第2-15話 強力すぎる〝ルグア〟効果
「それで、どんなクエストなんすか?」
『たしかに、そちらが気になりますね。そもそも、クエストとはどういうものなのでしょうか?』
そこから? でも、リゲルは異世界から来たわけだし。知らないのも無理はない。けど、どう説明を……。とにかく、クエスト受注を……。
そんなこんなで受注したのは、第二十層の西にある遊園地での内容だった。詳しいことはわからない。まずは現場に向かわねば‼
「で、ここからどれくらいで着くん……」
「3日くらいだったと思うよ」
「みみ、3日⁉」
――『おいおい……。アレン大丈夫か?』
「この声って、ルグア?」
神出鬼没かつ心配性のドM彼女の声。つい最近、甲冑を買ってもらったばかりなのに、どこまで優しいのだろうか?
賑わうクエスト受付。次々と客が押し寄せてくる。ステータス減少という、全プレイヤーに対して不利なゲームなのに、みんな楽しそうだった。
それとにしても、レベルダウンなのに、レベルがなかなか下がらないんすけど‼ どれだけ経験値を集めないといけないんだよ‼
というのは置いておくとして、二十五日までに戻ってくるには、やっぱり高速移動で往復するしか……。
――『それしかないな……。私は見守ることしかできないが……』
「そういうルグアは?」
――『一括で全員を移動できるがどうした?』
「さすがっすね…………」
「ねぇねぇお兄ちゃん。誰と話してるの?」
「ルグアって人とだけど」
「『るるる、ルグア⁉』」
「そ、そうっすけど……」
〝ルグア〟という名前だけで、みるみる顔が青ざめていく少年達。一部の人は失神している。ルグアの威力高すぎるよ……。
いや、元々知名度が高いだけで、知名度が高いから有名で、その有名というのを俺が知らないだけだとしたら。その分俺の知名度も……。
待て待て待て、それって人使ってズルしようとしているだけじゃん‼ ズルして有名になれるのなら、とっくの昔に有名人だらけになってるって‼
「たた、たしかルグアと関係がある人はみんな強いとかって……」
「ライマン番長、オイラもそれ聞いた事が……」
「なんすかそれ?」
「ひ、日が暮れる前にクエストに、期待してマスカラ……、アレン隊長‼」
「たた、俺隊長ってマ?」
こうして、俺は六人の少年を順番に遊園地へ運ぶことになった。それも、その日のうちにという鬼テンポという……。なぜなら俺には時間がない。ルグアからの指導もあって、無事にクエスト発生場所に到着。
そこは、心霊スポットと言っても間違いではないくらいに朽ち果てた、不気味な遊園地だった。
【定期】
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