traintype
ギャグ走りながら考える。
俺は長生きが出来ない身だけどヘッドだけは助けなければいけない。
あの子はリング事件の際、ミスして紫の切符で列車に乗ってしまったからなぁ…目的地が分からなくなってしまったのだろう。
未だに彼女はそれを持っているのだろう。
「セットさん?最初ヘッドちゃんが言ってたもの此なの?」と紫の切符をつきつける。
「取り敢えずパスケースの中に入れとけ、ヘッドが言ってたのは黄色の切符」
「切符なら俺が持っていたよ」
不意打ちにマクロさんが列車から飛び出して来る。
「何だ。そんな物、皆持ってるぜ。幹、俺より遅っれってる」
動物達は奇怪な唸り声をあげている。
マクロさんは煩いのが嫌なようで耳を塞いでいる。
「イルカさんを1人にしたのはマクロ、確かお前だったな」
「いや?知らないなぁ」
セットは笑い出す。車掌帽を私の頭に乗せるとこう言い放った。
「おや?サイズがあってないようだ」
ふいに入口から紫のきっぷをヒラヒラさせながらイルカさんが目の前に立ちすくみながら。苦しそうな顔をする。
「ピンクの欠片が、先ほどの咆哮で粉々に砕けてしまったよなの。やはり偽物だったからかしら」
セットは少し考え込むと、ヤモリのブローチを私の鞄から取り外すと、
「これイルカさんにあげても良いか!?」
ニッコリと笑うとイルカさんはヤモリの宝石に本物を見つけた。
「それでいいのよ」




