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乙女ゲームの正統派ヒロイン、いいえ武闘派ヒロインです。  作者: sirosugi
学園編

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34 ミサ 女子会をする(後半)

 女子会の続き

 ストロベリーを食べたあと、まだまだ物足りなそうなマリアンヌ様達だったけど、まだまだ味はあった。

「こちらはオレンジフレーバーです。」

 酸味と色味がうれしいオレンジ味。

「チョコチップとチョコレートソース、好みでナッツもいいわよ。」

 チョコレートはやや苦みがあるけど、食感が楽しい。

「ミントフレーバーはレモンと一緒にねー。」

 ミントの爽やかさな香りと酸味がおいしい。チョコとミントを組み合わせてもおいしいかもしれない。

「口休めには、コーヒーがおすすめよ。」

 お茶会をしきるローちゃんは生き生きとしていた。ソルベだけでなくクッキーやドライフルーツなど味に飽きが来ないようにするだけでなく、コーヒーまで自分で入れていいる。そしてそのすべてはおいしい。いや、極上であった。

「らい、ローズさんって美容関係だけじゃなく、お菓子もすごいんですね。」

 ほうとため息をつくメイサ様。

「ふふふ、美容品の配合も、お菓子の材料の組み合わせも似ているところがあるのよ。相手の性格や肌質に合わせて美容品を考えるように、今回はソルベという素敵なお菓子を引き立てるためのソースを色々と考えさせてもらって楽しかったわー。」

 目をキラキラさせながら、お菓子の準備をしているローちゃんだが、マリアンヌ様はどこかあきれ顔だ。

「ミサ、一応伝えておくけどね、ローズ先輩が主催する美容会やお茶会というのは、国内でもトップクラスの人気で、最近じゃ重要な外交でしか振る舞われないと言われているのよ。それこそライオネル殿下がお願いしてもすげなく断られたくらいなんだから。」

「ライオネル殿下ねー。鍛えているけど、ちょっとマッチョすぎてお茶会って感じじゃないのよねー。」

「まあ、ライオネル殿下だと、浮いちゃいますねー。」

 ライオネル殿下はカッコ悪いわけじゃない。ただ筋肉とか焼肉とかが似合いそうなワイルドっぷりなのである。入学以来、ラグがそっちの方面に行きそうで少し心配だ。

「あ、あの時は、私の誕生日の祝いで私がねだってしまったんですの。」

「えっそうだったの、ならそういえばいいのに、まったく男ってそういうところがだめよねー。でも恋人の誕生日に、できる限り最高のプロデュースをしようと思える心意気は素敵ですわー。」

「ふふ、あの人って変なところで意地っ張りなんですの。正直に言ってくださればいいのにといつも言っているんですけど。」

「ですよね、ラグ様も優しいんですけど、肝心なところで私やお義姉様任せにしちゃうところがねえ。」

「そうなんですかー、私の許嫁は全部、自分で決めないといやってタイプなんで、そういう気遣いができるのはうらやましいです。」

「へえー、メイナ様の許嫁の人ってどんな人ですか?」

「メイナの許嫁は、現宰相の一人息子よ、きっとラグ君とは会ったことがあるんじゃないかしら。」

「殿下つながりで会ってますね、ほぼ確実に。」

 お菓子がおいしければおのずと口も軽くなる。それにしてもみんなパートナーがいてちょっとうらやましい。

「それにしても、マリアンヌ様もメイサ様もファルちゃんもなかなかわかる人だったのねー。これならライオネル殿下のお誘いに乗っておくべきだったわ。」

 ローちゃんの審美眼は割と厳しい。うちならベルカが合格だったけどラニーニャにはちょっと冷たい。また、ほかにも温室に来る人がいても、ローちゃんのお眼鏡にかなわないと男子でも女子でも冷たくあしらってしまう。逆に言えば気にいた子には徹底的に優しいのだ。

「そうだ、せっかくですし、特別サービスでヘアエステをしてあげようかしら。」

「「「ほんとですか!!!」」」

 ゴキゲンなローちゃんのサービス宣言に、マリアンヌ様だけでなく控えていたマリアンヌ様の侍女さんたちまで色めきだった。

「ほえーー。」

「ミサ、アナタはもっと美容にも興味を持ちなさい。ローズさんの美容サービスは王家ですらめったに受けられないと言われる至高の御業と言われいてるのよ。」

「そうです、お義姉様!そお技術は門外不出で見学すら許されないんです。」

 気のない返事をしていたら両サイドからマリアンヌ様とファルちゃんに詰め寄られた。二人ともすっごく女子力高いよねー。

「ミサちゃんは天然で紙質がいいから、そういうのに興味がなさそうよねー。でも最低限は気を使わないと、この前あげたヘヤーオイルはちゃんと使ってるみたいだけど。」

「「「なんですってーーー。」」」

 再び色めきだす女性陣。

 うん、なんか予想はつく反応だ。

「ローちゃんってすごいんだねー。」

「そうよ、自慢するわけじゃないけど、美容とか植物に関してはソルベの兵士さんぐらい努力しているし、そこそこ有名なのよー。」

「まあ、なっとくの可愛さだもんねーローちゃん。」

 年上に対してどうなのかと思うけど、ローちゃんは可愛い。可愛く美しくあろうとしている人だと思う。

「あらら、うれしいわー。もうたっぷりサービスしちゃう。」

 ますます張り切ったローちゃんのサービスにより、お茶会から美容室、さらには美容講座となり、私たちの女子会は非常に楽しいことになった。


 

 


美のカリスマ的なポジションのローズさん。

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