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設定頁(ネタバレを含みます)

 私の小説、虚空の灯明をご覧いただきありがとうございます!!!

 こちらは設定ページになります。『一心に灯りを(かか)ぐ』シリーズ共通の設定となります。


※ このページはネタバレを多く含みますので、物語を読みたい方は次のページからお願いします。


======== アピールポイント ========


 数えきれないほどの輪廻転生を繰り返して私たちが生きているように、この物語の主要キャラたちも過去世からの繰り返しの中で生きています。人は生まれるときにその一生に於いての目標を決めて生まれるといいますが、生まれ来るときにその目標は忘れてしまいます。自分の生きる目的は何なのかを探しながら生きるか、惰性で生きるのか、それは人によってさまざまです。

 この物語では主人公たちの一部が過去世の記憶を『夢』で取り戻します。過去の恨みを晴らす者もいれば、その因縁を断ち切ろうとする者もいます。過去に達成できなかったことを現世に於いて達成しようとする者もいれば、それを達成させないために生きる者もいます。過去に囚われることなく、今の自分の意志を尊重する者もいます。

 それぞれの目的と願いが交錯して複雑に絡み合うなかで、主要キャラたちがどんな道を選び、どのように生きていくのかを描くファンタジーです。


 ※この『星編』では、過去世や輪廻転生は設定としては存在しますが、ストーリーには深く関わりません。


======== あらすじ =======


 『星族』は感情が希薄、意志薄弱であるが故に、死を恐れぬ魔法人形のような存在である。光の魔法を使いこなすために、人であるにも関わらず、人としての感情を捨てた種族。


 『虚空の灯明 星編』は、その星族であるラスイルが主人公のストーリーとなります。



======== 世界観設定 =======


 この世界には、人間・魔族・星族・精霊・魔物という5つの種族が登場します。基本的に種族間は交わることなく生きています。どの種族も魔法を使いますが、精霊や人間の魔法には得手不得手があり、ルールが存在します。

 魔法は大きく5種類あり、火・水・風・土・空です。その5つとはまた別格の魔法として光と闇が存在しますが、その魔法を使える存在は限られています。


〇種族〇


(人間、一般人)

 王族を中心として国という単位で暮らす『人間』が最も多く、国は大小あわせて世界に300ほど存在するといわれています。誰しも5つの魔法を万遍なく使うことができますが魔力はさほど強くなく、魔物との戦闘には武器を使い戦う人々が一番多いです。中には魔法を得意とする者もいますが、後に説明する魔族に比べるとやはり魔力は劣ります。


(星族)

 各国の城や町には、魔物の侵入を防ぐために光の魔法による結界が張られています。その結界を管理することができるのは『星族』と呼ばれる一族で、各国の結界に沿って作られている門に住んでいます。星族は強力な光の魔法を使うことができるので、武器を持ちません。そして強すぎる光の魔法を使うため人としての感情が欠けており、死を恐れることがないと言われています。星族には上位と下位が存在し、門に住んでいるのは下位星族で、上位星族の指示通りに任務をこなしています。上位星族は星拠と呼ばれる場所に住んでおり、そこから出ることはありません。上位と下位で違う衣装を身に付けており、下位は深いフードのついたローブのような衣装で、上位はベレー帽のような帽子を被り、下位に比べると若干軽装になります。

 各国の門の下階は兵士たちが国を出入りする関所として機能していますが、上階は星族のみが住んでいます。星族はそこから出てくることはないので、王族支配下にある一般の人々とは関りを持つことはありません。一般の人々は星族の存在こそ知っていても星族のことは何も知りません。


(精霊)

 世界のあらゆる場所に隠れ住んでいる者と、魔族と共存している者が存在します。寿命が長く、数百年とも言われていますが定かではありません。(100歳程度ではまだ若いともいわれる)

 一種類のみの魔法を使い、他の魔法を使うことはできません。例えば火の精霊であれば火の魔法のみしか使えませんが、その威力は計り知れず、人間をはじめ魔族や星族に魔法を使い攻撃することは精霊たちのなかで禁忌となっています。治療の魔法が得意といわれますが、他の魔法を見ることは滅多に見られることがないため、そのように言われるのかもしれません。

 その姿かたちには決まったものがなく、性別も存在しません。精霊自身が見せている姿そのものが魔法であるため、見る者によって若干異なって見えているのだと言われています。


(魔族)

 精霊と共に暮らし、魔法を得意とする種族が『魔族』で一般の人間たちの国には属さず、山奥などでひっそりと集落を作り暮らしています。精霊の魔法を利用するため、5種類の中から一種類の魔法のみを使います。魔力は精霊に依存しているのでとても強く、星族同様武器を使いません。

 魔物退治を得意としていますが、基本的に集落の周囲だけで穏やかな暮らしをしており、助け合い、物々交換によって生活しています。全ての集落が何かしらの精霊を祀っており、精霊に感謝して精霊と共に暮らすことを魔族らしい生き方としています。

 結界内で暮らす一部の地域の人々によっては、魔族の存在を"魔物を生み出す忌むべき存在"として魔族を見つけると襲いかかる者もいるようです。


(魔物)

 どこからともなく現れて感情を持たず、あらゆる生物に襲いかかる厄介な存在です。人々の持つネガティブな感情から生み出される魔性の生き物という説が有効とされています。人や精霊などの全ての生きる者は、5つの魔法のバランスによって造られており、バランスが保てなくなり闇に堕ちた生き物が魔物になるのだとも言われています。


======== キャラクター =======


ここでは主要な登場人物のみ紹介させていただきます。


〇 ラスイル 〇

 星族の中でも大きな魔力の器を持つ『尤異(ゆうい)』として生まれ育つ。一般人を門から見下ろして過ごした期間が長いため、王族であろうとも見下(みくだ)しているところがある。模範的な星族であり、戒律を守り過ごしてきたが、カシェルやディーンと関わることで自らにも感情があることを知り、星族としての自分に疑問を持つようになる。


○ カシェル ○

 星族ならではの容姿(銀髪、翠眼)の『殊異(しゅい)』であるが、自身はその容姿を好んではいない。星族としてはめずらしく感情が豊かである。子供の頃に生き別れた弟を探している。人に敵意を持たないので誰とでも馴染もうとするが、上位星族だけは遠ざけており、一切の感情を見せない。

 

======== その他 =======


●魔法について

 魔法そのものも、5つの魔法の混成となっていて、何の属性が強いのかによって、何の魔法として扱われるのかが決まります。例えば【火1・風1・水1・土2・空5】であれば風の魔法となります。

 精霊の魔法も原則は同じですが、精霊の場合は扱える数字が人や魔族に比べて大きくなると考えられます。

 光と闇はバランスよく、全ての属性が同じ場合、光か闇となりますが、そもそも人そのものがアンバランスなものであり、全ての属性をバランスよく扱うことは、普通の人間にはできません。生まれ持っての性質のようなものであるべきだと考えます。(そのため星族は感情面が希薄である)

 この世界では魔法も可視です。魔法は人の魂のエネルギーであり、魂のレベルは生まれ変わっても下がることはありません。だから主要キャラクターたちは生まれ変わっても同じ魔法を扱います。

 人のレベルは100までです。稀に100を越える人も存在するけれど、100を越えると精霊となります。ですが、レベルが上がるにつれて転生のサイクルも長くなるために精霊の数は必然的に人よりも少なくなります。

 魔物は逆に60までとなります。人間が生み出す魔物は魔性の生き物なので魂のレベルアップはありません。魔物も魔法を使うことができるが、それは魔物は人が手放した魂の一部のようなもので、人に比較してもかなり不完全な偏った生き物となり、一部の強い感情だけで存在しています。生きているわけではないので魔法そのものの持つ感情面が形となったものと捉えます。


(火の魔法)

 熱をコントロールする。人間の感情では情熱や感動、怒りと大きく関わる。


(水の魔法)

 あらゆる生命の源ともいえる魔法。感情そのものをコントロールする。悲しみ、慈しみといった感情にかかわる。


(土の魔法)

 大地そのものの持つ魔力。安定や落ち着きといった感情と関わる。


(風の魔法)

 変化の魔法。あらゆるものに巡る動き、そのものの魔法。寛大な広い心や、順応性、好奇心といった感情にかかわる。


(空の魔法)

 空間そのものの魔法。安定、創造、自由、自在といった感情にかかわる。他の魔法との併用や相性がいい。


(光の魔法)

 上記5つの魔法をバランスよく使うポジティブサイドの魔法。すべての魔法の素質を持つ。


(闇の魔法)

 基本は光の魔法と同じだが、ネガティブサイドの魔法。


●星族の補填説明

 全ての星族が光の魔法を使う。その強弱は人に依る。特に強い者が『尤異(ゆうい)』とされる。下位の尤異は結界の維持・管理を主に行い、上位の尤異は星族の拠点で下位の教育や星族全体の様々な決めごとを行う。魔力の低い星族は、各国への通達を行う者、掃除や子供の世話をする者など、様々な役をあたえられている。

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