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あなたの夫が同じ階の住人と浮気しています  作者: 烏川 ハル


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中編

   

 裕子が住んでいるのは、学生向けでもなければ女性専用マンションでもない。例えば隣に住む喜恵のように学生の一人暮らしもあるが、反対隣の504号室は裕子と同じ夫婦者だった。ただし年齢はかなり上であり、女子大生の喜恵の方がご近所付き合いもしやすいくらいだ。

 そして、ご近所付き合いといえば……。


 怪しげな手紙が一通、裕子の503号室に投函されていたのは、昨日の出来事だった。

「あら、何かしら?」

 切手も貼ってなければ消印もない封筒なので、誰かが直接ドアの郵便受けに入れておいたのだろう。外部の人間が部屋の前まで来れば目立つだろうから、同じマンションの住人ではないだろうか。午前中にチェックした時はなかったので、おそらく昼過ぎに入れられたものだ。

 そんなことを考えながら開封してみると、折りたたまれたA4の紙に、ただ一文だけが記されていた。

『あなたの夫が同じ階の住人と浮気しています』

   

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