異世界パチンコ!?俺はこの世界で『確変』する!
『ニホン』という国から来た男がパチンコを発明した。
「どうなってんのよ!この釘ぃ!」
ママは毎日パチンコに夢中になっている。
500歳を越えてるのに子供みたい。
パチンコに勝った日のママはお菓子をくれたり優しいけど大体いつも負けて八つ当たりで私を殴る。
パチンコを作った男が憎い。
こんなものこの世界に無ければ良かったのよ。
私は爆音の中、床に落ちたパチンコの玉を探して拾う遊びをしていた。
「私はママのお友達だよ。ママに頼まれたのさ。さぁお菓子を買ってあげるからお外に行こう」
帽子とマスクのドゥワーフのおばちゃんに声をかけられた。
ママのお友達?お菓子買ってくれるならついてこう。
ここにいるよりはマシ。
おばちゃんは約束通りお菓子を買ってくれた。
手を繋いでしばらく歩いた。
うたかたの森に来た。
少しつよいモンスターが出るから大人としか来ちゃいけない場所。
ママに内緒だからドキドキする。
「……おばちゃん?」
おばちゃんが服を脱ぎだした。
帽子をとってマスクを脱ぐとおばちゃんの声が低くなった。
「おばちゃん?……違うよ?お兄ちゃんだよ。呼んでごらん?お、に、い、ち、ゃ、ん」
おじちゃんは私に覆いかぶさった。
※
お空の上で天使様に聞いたけど。ママが私の死体を見つけたのは次の日だったみたい。
「ママ愛してるよ」
ママは私が死んで悲しんでくれている。
たくさん泣きながらパチンコを打つママにお別れを言って私は天使様と手を繋いで歩き出した。
「天使様。天国までどれぐらい?」
「天使?私は悪魔だよ」




