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ゆるい短編

引き取り屋さん

作者: 閑古鳥

やあ、こんにちは。

いやいや不審者だなんて酷いなぁ。キミを助けてあげようと思って声をかけたのに。

胡散臭いって?まあそれはそうなんだけどさ。うーん……その後ろにいるソレ。ソレに関する話なんだけど?

ん?ボクが誰かって?それはキミには関係ない事だ。ただボクはソレが気になっただけ。随分酷いモノに憑かれてるなぁと思ってね。

これをどうにかできるかって?そりゃあそうじゃないなら声なんてかけないさ。

あ、やっぱり知りたいんだね。じゃあ教えてあげようか。

引き取り屋って知ってるかい?

知らない?まあ知ってたらこんなことにはなってないか。

ふふ。その引き取り屋はね呪いでも悪霊でも何でも引き取ってくれるらしいよ。

姿は幼い少女と言う人もいれば大人の女性と言う人もいて女子学生だと言う人もいる。ただ女性だと言うことは共通しているからきっとそれは正しいんだろうね。

じゃあどうやって探すのかって?探す必要なんてないのさ。引き取り屋さん引き取り屋さんいらしてください。私のモノを引き取りに。私のコレを引き取りに。誰も居ない静かな場所でそう唱えればいい。そうすれば彼女は現れる。

まあ一度試してみるといい。ウソでもなんでも試したいほど切羽詰っているんだろう?

ああ、早く試したくてうずうずしているね。早く行くといい。このあたりなら人気のない場所を探すのは簡単だろうから。

ああ、そうだ。一つ言う事を忘れていた。できればキミは彼女の姿を見ない方がいい。

なぜかって?本当にそれを聞きたいかい?

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