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traincaptor
小田急が回航する。
電車が通過して、そこに乗っていたのは私の両親だった。
手を振っていた。
コードはブレスの忘れ形見の名前ノートを隠した。
この列車が憎くて仕方が無いのだろう。
ギャグはコードにお弁当を差し出しするコードは其を突っぱねる。
「欲しくないよ!!こんなもの!」
私はショックを受ける。
「コード!何故お前は俺の事を見下した目で見るのだ!?」
「ハムスターとお金があれば生きていけるもの!!」
「俺は仲間がああなったから泣いたりなんかしないぞ」
外の樹海の木々たちがざわめき始める。
動物達の目が光って暗闇からジッとこちらを見ている。
セットは私の学生証をパラパラと捲ると、3年、始めて私がこの列車を利用した日付をコードにつきつける。
コードはたじろく。
「でも…幹の両親は待ってくれて居るのだろう」
携帯電話があれば、両親と連絡できるはずだ。
セットは私に近づく、そして告げる。
「一体、お前はどうしてそんなに1人なのか!?」
汽笛が鳴り響く、どうやら着いたようだ。




