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月明かりの下で
グジュグジュグジュグジュ・・・・ジュージュージュー
「あ。あ。あ。」
[あ。]しか言わないやつがいた。俺はそいつに近づいた。背は・・・俺のひざより下か。
「あ。あ。」
「おい。これみたら。どうなるかわかってんだろうな?」
「あ。あ。あ。」
「おい。きいてんのか?」
「あ。ミーちゃん。ここにいた。」
俺の前に俺と同じぐらいの背のやつがきた。月明かりがひざぐらいのやつを照らす。そしてさっきのやつが[ミーちゃん]の近くにきた。
「ミーちゃん。あら。あなたは?血だらけ・・・怪我しているの?手当てしてあげる。」
そういってそいつは俺の手を引いて屋根のある場所につれて来た。
「ここは?」
「私の家よ。今私しかいないから。」
今の家では珍しく大きく暖かく豪華だった。
「私はかずき、っていうの。あなたは?」
「お、俺?俺はダタカミだ。」
「あら。変な名前。あらそうだ。けがは?」
「大丈夫だ。じゃぁな。俺は帰る。」
「待って。おいていかないで。一緒に遊びましょう?ね?」




