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客人  作者: 焔夢
地図と一枚の絵
20/36

trainline

全く人使いの荒い連中を乗せていると気苦労がたえない。

「これより停車致します。足元に注意して下車下さい」

定員100名の列車だからと言って、これだけ乗車人数が少ないと逆にブレーキもききにくくなるわ。

制御装置のレバーを統括制御にあわせると、古い列車の軋む音がきこえる、古きよきボールドオン。

イルカさんは駅でお出迎え。

「列車が着いたようだわ」

マクロは前方をキッと睨み付け、幹に向かってこう言った。

「下がっていろ」

幹は驚愕したようだ。

「ギャグ、セット、これは一体どういうこと!?」

イルカさんがハムスターの群れをセットの制御の掻い潜り散会させたようだ。

セットが告げる。

「リング事件で、居なくなったハムスターの群れだな…動物園が壊されて怒っているようだ…どうする!?ギャグ?」

「1両目から三両目まで、全てを俺の仲間を呼んで樹海にしてしまおう」

虫たちが6匹で1両に2匹ずつ極彩色のピンを打ち込む。

それが流枝となり車両全体を包む。

私は驚いて持ち物を落としてしまう。

ヤモリのブローチが仲間を呼ぶかのように光るとギャグは驚いて、

「おい、幹。なにをするんだ」

「私は何も…」

ヘッドは後ろから幹の肩を叩くと、被っていた車掌帽をは外すと、一匹の虫の目玉に似た、宝石を動物達に分け与える。

動物達は喜び、食いつくが、固くて食べれない事に気付く。

セットはコードから取り上げたノートの名前を指差すとこう告げた。

「幹の両親の名は、ギャグが葬り去った虫達の13匹の内の2匹だ。必死に助けようと思ったのだが…」

イルカさんは告げる。

「ヘッド、ギャグ、あなた。ここに来たことがあるわね」

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