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時間の置き場(制作途中です)

作者: さめすーん

始めに、こちらの作品は未完成です。

小説のようなものを書くのは初めてなので、おもしろいか、読みやすいかはわかりません!

それを踏まえて見てみてください。

 ある日、男はこう言ったそうだ。「人生はくだらない絵本のようなものだ」と。人との出会いは誰かが描いていて、人との別れは、その人らの関係に飽きた誰かが破り捨てて、無かった事にしてしまう。だから人生はくだらない。全ては決められていることなのに、その出来事に一喜一憂するんだ…

東京は錦糸町のバー。男は言葉を続ける。


 ここは人生の分岐点に立つ人がなぜか行き着くバー燕子花(かきつばた)バーらしくもない名前とは打って変わって、店内はよくあるバーとなんら違いはなく、店内はお洒落なベースサウンドが優しく包み込むように流れており、ありがちな寡黙のマスターが、お客様に合ったカクテルを作り提供する、少し変わったバーである。

ただ、この店で出てくるカクテルは全てマスターのオリジナル、そのお客様にのみ提供される一品もの。

ここに来るお客様は、少し訳アリ、人生の分岐点に立っている人、つらい経験をし、生きる意味を見出せない方などが用もなく錦糸町に着き、なぜかここにたどり着くとされる謎のバー。

今日はどんなお客様が来店しているのか。


 数分前に一人の男が来店した。

それはこの物語の最初に出てきた彼だ。

男はゆっくりと扉を開け、店内を見渡しながら入店し、席に着いた。

「あの…こういったお店に初めて来たもんで、ビールとかはないですよね?もちろん」男は腰を丸めて心細そうにマスターに話しかける。

「そうですね…うちで提供しているのはすべてそのお客様に合ったカクテルになります。味が気に入らなければお代はいりませんので少々お待ちを」そういうとマスターはカウンターから出て、店のカギをかけに行った。

「え、なにしてるんですか?」男はヤバい店に入ったと思い焦る「大丈夫です。うちは一人ずつ接客させていただいているもので」男はその言葉に不安を感じながら最初の一杯を待った。

少しするとマスターが名も知らぬカクテルを出してきた。

「お待たせしマスター」マスターの唯一のギャグを静寂が包み込み、男がグラスに手をかけた時「お客様、あなたへの一杯はアルコールを含みませんので一口でお飲みください」男は言われた通りに一口でそれを飲み干した。

「美味しい…」先ほどまで強張っていた表情が和らぎ、男は同じのを注文する「かしこまりマスター」お気づきだろうがふざけた物語ではない。

男は二敗目を飲み干し、マスターに話し始めた。

「最近良いことがなかった。なんだか元気が出る気がするこの一杯に出会えたことが久々の良いことです」男は空のグラスをなぞりながらおもむろに語り始めた「実は私ね、今日会社辞めてきたんです。

なんか上手くいかないことばかりで疲れてしまって、もっと言うならいっそ死んじゃおうかなって思うくらいには最悪で…」少し眉間にしわが寄り、目は涙ぐんでいる。

マスターがこう言った「私にはあなたのような苦悩はありませんが、嫌になる時はありますよ。

同情ならいらない、そう男の表情は言っていた。

「突然ですがお客様にとって人生ってなんだと思いますか」マスターは男に尋ね、男は答えた「そうですね…くだらない絵本のようなものだと思ってます」人との出会いは誰かが描いていて、人との別れは、その人らの関係に飽きた誰かが破り捨てて、無かった事にしてしまう。

だから人生はくだらない。全ては決められていることなのに、その出来事に一喜一憂するんだ…おとこはそう語り終えた後ある話をしてきた。

「嫁をね、亡くしたんですよ、余命三か月の宣告を受けた彼女は二週間前に俺を置いて死んじまったんですよ」男はそれまでの幸せだった事や口喧嘩したことなどを、話した。

「今の私ができたのは彼女のお陰で、けど私は、自分の物語を書いてる作者に飽きられたんですよ」男の堪えていた涙がこぼれた。「時間は戻せませんが、過去を見るできるとしたら…どうしますか?」マスターは男に尋ねた。

「ふっそんなことが出来るなら彼女の人生を見てみたいですよ」男がそう言うとマスターはカウンターを出て男の隣に座った。

「いってらしゃい」マスターが指を鳴らすとさっきまでバーにいたはずなのに東京スカイツリーの展望デッキにいた「え!ど、どういうこったこれ!あれ?」そこには数年前の自分がいた。

「あれは…私だよな…ここには一度しか来たことがない…てことは…」過去の自分のもとへ来とりの女性が近寄ってくる。

「ごめんごめん、お待たせ!高いところでトイレしてるって考えてたらなんか楽しくなっちゃって」そう、そこにいたのは自分の奥さんだった。

「〇×〇□△」過去の自分と思われる男と話しているが、男の声は聞こえず彼女の声しか聞こえない。

男は夢なんじゃないかと思い頬をつねると痛かった。男が過去にいるのかもしれないと信じ始めると、昔の自分の声が徐々に聞こえ始めた。

その時「あなたと僕が生きる時間は実際に流れている時間より早く感じて、あっという間に終わってしまうかもしれない。だから、一つ一つの時間を大切にしたい。でも一人じゃ楽しめないから僕のその時間に君がいてほしい」日が沈むのを眺めながら彼女にそう言った。

彼女の方を見ると、なにかを堪えてくしゃくしゃの顔で日が沈むのを眺めていた。

彼女は震えた声で「私も…あなたと見たいもの、やりたいこと、食べたいもの…いっぱいあるんだ…私も、私の過ごす時間をあなたにいてほしい」堪えきれずに泣き始めたのは男の方だった。

どうしてあなたが泣くのよとさっきまでくしゃくしゃの顔をしてた彼女が笑顔になり、おそらくこの日の二人は世界で最高の幸せ者になった。

そんな二人を見て男は先程の彼女のような表情を浮かべていた。

そんな感じで書こうとしたけど途中で終わってるので、続きが気になる!面白い!とか教えていただけると嬉しいです。

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