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そんな声に、一人が持っていたお金を放り投げました。それを見た周りの人々も、次々にお金をぶちまけて行きました。
「金などいらぬ。粗末に扱うでない」
そんな様子に壁の絵画からは、笑い声が響きます。お代を求める声も止みません。そしていつまでも、扉へはたどり着きませんでした。そこへどこからともなく包丁や釘、鋭利なモノが飛んできます。
逃げ惑う人々に刺さり切りつけ、さらには包帯や布が降ってきたことで、
人々は互いに転げ踏まれされました。転んだ拍子に包丁や釘は突き刺さり歯は折れ、流れる血に布がへばりつく様に、悪魔達の笑い声が響きます。