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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

AMAZONさんの美人配達員さん

作者: 孤独

「へーっ」


女性の社会進出という事もあって、女性が仕事をされているのは珍しくない。

それは外での仕事においてだ。


体力的にキツイもんあんだろって思う。男性だってキツイからね。



その中の1人。すげーな、この人って思う方が何人かいて、…その1人にAMAZONさんの配達をされてる方についてのお話をしようと思う。

先に結論から言いますが、勤務形態は分からないですが、1年間半ほど、AMAZONの配達をされているのはホントに凄いです。自分は遠慮しますってくらいです。これは単純にその方の恰好の変化を見ていただければ、ってお話です。


中年のおっさんや若い男性ですら、1日で姿を消してたりするのに、お仕事を続けられてるのは凄いです。地域固定なのかは知りませんが、拘束時間は相当長いと思います。

そんでもって、初めて見かけた時は陽キャパリピな女性だと思ってました。


◇       ◇


「へーっ」


山口配達員もちょっとビックリした。AMAZONの配達員で女性を見かけるのは、決して珍しくないのだが。初見で見た時には、ビックリした。配達員をやってるには勿体ないくらいには、美人さんだった。化粧もそうだが、恰好も……配達員じゃねぇよ。夜のお仕事やってますって感じの女性がまっ昼間からスマホを見ながらAMAZONの箱を配っているのだ。


髪が長くて、服装はそーいう感じで、香水の匂いがすごーく強くて、メイクをバッチリ決めている。それは女性としてなら常備しなければならないということか。いやしかし、配達やってて


「ハイヒールでAMAZON配ってるのかよ……」


外の仕事なのに、ハイヒール!?何を考えてハイヒール履いて外の仕事をやってんの!危なっ!爪とか長いし、マニキュアとかビッチリ決めてるなぁ~。

山口配達員には若い奥様がいるし、作者には二次元世界があるので、ストライクゾーンから外れてはいるが。こーいう女性が配達の仕事……しかも、AMAZONのお仕事なんて、給与良くてもキツイから敬遠する人多いと思います。


「おっ」


次に見かけた日は、まだこの人、AMAZONの配達をやってるのか。(2週間後くらい)。

一方通行を逆走してたけどさ。

その日とはまた違うが。さすがに分かったのか。

靴がハイヒールから、スニーカーに変わっていた。どう考えてもキツかったろ……。これ以降、一度もハイヒールで配達している姿は見てはいない(自分もいつも会うわけじゃないけど)。



ザーーーーーーーッ


今度出会った時は、雨の日であった。こーいう時は雨雲の強い弱いを気にしながら配達をしているが、そんなことよりも(夏場の雨と冬場の雨は大きく違うが)、


「根性あるなぁ」


悪天候の中、透明な雨合羽を着て、AMAZONを運んでおられる。このくらいの日数になると、車のドアを開けて、AMAZONを取り出す速度が上がっている。新人のAMAZON配達員をコッソリ見ると、スマホで指示をもらっても、指定されているAMAZONを探すのに時間を喰ってるんですが。

もうこの人は慣れた手つきで車内からAMAZONをとって、配っている。

初見の時は、申し訳ないが……別のお仕事の方とか思ったが。……この人、体力が続くなら、この仕事が天職なんじゃねぇのって思う。


ミーーーン……


蝉すらも鳴く事を躊躇い、昆虫達も動けぬ、暑さ。炎天下の配達は水分補給を心掛ける。これは男性配達員のみなのだが、女性にとっては紫外線も強敵である


「おおっ!」


紫外線除けのクリームとかを塗っても、ずーーっと、外に出てると効果があまり出ない。肌が勢いよく焼ける事は分かっている。

根本的に紫外線を避けるなら、肌を日に当ててはダメ。

それが分かってるように、黒の薄い生地のカーディガン(?)を着用し、手袋もして、帽子まで被ってAMAZONの配達をしている。そこまで徹底的に紫外線を避け、暑さに耐えながら、AMAZONを配達していた。ちなみに長い黒髪が金髪に変わって、後ろで結んでポニーテールになっていた。別人かと思ったが、同一人物だろって思う。


「やっぱ止めたか」


次に見かけた時は、その長い髪をバッサリと短く切っていた。絶対に邪魔だし、暑いと感じたからだろう。そして、この辺りから気付いたのだが……初日の時の恰好と比べると……庶民的になってきた。動きやすい恰好というのが分かりやすいだろうか。

もっと仕事風に言うと、汚れてもいい服装で配達をし始めた。


遅すぎると思うんですが?(紫外線対策は続けていたけれど)


そして、香水の量も絶対に減ってると感じ始めた。夏場の臭いは、香水で誤魔化せるもんじゃない。むしろ、それを乗り越えるのって潔癖的な方にはかなり大変だと思います。


「……あ~」


夏の汗って最悪だよなー……とは言えないけれど。

メイクが落ち始めるのを気にしてか、顔の化粧も雑になってるという印象。昼間の女性って感じの化粧になってきた。初見時と全然違う。髪型も大分違うから、別人じゃないかと思う。女性の変化は怖いモノだ。それともっと前から変わっていたと思うんだが、……爪が凄く短くて、マニキュアを止めていました。完全にAMAZONの箱を大事に運ぶという手になっていました。爪は簡単に削られちゃいますからね。ただ、


配達員として正しいんですが。女性として、宜しいんですかね?


そーいう気持ちになるって、相当な覚悟がいると思います。すげーな。


「あ」


暑さが一通り終わり、寒くなってくると……。

顔のメイクがまた戻って来ました。髪の色が金髪から黒に戻って、髪を伸ばしている最中なんだろうなって思う。体の上部分はメイクや服に色気を出し始め、香水もまた強く使ってるなーって印象になってきたのだが。ズボンだけは絶対に汚れてもいい感じの、雑いのを着用されてました。


「お」


寒さが本格的になると、ブルゾンを着込んで、夏場と同じく、化粧に手を抜き始めた印象です。顔だけは絶対に手を抜いてなさそうですが。服装に関しては、ガチガチに配達員仕様になっている……。


オシャレに現は抜かせないのに、よく続けられるなぁ……。


自分が働いている間に、ギブアップした方を何人も見てるだろうに、すげぇ方だ。



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