さようなら人生初めまして猫ライフ
短めです
「貴方に人間を止める覚悟は有るかしら?」
「人間を…止める?…どういうことだ?」
「フフッ…そのままよ…貴方には私の眷属になってもらうわ…」
「………どうなるんだ…?」
「フフッ…そうね…貴方の人間としての体は魔力に変換されて再び体に再構築されるわ…貴方の心によって体の形は変わるわよ…悪魔みたいな化け物になるかもしれないし魔力を持ったまま人間の形になったり獣や虫になるかもね…」
「そうしたら…出れるのか?…」
「フフッ…えぇ…人間の何倍もの魔力と力を持つことになるわね…そうしたらこんな壁破壊して外に行けるわ…」
「……………っ…!…………やる…!」
「フフッ…そうならとめないわ…そうね貴方の名前を教えて」
「…黒崎…相馬だ!!」
「フフッ…ならいくわよ……」
「……暗闇を照らす紅い月よ、我が名は月の女神エミリア、彼の者に夜と闇の祝福を、ソーマ…汝に月の光の加護を、与えん。」
俺は人間を止めるぞ!!ジ○ジ○ー!!なんて、冗談もたまには言いますよ…あ、思っただけか。
なんて考えていると、温かい光が体に満ちてきた
体が熱い…でもなぜだか心地よい…あぁ……
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「にゃ………にゃっ!?」
にゃ!?なんだそりゃ!!
そうだ俺はどうなったんだ!?
手を見る、艶やかな黒い毛並み…肉球…爪……
猫?
「フフッ…あらかわいい…黒猫になったのね…」
「にゃっ!!にゃー!にゃんっ!?」
ちょっ!!これ!喋れない!?」
「フフッ…落ち着いて…人の言葉は喋れるはずよ…貴方はただの猫じゃない…赤い目を持った新しい聖獣の誕生ね…」
「にゃっ…にゃ…にー…あーっ…よしっ…大丈夫!女神様!これでここから出れるのか?」
「フフッ…えぇ…出れるわ…そうね…これは餞別よ持っていきなさい…」
女神様が手をかざすと牢屋に光が満ちその光は徐々に集まるとおれの首に巻き付き、首輪になった
「フフッ…それは貴方の武器になる、強くなりなさい…強くなれば人にだって戻れるはずだから…」
人に…また戻れる…か
「フフッ…さぁ貴方には魔力がある…力をイメージして」
魔力…誰にも捕らわれない強さ…力を…!
「フフッ良くできました…あとは目の前の邪魔な壁を壊して外の世界に旅立ちなさい…貴方なら出来るわ…!」
俺は…自由に…外にっ…!
「うにゃぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
ドカァァァァァアン!!
魔力の籠った猫の爪は吸収の魔法ごと牢屋の壁を破壊した。
「ありがとうございます、女神様。」
「フフッ…えぇ…貴方に月の光の加護があらんことを…」
俺は壁に開けた穴から外に飛び出した。
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身体強化魔法を覚えました
破蹴を覚えました
月の女神の加護を獲ました
神級武器????を装備しました
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黒崎相馬
種族・聖獣ルナキャット
Lv1
ステータス
HP200 MP100
筋力150
防御力100
俊敏200
魔力50
魔法制御30
魔法抵抗100
アクティブスキル
new!・身体強化魔法
new!・破蹴
パッシブスキル
new!・月の女神の加護
装備
new!・神級武器?????
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