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扉をたたくのは、まだ幼い子供たちでした。探検に来た子供たちを、悪魔達は先ほどと同じ様におもてなしをしていると、今度は悪魔達にどこからともなく声がしました。大きな悪魔は空のほうを眺めたあと、菓子を持たせて御屋敷から子供たちを帰らせました。




「ほら、君も帰りなさい」




椅子にそっと腰掛け菓子を手に取る女の子が、なかなか帰ろうとしませんでした。悪魔達を前に、帰ろうとしない人が初めてだったこともあり、

大きな悪魔はどうしようかと悩みました。




「帰っても誰も居ないもの。お父さんもお母さんも、仕事で帰りは遅いの」

「…まあ、ゆっくりしていきなされ。人が食べられる物は、その菓子しかないがね」





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