第66話 実装されたユニークスキル
海の遊歩道を渡り、メインの海底都市に着いた俺とチェリス。前回と比べて、とても賑わっていた。
『ねぇ知ってる? この前のアップデート』
見知らぬプレイヤーが話をしている。相手は友人だろうか? アップデートがあったのは、初耳だ。
『たしか……、ゆにーくすきる? だっけ? よくわかんないや……』
ん? どこかで聞いたような……。気のせいかな? よく思い出してみると、それはシステム外の方だった。
ユニークだから一人だけ。名前でだいたいわかる。でも、どういうスキルなのだろうか?
「あんた、気になってるようね。アタシも一つや二つ欲しいもの……。知らせによると、ステータスが関係してるみたいだわ」
「ステータス……。そういや、最近見てないや……」
そう思い、ステータスをひらいてみる。この前見た内容は忘れてしまったが……。
プレイヤー名:アレン
レベル:85780 ジョブ:剣士
HP:3,500 (オートロック)
攻撃力:-975,782,630
防御力:-958,702,560
魔法攻撃力:-938,472,550
魔法防御力:-917,682,430
ルグアと同じくらい低くなっていた。ってか、レベルアップすんの早すぎだろ⁈ どうすりゃここまでレベル上がるんだよ? 最高レベルいくつ? 99999なの?
「うわぁ……。あんたのレベル桁違いじゃない……。アタシはまだ25660なのよ?」
「お、俺に言われても……」
「でしょうね……。アタシ、海底神殿に用があるから、あんたも来てちょうだい」
「了解しやした」
ユニークスキルの条件と、下がり続けるステータス。これが連動しているとしたら……。
◇◇◇海底神殿◇◇◇
「うへぇ……。敵の数ヤバッ⁈ これ全部やるんすか?」
「それ以外になにかあるかしら?」
「で、ですよね……」
チェリスの付き添いで同行したが、どこを見ても、エネミーがごった返している。後方から迫るエネミーは、属性強化の範囲攻撃。近接型は剣閃で片付けいく。
都市を離れて5時間。ここのボスはどこへやら……。
――アレンがハイエストレベルに到達しました。
「えっ⁉ 俺がハイエストレベルに⁈ ハイエストだから……。最高レベルってこと?」
第十三層までしか攻略してないのに、あまりにも異常すぎる。
「もう……。規格外にも程度があるわよ‼」
「いや、規格外なのルグアっすよ?」
「違う。あんたのレベル増加スピードが規格外ってこと」
言われてみれば、その通りかもしれない。自分でも違和感を感じていたのだから。だが、システムアナウンス。
――ハイエストレベルでのレベルアップを確認。現在、レベル100,000。全プレイヤーに報告。
「「どいうこと?」」
疑問符を浮かべる二人。そして、最後に再生されたのは……。
――アレンが、特殊条件をコンプリートしました。ユニークスキル……を付与します。
(第67話に続く)




