EX2 ラグ・ソルベの回想 欲望の起源
義弟の正史 ミサが本来想定された性格と幼少期を過ごしてた場合
かなり拗らせます。
私、ラグ・ソルベは正式なソルベの人間ではない。
本当の母は、私を産んだときに、父親は5歳のときに亡くなった。そして5歳で身寄りはなかった私は、ソルベ家の養子として引き取られることになった。それだけ父は有能な兵士であり、領主様とも親交が深く、私のことを実の息子として育てるとおっしゃってくれた。
だが、5歳という幼い自分には、そんなご厚意はわからなかった。ただ父がいなくなったという事実に打ちひしがれ、無気力になっていた。なすがままに家から連れ出され、メイドさんたちに身支度を整えられ、食事を与えられ、ベットで寝かされた。
そのまま三日ほど経ったのち、私はあの人と出会った。
「この子は、ラグ。さっき言ったようにお前の弟となる子だ。」
そういって領主様に促されて私の前に立っていたのはミサ様だった。いや女神だった。
絹のような金髪に不思議そうにこちらを見つめる灰色の瞳。穢れなく白い肌は輝きを放つように神々しく、困惑しつつも私のことを優し気に見るその顔は慈愛に満ちていた。
「よろしくね、ラグ。私はミサ、お姉ちゃんよ。」
そういってミサ様は私を優しく抱きしめてくれた。
誰かに抱きしめられる。母を知らない私には、初めてのことだった。自分のすべてが受けれ入れてもらった。そう思えた。
その後もミサ様は、私のことを気にかけてくれた。絵本を読み聞かせて、読み書きを教えてくれ、たくさん花の名前も教えてくれた。
夜に私が父親を思い出して泣いていたときは、黙って抱きしめてくれて、私が眠りつくまで一緒にいて食らえた。
ああ、美しくも慈愛に満ちた姉さま。ミサ様。ソルベの姫様
きっと私は、この人を守るために、いや、この女神を何人にも渡さない。
そう誓いをたてるのにためらいはなく、それは今も続いている。
そう、ミサ様は、心優しく、聡明で、お強い。理想の姉であり、敬愛すべき姉。何よりも魅力的で、花蓮な女性。ソルベの姫であり、私の姫様。
きっと私の父のことを知ったら、もっと私のことを大事にしてくれる。いやきっとその心も。
だめだ、私のような男の欲望にミサ様を汚させるわけにはいかない。
その美しい心も志も
ダレニモワタサナイ。
現時点での改変
後書き
現時点での改変点
物静かで聡明な令嬢 →わんぱくで特訓大好きな女の子でかわいいものを構い倒す傾向あり
深い知識と謙虚な態度 →目的のための手段として礼儀やマナーを学ぶ。そしてそれを積極的に示す
氷属性への嫌悪から隠し事→両親の理解、そして、氷属性の有用性を理解。日常でも使いこなす。
NEW
優しく接してくれたことで心酔する義弟(犬)
→初手の可愛がりから、姉として尊敬しつつも怯えている。(猫)
本当の父親が誰かミサがすでに知っている。
お互いに馬鹿みたいに泣いたことで、親近感を持っている。




