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第七話 入学式と・・・

あれから数日たちました。

今日はこの学園の入学式です。

この数日の間には大きな出来事が二つありました。


1つめ、真貴ちゃんが私の恋人になりました。

これはとても重要なことなので、またあとでじっくりとお話しします。


2つめ、私の借金が1,000,000Pを切りました。

どうやってそんなに稼いだのかって?

まずはそこからお話ししましょう。




私と真貴ちゃんは、『近くの森』の奥地で魔物退治をすることにしました。

前に学生課のお姉さんが『森の奥には強い魔物がいるので入らないでください』といっていました。つまり、奥には強い魔物が出るので、たくさんお金が稼げるということです。


近くの森の奥にいたのは『ハニーベアー』という熊型の魔物や『ニードルビークイーン』という『ニードルビー』のボス的な魔物、そして、『地竜』なんていう森の主がいました。


えぇ、『地竜』が出た時は生きた心地がしませんでしたよ。

『地竜』は空を飛べない竜の総称で、いわゆる恐竜みたいな魔物です。

比較的竜の中では弱いとはいえ、竜ですからね、私は棒立ちになってしまいました。

けれど、そんな『地竜』を真貴ちゃんは巨大な鎌でバラバラに切り刻み、あっさり瞬殺しました。

真貴ちゃんはいったいどれだけ強いのでしょうか?

惚れ直しました♪



そんなこんなで、大体一日100,000Pほどの稼ぎができ、残りの借金は


-715,900P


になったのです。


あ、そうそう、その間もちゃんと魔法の練習もしていて『無詠唱魔法』も習得しました。

真貴ちゃんは呆れた顔をしていましたけどね。




そして、最も大事なことです。

そう、真貴ちゃんが私の恋人になったことです!!


あれは、昨日の夜のことでした。

何時ものようにお風呂で真貴ちゃんに体を洗ってもらった後、ベッドに入り、お休みのキスをした時です

真貴ちゃんが唐突に私に聞きました。


「リタは・・・本当に私のことが好きなんですか?」

「もちろんです!!」


私は即答します。


「リタ、私は今、真面目に話しています。もう少し真剣に答えてください」


どうも、いつもと真貴ちゃんの雰囲気が違います。


「真貴ちゃん・・・急にどうしたの?」

「リタは・・・キスをしたり、お風呂で私に洗われたり・・・その・・・時々ペロペロしてきますけど・・・私のどこがいいのですか?」


真貴ちゃんが少し顔を赤らめて私に聞きます。


というか、ペロペロしてたことがばれてました!!

夜寝てる時や、朝早く起きた時しかしてなかったのに!!

っと、今はそうじゃないですね。


「初めは、かわいいなぁ・・・というか私の好みど真ん中で、こんな子が私の恋人ならなぁって思うくらいでした。あ、この時に私も自分の趣味が百合ってことに気づいたんですけどね」


私も真面目に答えます。


「けど、真貴ちゃんは優しい・・・私は真貴ちゃんにキスしたりだとか、体を洗ってもらったりだとか・・・恥ずかしがってるのを知ってるのに、つい我慢が出来なくて・・・だけど、真貴ちゃんはちゃんと私に魔法を教えてくれるし、私が危ないときも助けてくれました。だから、私は今、真貴ちゃんのことがすごく大好きです!!」


うわ~~~なにこれ、真面目に話すのってこんなに恥ずかしいの?

きっと私の顔真っ赤だよ~~。


「リタ・・・私、そんなに優しくないです。魔法のことは私にも事情がありましたし、危ないときって言っても、本当はリタならあれくらい問題ないんです。だから・・・」

「真貴ちゃん。それでも私はうれしかったんです。何か事情があったとか、本当は大丈夫だったとか、そんなの関係ありません。それに、惚れた弱みかな・・・真貴ちゃんが私にしてくれることはなんだって嬉しいんです♪」


私が答えると、真貴ちゃんの瞳が少し濡れてきました。


「リタ・・・私リタのことが好きになりました・・・いえ好きです。初めはキスされたりだとか、ペロペロされたりだとか・・・やめてほしいと思いました。フォーストキスも奪われましたし」


う・・・ファーストキスのことは素直に謝るしかないです。


「けど、やめてほしいと思いながらも、決して嫌だとは思わなかったんです。それに、今まで私とこんなに親密にしてくれた人はいませんでした・・・まぁ、死神なんてしてたから、当たり前なのかもしれないですけどね」


真貴ちゃんが胸の内を私に話してくれます。


「最近気づいたんです。リタといると、楽しいんです。リタといると幸せな気持ちになるんです。ずっと一緒にいたいと思ってしまうんです」


そして、真貴ちゃんが真剣な目で私を見つめます。


「ねぇリタ、私の恋人になってくれませんか?」

「はい、いいですよ。私の方こそお願いします。真貴ちゃん、私の恋人になってください」

「はい、リタ大好きです」


私たちは、自然に抱き合うと、どちらからともなく、キスを交わします。

それも、今までのような軽い物ではなく、濃厚で、とても甘い深い深いキスです。

私と真貴ちゃんはその夜、ずっとキスをしていました。




朝、目が覚めると、私の隣には真貴ちゃんが幸せそうな顔をして眠っています。

昨日のことは、夢ではなかったのですね。

なぜなら、いまだに私の唇には真貴ちゃんの唇の感触が残っているからです。

私はそっと、真貴ちゃんに口づけします。


「う、うぅぅ~~ん」


真貴ちゃんがかわいい声を出して身じろぎします。


これは・・・もう辛抱が溜まりません!!


私は、真貴ちゃんの頬や首筋、鎖骨に何度もキスをして、さらに鎖骨から首筋、そして耳の裏へとペロペロしていきます。


「リタ、何してるんですか?」


私がペロペロに夢中になっていたら、いつの間にか真貴ちゃんが起きていました。

これは・・・ちょっとまずいでしょうか?

少し調子に乗ってペロペロしすぎました。

『やっぱり恋人やめます』とか言われたらどうしましょう。


「一人で楽しむなんてずるいですよ♪」


真貴ちゃんはそう言って私の唇を塞ぎました。


ん、んん~~ん♪


「真貴ちゃん、大好きです♪」

「リタ、私も大好きです♪」


しばらくの間、私と真貴ちゃんはキスをしたり、ペロペロしたりと、いちゃいちゃしていました。

それに、私がお願いしたら、真貴ちゃんも私をペロペロしてくれたんですよ?

顔を赤くして、私をペロペロする真貴ちゃんは世界で一番かわいいです♪




真貴ちゃんとイチャイチャした後、入学式の準備をして、私たちは大食堂で朝食にします。

今日は奮発して『恋人モーニング』二つセットでお値段銀貨3枚(3,000P)を食べることにします。

オレンジジュースの入った少し大きめのコップにハート形のストローが二つ。少し大きめの箱に真ん中にはごはん、その両脇に同じ内容のおかずがあります。


私と真貴ちゃんはストローをくるくる回しながらオレンジジュースを飲み。お互いにあ~~んをしながらご飯を食べます。


周りの目?

それがどうかしましたか?

たとえ変人に思われても、この幸せな時間には変えられません♪




さて、ついに入学式です。

私と真貴ちゃんが校舎に着くと、すでにクラス分けが張り出されており、かなり混雑していました。


え~~と・・・全部で23組、新入生数900人ですか・・・。

ちょっと多すぎではないでしょうか?

しかも、この中から自分の名前を探すんですか?

人で前も見えないですし・・・ちょっと無理がありませんか?


「リタ、リタ、ありましたよ。1年12組です」


私が悩んでいると、真貴ちゃんが見つけてきてくれました。

さすが真貴ちゃん。

最高の恋人です♪



真貴ちゃんのおかげで、すんなりと教室が判明した私ですが、やっぱりというか、まだ生徒はほとんど教室に来ていませんでした。

もうあまり時間がないのですが、大丈夫なんでしょうか?


大丈夫ではありませんでした。

結局先生が教室に入ってきたとき、席はまだ半分しか埋まっていませんでした。


しかし、先生は気にした様子もなく、今いる人たちを廊下に並べて、そのまま講堂に向かいました。

これは毎年のことなのでしょうか?

それなら、改善すればいいのに、何気にひどいですね。


まぁ、講堂では輝く頭をした校長が現れ、伝説の睡眠魔法『校長のお話』を使われたので、ずっと寝ていましたけどね。

ちなみに、隣の椅子が開いていたので、そこに座った真貴ちゃんの方にもたれかかって寝ていました。

真貴ちゃんからは相変わらずいい匂いがしました。




私たちが教室に戻ると、残りの生徒たちも来ていて、教室で待っていました。(まだ3人ほど迷子になっていて、来ていないそうですけど)


「よし、今日は授業もね~からこれで解散だ。また明日な」


しかし、先生はそういうと、さっさと教室を出て行ってしまいました。

これが入学式なのでしょうか?

なんだか思っていたのと違います。




まぁ、入学式もこれで終わりのようなので、寮長さんや学生課のお姉さんにあいさつして、また少しお金を稼ぎに行くとしましょうかね。

そうと決まれば善は急げです。




私はまず、寮長さんにあいさつします。


「寮長さん、無事入学できました。これからもよろしくお願いします」

「おや、いまどき珍しく礼儀正しい子だね。確かリタちゃんだったね、こちらこそよろしく頼むよ」


私があいさつすると、寮長さんが名前で呼んでくれました。

そういえば、今までは『お嬢ちゃん』としか呼ばれていませんでしたね。

仲良くなれたみたいで少しうれしいです。


次は学生課ですね。




「お姉さん、無事入学しました。これからもよろしくお願いします」

「あら、入学おめでとう。こちらこそよろしくね」


まずはお姉さんにあいさつし、次は最近日課になった依頼探しです。

まぁ、フリー依頼ばかりやっていて、ほとんど受けてたことはないんですけどね。


「あ、リタさん。少しいい?」


私が依頼を眺めていると、珍しくお姉さんの方から話しかけてきました。


「はい、なんでしょう?」

「実はね、この依頼なんだけど、期日が入学式までなのに、いまだに残っていて、少し困ってるの。リタさんやってくれない?」


そういってお姉さんが見せてくれた依頼書は


『ランクD 学園の近くで繁殖してしまった『角うさぎ』の退治 期日はできるだけ早く 報酬は銀貨50枚(50,000P)』


と書かれていました。


ん~~50,000Pですか。

それなら何時ものフリー依頼をやった方が効率いいです。

でも、お姉さんも困っているようですし・・・どうしましょうか・・・。


「実をいうと、この依頼、『角うさぎ』が増えすぎちゃって、受けてもすぐキャンセルされちゃうのよ。だから、もし受けてくれるなら、私からちょっとした報酬を付けてあげるわ」

「報酬?」

「そ、金銭ではないけどね。それは受けてからのお楽しみ」


そういうことなら仕方ないですね。

いつもお世話になっているお姉さんの頼みです。


「わかりました。やってみます」

「リタさん、ありがとう♪」




そういうことで、依頼の場所まで来てみたのですが・・・・・。

ウサギウサギウサギウサギウサギ、どこを見ても『角うさぎ』ばかりです。

これ、1000匹くらいいません?

みんなキャンセルするわけです。


「これは・・・なかなか見れない光景ですね」


真貴ちゃんも少し驚いているようです。


「真貴ちゃん、どうしましょう?少し強力な魔法で殲滅しちゃったほうがいいかな?」

「そうですね。それがいいと思います。今のリタなら中級魔法くらいなら十分制御できると思いますから、いい機会です、試してみましょう」


私は、魔力をいつもより多めに入れて『少し強力な魔法』を使うことを提案したのですが、真貴ちゃんはいつも使う魔法(低級魔法)より強力な魔法(中級魔法)を使うと勘違いしたみたいです。

でも、間違いを指摘なんてできません。

できたばかりの彼女にいいところを見せるチャンスでもあります。

やってみましょう。


「空に轟く雷よ

 

 数多の光となりて

 

 我が敵を蹂躙せよ

 

 ディフュージョンサンダー!!」


私が魔法を唱えると、数十本の雷が『角うさぎ』達に襲い掛かります。


・・・・・少しやりすぎたかもしれません。

この魔法は本来数本の雷を落とすだけの魔法なんですが、数が普通よりちょっと多いみたいです。


『角うさぎ』の八割がたが光になって消え、ちょっと眩しいです。

残りもしびれて動けなくなっていたので、真貴ちゃんと一緒に軽く殲滅しました。

それより、『素材』の回収が大変です。




『素材』の回収を終え、学生課に戻った私は、さっそくお姉さんに報告します。

お姉さんはまさか一日で達成できるとは思っていなかったらしく、すごく驚いていました。

まぁ、学生証には倒した数が837匹とか書いてありますからね、無理もないです。

・・・・・1000匹はいなかったようですね。


「リタさん、お疲れ様、これが報酬ね。少し色を付けておいたわ」


そういってお姉さんが返してくれた学生証には


-646,500P


と書かれていました。


・・・・・これではあまり実感がわきませんね。

えっと・・・70,000Pくらいの稼ぎでしょうか?


「それと、リタさんは『戦闘ランクC』『信用ランクD』に上げておいたわ。これからもがんばってね」

「はい♪」


これでまた受けれる依頼が増えますね♪


「あと、これは私からの報酬、『武器引換券』よ。貴族が使うような高級品はだめだけど、それなりの値段のものまでは交換してくれるわ」

「ありがとうございます」

「いいのよ、また何かあったらお願いするわね」




学生課を出た私は、さっそく購買棟にいくことにします。

もちろん武器を買う(交換する)ためですよ。


さて、どれにしましょうか?

やっぱり私は魔法がメインなので杖ですかね?


武器屋に入った私は、まず杖を見ることにします。

木の杖、鉄の杖、水晶の杖、色々ありますね。

あ、この宝石でできた杖はだめですね。

貴族御用達です。


(リタ、リタ)


私が杖を見ていると、真貴ちゃんが『念話』で私を呼びました。


(真貴ちゃん、なんですか?)


あ、こうしてるとなんかデートみたいです♪


(リタには杖は必要ないですよ?)

(え?どういうこと?)

(杖って言うのは魔法の補助なんです。つまり、魔力の底上げや制御の補佐をするものなんです。だから、魔力がたくさんあって、最近は制御も十分できるようになったリタには必要のない物なんですよ)


なにやら、真貴ちゃんにすごく褒められています。

ここが武器屋でなかったら抱きしめてますね。


(ん~~それならどうしましょう。やっぱり剣がいいかな?)

(そうですね。それがいいと思います。種類としては魔法耐性の高い物がいいですね、リタなら魔法剣士のスタイルがあってると思います)

(魔法剣士・・・いいですね。それすごくいいです♪)


魔法耐性のある剣はっと・・・どれどれ。


(ふふ、実はよさそうな物、もう見つけてあるんです)


真貴ちゃんはそう言って、一本の赤い刀身をした、少し小さめの剣を見せてくれました。



レッドキャンパス

切れ味はないが、物理、魔法の両耐久性に優れ、魔法剣として使うのに最適です。

魔力をまとうことにより、切れ味がまし、使う方によってはそこらの名剣よりもよく切れます。



(この剣はいいですね。さすが真貴ちゃんです。ありがとう♪)

(ふふ、リタのためですもの♪)


真貴ちゃんがすごくかわいいです!!

これが恋人の特権というものですか!?

萌死にそうです。


私はその剣、『レッドキャンパス』と『武器引換券』を持ってカウンターにいる武器屋のおじさんに渡します。


「おぅ、嬢ちゃん、まだ学園も始まったばっかりなのにこの引換券を持ってくるとはすごいじゃねえか」

「は、はぁ・・・・・」


うぅ・・・やっぱり男の人はどうも苦手です。

特にこういうごつい人とか・・・・・ブタ君よりは全然ましですけど。


「この剣の値段だと引換券じゃぁ、ちっと厳しいんだが、今回は引換一番乗りってことで特別に交換してやろうじゃないか。嬢ちゃん、これからもがんばれよ」

「あ、ありがとうございます?」


どうやら、このおじさんはいい人なのかもしれません。

がさつですけど。


「いいてことよ、学生課の姉ちゃんには俺も世話になってるからな」

「え?」

「ん?どうした?」

「いえ、なんでそれが学生課のお姉さんから貰ったものだと知ってるかと思いまして」

「あぁ、そのことか、よくこの引換券見てみな、学生課の姉ちゃんの名前が入ってるだろ、それに、これを渡すのは学園からの緊急依頼を達成したときだけしな」


そういえば・・・私、学生課のお姉さんの名前知りませんでした。

ミーネ=シィ=クラエンスですか、覚えました。




外に出ると、もう空が赤くなっていたので、大食堂で夕食を食べ、寮に戻りました。


「リタ、おかえりなさい、ちゅっ」


部屋に入ると、真貴ちゃんが私の頬にキスをしてくれました。


「真貴ちゃん、ただいま、ちゅっ」


少し驚きましたが、私もお返のキスをします。


「リタ、今日はお風呂で、私の前も洗わせてあげます」


そして、真貴ちゃんは顔を赤くしながら、私の耳元でそうささやきました。


「うん、綺麗にしてあげるね」


私の顔もきっと真っ赤です。






最後に、真貴ちゃんの体は触るとスベスベしていてとても気持ちがよく、小さい胸はすごく柔らかかったです♪


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