備できた。

 と思ったときピンポーンとインターホンがなった。


「ミツキ、代わりに出てくれない?」

「わかったよ」


 玄関までいき、開けるとそこには大きな袋を抱えた作者がいた。


「久しぶり」

「久しぶりだが、その袋どうした?」

「節分だからね、豆を持ってきた」

「そんなに要らないぞ」


 だよね〜という顔を作者はしていた。


「鬼も用意するからちょっと庭に出ようか」

「鬼を用意ってどうするんだよ」

「まあまあとりあえず来なさい」


 といって庭に出ることを促す。

 まあ行くか、あの袋の少し貰えれば買いにいかなくても済むし。


 庭に出たが作者はどうするんだ?

 作者はその大きな袋を地面に置いた。


「何する気なんだ?」

「とりあえず見てなよ」


 そう言うと、作者は何か唱え始めた。


「勇者に瞬殺されし、魔王を今ここに【召喚サモン:アビク】」


 すると、地面から魔法陣が現れ、魔法陣の中心から誰かが徐々にに出てきた。

 それは角が生え、全体的に黒い格好をし、ローブを着ている——魔王だった。

 俺は戦闘に入る可能性を考慮し、黒い指輪を外した。


「作者なんてものをここに呼んでるんだ!」

「大丈夫大丈夫、召喚魔法で呼ばれたものは召喚者の言うことは聞いてくれるし」

「そうだ、我は世界を滅ぼそうなど思ってはいない」

「という訳でこいつ鬼役ね」


 まあ物騒なことしないならいいか。


「というか、この世界で魔法とかつかって大丈夫なのか?見られたりしたら大変じゃない?」

「大丈夫、いまこのあたりには認識阻害の魔法と人が近寄り難くなるようなものを使ってるからね」


 それなら安心——じゃなかった!

 まだ家の中に母さんがいるじゃないか!


「作者、母さんはどうするんだ」

「それも抜かりなく眠らせてるよ」


 それは今度こそ安心だ。

 魔法とか見られたら説明が大変だ。なんで知ってるのか言わなければなくなってしまう。


「それじゃあ、豆まきするか!」

「我は何をすれば?」

「とりあえずその辺にいてくれ、ミツキくんも豆を準備して」

「わかったよ」


 俺は袋から豆を取り出し、準備した。


「それじゃあ始めたいと思います、アビクくんは豆を避けてね」

「了解」

「じゃあミツキくんいくよ」

「「鬼は外、福は内」」


 と言って作者と俺は豆を投げた。しかし、俺は全力で。

 その凄まじいスピードで投擲された豆の直撃を受けた魔王は痛そうにしている。

 豆ぐらいでこんなに痛くなるものなのかな?


「作者、この豆普通とは違うのか?」

「その豆はね、聖属性が付与されているんだ。しかし驚いたね鬼にあそこまで容赦なくやるとは」


 まあ、魔王だしいいかなと。

 すると、魔王がいきなり怒り出した。


「痛いではないか、勇者よ。変わりにこれでも喰らえ」


 そう言うと、豆を袋から取り出し闇に包まれた豆を俺と同等のスピードで投げてきた。


「危なっ!」


 俺は豆を体を逸らし回避した。


「鬼役が豆投げちゃだめだろ」

「我はこんなに痛いとは思わなかったんだ」

「それじゃあさあ——」


 俺は魔王に近づき小声で俺の提案を話すと簡単に了承してくれた。


「作者これつけてくれない?」

「いいぞ」


 と渡した物をなんの躊躇なくつけた。そう鬼の仮面を。


「よし、魔王続きやろうか」

「我も楽しむぞ」

「えっ、魔王も鬼役なんじゃ・・・」

「鬼役は一人で十分だろ」

「いやいやそんな、君たち加減しないでしょ」

「大丈夫だ、我も死なない程度には加減する」

「いやそれ加減してないからね、まったく!」


 そんな作者の抵抗虚しく俺たちは残酷なカウントダウンのようにあのワードを唱える。


「「鬼は外、福は内」」


 死なない程度の威力の豆が投擲されていき、作者の絶叫が辺りに響いたのだった。



○●○●



 ある程度時間が経ち、作者が目覚めた。


「君たち酷いよ、あんなに加減してくれないなんて」

「生きてるから加減してるはず」

「もう帰るね」

「ああ、魔王もさよならだ」

「我は楽しかったぞ」

「ああ俺もだ」


「「作者いたぶるの楽しかったな!」」


「君たちほんと酷いな・・・」

「作者この残った豆もらっていいか?」

「いいよ、今後使う予定ないし」

「それじゃあありがたく」

「ではまた会うかもね」


 そういうと【転移】でこの場から作者たちは去ってしまった。

 作者ってなんでもできるよな。

 まあとりあえず豆も手に入れたし、母さんはもう起きてるかな?

 家に戻ろう。


「ただいま」




ホントは勇者くんと魔王くんが投げあってこれがレベル100の戦いかって作者が傍観してる話だったのにどうして作者ボコす話になってしまったのか

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