24/36
traindshock
「コード、忘れたのか?それは傷ではないぞ」
ギャグは不安げにセットを見つめている。
「じゃあ、だれがつけた傷だ?まさかお前幹がそんなことするわけないだろう?」
連なった木々たちは動物たちを見下ろしている。
「私がやったのよ」
イルカさんが前に進み出てネックレスを外す、どうやらピンクの欠片が身体に影響をおよしているようだ。
イルカさんは首もとに傷がある。
「ハムスターたちはこれが嫌いかしら。コードあなた、どう思う?」
ギャグは聞き返す。
「エンジンは万全だけど何かがおかしいんだ。セットあんたの仕業だろう」
「そうだ。どちらかと言うと直列式にかえたいと言ったヘッドに文句を言うべきだよ」
動物達の気配がする。
先ずは象にハムスターが飛びかかる。
雨がふってくる。
ヘッドは傘を取りだし、ハムスターを軒下に集め、こう言った。
「やぁ、久しぶりだね。電力元達」
幹は唖然としている。
「私が来たかったのはこの場所じゃない!」
涙を浮かべる私にセットは車掌帽を被せる。
「…子供扱いしないでよね」
「そうか、悪かったな。気を付けるよ」




