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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

狂犬いえいえ、忠犬ですよ。

作者:sirosugi
 王太子妃 レグナ・フェルグランド様。辺境伯である両親の素質を受け継いだ才色兼備の令嬢は、10歳という若さで、「黒真珠」と呼ばれる、それはそれは美しい姫君でした。
 しかし、その大人しい性格と若さ故に、周囲の令嬢たちや貴族たちからは若干侮られることもあり、王太子との結婚には様々な困難がありました。
 血が近すぎること、縁起の悪い黒髪と黒い瞳であることであること、無愛想で社交性に難があること、出自が田舎の辺境伯であること。婚約者である王太子の覚えがよろしくないこと。
 口がさない様々な噂や貴族たちの嫌がらせが蔓延る魔窟となる王城。いずれはそんな場所へと嫁ぐ運命であるレグナ嬢であったが、本人はいたって気にしない。
「お嬢様の敵はすべて、駆除いたします。」
 なぜなら彼女には最高の友人であり、最強の保護者がいるからだ。
「フェイ、やりすぎないように。」
「お任せください。」
 溜息とともに諫めるが、フェイラルド・テスタロッサは慎ましく微笑みながらも、主であるレグナ嬢の困難を排除していく。
 愛すべき主のためなら、貴族の姦計も凶作も打ち破るし、伝説級の魔物だって切り捨てる。そんな彼女のことを知る人間は恐怖とあざけりを込めて「狂犬」と呼ぶ。
 が、主従も家族も気にしない。守るべき宝であるレグナ嬢の心の安寧のために、狂犬と呼ばれる忠犬はその力を振るうのだった。
 
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