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第3話─魔王戦

 見渡すとそこは禍々しい雰囲気のある建物の中であり、俺の目の先には玉座があり誰か座っているようだ。


「また誰か来たようだな」


 と座っていた誰かは言い放つ。

 そいつは黒いローブに身を包んでおり、頭からは角が一本生えていた。


「お前が魔王か?」

「いかにも私が魔王アビクだ」

「俺は勇者だ、お前を倒しに来た」

「そうか、お前は勇者かなら死ね【ヘルフレア】」


 俺に黒い炎が迫ってきた。


 急いで横飛びで回避する。

 黒い炎が直撃したところを見ると未だに燃えていた。当たらなくてよかったー。


「危ないだろ!」

「知らん、勇者は敵だ!」

「じゃあ今度はこっちからいかせてもらう!【性能交換レベルチェンジ】!」


 俺は急速に力が湧いてくるのを感じた。そして剣にはめてあった3つ目の玉が光出した。

 ということはあの魔王レベル100なのか。それは強いわ。


「何をした!なぜだ!?なぜ魔力がこんなにも少なくなっているのだ!?」

「教えるかよ!」


 俺はレベル100の身体能力を発揮し、魔王に一瞬で近づき剣で八つ裂きにした。魔王がいたところには魔王だった肉塊が地面にはあった。


「終わったか?」


 よく見ると肉塊はまだ蠢いていて再生しそうだった。


「どうするか?」


 何か一気に消滅させる高威力の技が──あれがあるか。


「これで消滅できるだろ」


 俺はその肉塊から一旦距離をとった。

 剣を上段で構え、一気に振り下ろしながら言い放つ。


「【聖なる斬撃セイクリットスラッシュ】」


 剣から白い斬撃が肉塊に向かって飛んでいき、肉塊を消滅させた。

 すると、いきなり剣身からピキィと嫌な音がした。その音はやまず、最終的には剣身はバラバラになった。


「これどうしよう」


 壊れた剣を見ながら思うのだった。



 またまた俺は光に包まれた。


 〇●〇


 また俺はあの白い空間に飛ばされたようだ。

 目の前には女神がいた。


『魔王を討伐してくださりありがとうございます、これで世界が平和になります』

「えっと申し訳ない剣を壊してしまいました」


 俺は剣身が無くなった剣を女神さんに見せる。

 神様が与えてくれたんだ、結構いいものだったに違いない。


『あの聖剣のことですか、それなら後で責任とってもらいますので大丈夫です』

「責任とは?」

『あなたが死んだらなので気にしないでください』


 あれ、聖剣だったのか。責任は死んだらだしとりあえずはいいかな。


「それじゃあ俺は元の世界に返してもらえる?」

『その前にお礼として2つのアイテムを与えたいと思います』


 すると俺に黒い指輪と水色の石を渡してきた。


「これは?」

『黒い指輪はレベル封じの指輪です。元の世界に戻ったとしても上がったレベルによる身体能力が上がっているので隠すのが大変だと思いまして』

「これはありがたい」


 というか、いま俺レベルいくつなんだろう?


「すいません、ちょっとステータス確認していいですか?」

『いいですよ』


 女神は頷き、許可してくれた。

 よし、どんな感じかな。


「ステータス」


 ♦️ステータス♦️

[名前]天堂光騎 Lv.100

[種族]人族

[スキル]剣術10、言語理解

[ユニークスキル]性能交換

[加護]アクアエスト神の加護、剣神の加護


 なんか加護増えてるし、スキルレベルが10に上がってる。

 スキルレベルって9までじゃなかったの?

 まあいいや、次のアイテムについて聞こう!


「この水色の石は?」

『それは転移石といってこの世界と元の世界を行き来するためのものです、1日2回まで使用可能です』

「それは凄いな」

『それではアイテムの説明も終わったことですしあなたを元の世界に送還しようと思います』

「それじゃあ頼む」


 〇●〇


 気がつくと、俺は通学路にいた。


「戻ってきたのか、元の世界に」


 ・・・あっそういえば俺は通学途中だった。スマホを起動し確認すると9時になっていた。

 やばい、これ完全に遅刻だな。

 まああんなことがあったんだ、遅れたっていいだろ。




 だって召喚された勇者(俺)が世界を平和にしたんだから。








これで第一部が終わりになります。


第二部

これはあの戦いから1年後のお話。俺はまたあの白い空間いた。そのとなりには幼馴染の少女もいた。どうやら俺は幼馴染の勇者召喚に巻き込まれてしまったらしい。それでなんで勇者召喚をしたのかというと前の魔王が俺にあっけなくやられて邪神が可哀想に思ったらしく復活してしまったらしい・・・。俺のせいっぽいのでそれについては責任取らないとと思った俺は幼馴染の冒険をサポートすることした。


タイトル

「元勇者の俺が幼馴染(現勇者)をサポートします!」






第三部

結婚もし、年もとり幸せに生きた人生が終わった。そして思い出す。そういえば女神に死んだら責任とってもらうって言われたなと。俺はまたしても女神と対面することになる。今度は俺の壊した聖剣の代わりに俺が転生し聖剣となって魔王を倒してこいと。

そして、俺の使い手になる勇者は俺の子孫だった・・・。


タイトル

「子孫と共に魔王を討つ!」













多分書かないと思います。はい。

書いたとしても細部は変わると思います。

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