表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リアゼノン・オンライン 〜レベルアップするとステータスの数値が減少するデスゲームで、特殊条件をクリアした俺は、ユニークスキル【レベルダウン】で最強を目指す  作者: 八ッ坂千鶴
第2章 (後編※ハイファンタジー)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

193/376

第2-74話 俺も冒険者なんすか⁉

午後の部開始!!!!


アレンの解読が役に立つ


※2022年5月19日 初期タイトルに変更しました

「ルグアだんちょー‼ ってえ? えぇーーー⁉ オーラでルグアだんちょーわかるっすけど、ち、ちっちゃくないっすか?」


 反応に困る。私の姿はゲーム内専用アバターではなく、現実世界でのノーマルな低身長。ちなみに148センチ。

 腕力等はゲーム内と同等らしい。それでも再会できてよかった。 


「こうして会うのは久しぶりだなアレン」

「そうっすね。それよりなんでちっちゃいんすか?」

「私にもわからん。けど気にするな。見た目と口調は合わないが……」

「可愛い少女ですもんね……」

「そうだな」


 これでアレンを助ける――自力で脱出していたが――ことができた。あとはみんなで元いた世界に戻ればいいだけ。

 戻ればいいのだが……。風魔に聞けばまだクロノが復活していないらしい。復活するまで数十年かかるそうだ。


「どうするか……」

「明理さん。この方は?」

「あえあその、あれ……」

「私の弟子のアレンだよ」

「でで、弟子ぃぃぃぃ‼ 俺弟子ってマジっすか団長‼」

「もちろん。公認扱いだし」

「その。普通の話し方で大丈夫っすよ? 団長?」

「そうなの? それじゃあそうしようかな?」


 これで口調を変える必要がなくなった。でも、ゲーム内では癖なので、もしかしたら変わるかもだけど。


 ――『えなづんーんなしせどーんなゆちらか』


「セイレーン来てたんだね」

「えーと、『えなづんーんなしせどーんなゆちらか』だから……。もしかして、俺がルグア団長の弟子ってことっすか?」


 ――『いあきえす』


「褒められた‼ ルグア団長‼」

「その。アレンどういうこと?」

「あ、説明しやす。セイレーンのあの言葉って、逆再生なんすよ」

「逆再生‼ そういうことだったんだね。なんか、初めてかも」

「どうしてなんすか? ルグア団長?」

「なんでもない‼」

「なんでもないって、だんちょー‼」



 ◇◇◇アレストロ城 ジルグ目線◇◇◇



「ルーア。ルーア聞いてるか?」

「んもうなんなのよジルグちゃん」


 夜分。寝ている最中の彼女を起こしたことに、わずかばかりの申し訳なさを覚える。自分の失態には何も言えない。

 暗夜の回廊。城内は凍てつくような静寂を保つ。かすかに流れる風は、肌の温度と差ほど変わらない。


「なによ急に起こすなんて、事件?」

「アレンが脱走した」

「アレンが……。もももジルグちゃん‼」

「私のミスだ。ついさっき知ったばかりでな」

「なにやってんのよ。ジルグちゃんったら‼ 彼は重要なのよ? もう~い~や~だ」

「書斎に連れて行ったのが、不味かったのだろう。読みふけっていたのも事実だ」


 アレンは本好きだった。そして、古代魔法の書物を解読していた。興味はない。文字は好みではない。

 加えて憎き弟も本好きだった。彼はこの世界には不要なガラクタ。彼のせいで一度は王の座を奪われかけている。

 彼の王の血はとても濃い。それが気に入らなかった。だからこそ憎んでいる。


「ならアタシも、弟さんをさらにいじめようかしら? どう? ジルグちゃん?」

「毎回名を呼ぶなルーア」

「あらそう? 仕方ないわね」

「残りは任せる」



 ◇◇◇風の街ラノグロア アレン目線◇◇◇



「ここが……フォルテさんの……」

「しばらく観光することになったからね……。そうだ、まだ宿代払ってなかった。風魔。宿代いくら?」

「……。泊数から換算するに、3000ウェレス」

「それじゃあ、バレンお金見てもいいかな?」

「ほらよ‼」


 ルグア団長やっぱりかっこいい。あとバレンだったっけ? なんか顔がいやらしいけど、めちゃくちゃかっこいい。

 褒めたい。褒めたいよ。絶対俺よりかっこいいって‼ 最近自分の顔見てないけど。俺よりモテる‼

 それくらい顔立ちの良いバレンは、お金の入った巾着袋を、ルグアに向かって投げる。中身を覗くルグア。その中身は……。


「懐かしい。メリナ通貨が入ってる。今の価値からすると3枚で足りるかな?」

「知ってんのかよチビ。警戒している俺も悪ぃが……。どっから来たんだよ‼」


 バレンさん怖っ⁉ 口調ヤバッ‼ まだ団長の方が優しいよ。マジでそう思った。この人のオーラどんな人よりもパない。

 なぜなら、どの色にも属していない無色透明。オーロラのようなものは見えるけど、はっきりした色が存在しない。


「それじゃあ、3メリナでお願いします」

「承知した。預かっておく」

「ルグア。自分で行かないんすか?」

「まあね。これからクエスト攻略に行こうと思ってるし。あ、そうだ。ロム達の冒険者ランク〝D〟まで引き上げるそうです」

「冒険者ランク? ってなんすか?」

「今度教えてあげる。まずは。冒険者ランク〝D〟になると、〝C+〟クラスまで受注可能とのことです。それと……」

「それとなんすか?」

「アレンは最下ランクの〝F〟ランクスタートという形で成立しました」


 お、俺も冒険者なんの⁉ しかも最下位ランクからって‼ みんなと行動できるようになるには、〝D〟ランク以上に……。

 ってかどんなクエストすればいいんだよ‼ そもそも冒険者ランクってなんぞや? 教えてくだせぇ女神のルグア様ァァァ‼


「それでは、シュトラウトへ出発しましょう‼」

「だんちょー‼」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ